もう人気ランキングに騙されない!フロアコーティング:グッドライフを実例としたブラックハットSEO不正操作批判

こんばんは。さすけです\(^o^)/

家づくりをする際、様々な評判や口コミ情報をネット上で収集される方も多いと思います。評判や口コミ情報を探す上で便利なのが、「人気ランキングサイト」です。

色々な情報を専門家やプロの方が何らかの指標に基づいてランキングしてくれているサイトです。。。んが!まあ、こんな人気ランキングを鵜呑みにする方もいないというの事実と思います^^;;

人気ランキングサイトってなんだか胡散臭いところがあります。先に芸能人がお金をもらって商品を宣伝するステルスマーケティングが話題になったことがありますが、人気ランキングもステルスマーケティングに近い行為が横行しています。

今回は、フロアコーティングの人気ランキングサイトにおけるGoogleの検索順位不正操作を事例として、人気ランキングサイトの実態について書いてみたいと思います。

私自身は過去にセキスイハイム社内からWikipediaに不正な行為を行い一条工務店を貶める書き込みをしたことを批判したことがありました。

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今回も同様にネット上での不正行為への批判となっていますが、上記のセキスイハイムの行った不正に比べると遥かに複雑でお金もかかった不正行為となっています。。。

今回の記事をお読みになれば「XXの商品は人気ランキング1位だったから大丈夫」などとは思えなくなると思います^^;;;

目次

フロアコーティング人気ランキングサイトにおけるブラックハットSEO

Google検索順位不正操作概要

今回の記事ではグッドライフが人気ランキング1位とされているフロアコーティングの人気ランキングサイトが、不正な方法(中古ドメインを用いたブラックハットSEO)によってGoogle検索で上位表示されるよう操作されている実態を報告しています。

しかし、ここで注意をしていただきたいのは、グッドライフ社がこれを直接的に行っているという可能性は低いと考えています。これは推測ですが、グッドライフ社はアフィリエイターというネット上での広告宣伝を行う人々に1契約がとれたらX万円支払います、という契約をしているだけの存在と思われます。そして、この契約を結んだアフィリエイターが不正行為を行っているのであって、グッドライフ社が直接的な不正を行っているわけではないと考えています。

また、グッドライフ社が1位にランキングされたフロアコーティングランキングサイトは明らかな不正行為によってGoogleの検索順位を操作していますが、グッドライフ社の商品の品質や企業のサービス体制を批判するものではありません。今回ご紹介する不正行為は、あくまでGoogleの検索順位を操作するという点において、Googleの規約上の不正行為であって、法律に反するようなものではありません。あくまで企業倫理の問題です。そして、そのようなアフィリエイターにお金を支払うことが自社の信頼を毀損する可能性が出てくることを認識して欲しいと考えており、健全なネット上での広告宣伝活動が広まることが結果的に消費者のメリットになることを願って書かせていただきます。

ブラックハットSEOとは?

Googleでは、コンテンツが検索を行うユーザーにとって役立つものであれば検索順位を高く表示することを原則としています。

また、SEOとはSearch Engine Optimizeの略で、「検索エンジン最適化」と呼ばれるものの略称です。ブログなどのコンテンツがGoogleなどの検索エンジンによりわかりやすいように記述したり、工夫すること全般をSEOと呼びます。SEO自体は決して悪いことではなく、むしろGoogleも推奨する手法です。しっかりとしたSEOを行うことでGoogleはブログのコンテンツの内容をより正確に把握することができるようになり、ユーザーにとってより適切なコンテンツを表示できるようになるため、SEO自体はGoogleにとっても、コンテンツを書く人にとっても、そしてユーザーにとってもメリットのあるものとなっています。

コンテンツがユーザーにとって役立つかどうかはGoogleの検索アルゴリズムによって判定されるのですが、このアルゴリズムは完璧なものではありません。実際にはユーザーにとって役立つコンテンツではないにも係わらず、あたかも役立つコンテンツのように見せかけることで検索順位を不正に操作する手法のことをブラックハットSEOと言います(逆に適切なSEOをホワイトハットSEOと言います)。

 

Googleの検索エンジンを騙すためのブラックハットSEOはまさにいたちごっこを繰り返しており、Googleが対策を取れば新しいブラックハットSEOの手法が生み出されると言った状態にあります。今回ご紹介するのはグッドライフがフロアコーティング人気ランキングで1位となっている人気ランキングサイトにおいて中古ドメインを利用したブラックハットSEOを行っている事例についてご紹介したいと思っています。

フロアコーティング人気ランキングの現状

「人気」ランキングって何だ??

例えば、「価格ランキング」であれば、価格という客観的な指標によって評価されるものですから、それが事実であるかをだれでも確認できます。

でも、、、「人気」ってなんでしょうか??売れ行きが良ければ人気があると言うことになるのでしょうか???それとも、クーレムが少ないとかでしょうか??

ただ、漠然と人気がある、ないというのはそれ自体は否定しません。

そして、おそらく家を建てる方の大半は人気ランキングサイトで1位だから何かを決めるということは少ないようにも思います。

でも、人気ランキングサイトで1位だったら「よく分からないけれど良い会社(商品)なのかな?」とか思ってしまいますし、最下位だったりしたら「よく分からないけれどアブナイ会社(商品)なのかな?」と不安に感じてしまうことはどうしても出てきます。

 

実際にフロアコーティングの人気ランキングを見てみよう\(^o^)/

何かの人気を調べるのに多くの方が利用するのがGoogleやYahoo検索と思います。

「フロアコーティング 人気」、「フロアコーティング ランキング」などで調べてみてください。

検索結果は下記のように表示されるかと思います。

 

Google検索ウィンドウ

 

上記の検索結果のうち青色で示した部分はGoogleが「広告」として表示しているものです。

一方で、赤で示した部分が純粋なGoogleの検索結果となっています。

 

フロアコーティング+人気、+ランキング、+人気ランキング

で検索すると検索順位1位に表示されるのが「フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」というサイトになっています。

 

フロアコーティング完全ガイド

http://www.perfect-coating.net/(魚拓)

 

トップページに表示される「フロアコーティング業者比較ランキング」では、1位グッドライフ、2位エコプロコート、3位ジェブとなっています。

グッドライフ社のフロアコーティングは、見積価格、最長保証年数、コーティングの種類、対応エリアの5項目の全てで「◎」となっており、他のフロアコーティング会社よりも優れた評価を受けています。

一応ツッコミを入れておくと、私自信が施工したエコプロコートはフロアコーティングの種類が1種類ではなくガラスも行っているという点で間違えていますし、この評価軸で行けばミシナコーポレーションのフロアコーティングは保証期間35年のダイアフロアコーティングがあり、種類もUVとガラスを取り扱っていることからランキングに入っていないことに違和感を感じます。そもそも、業務用ワックスに近いウレタンコーティングの値段の安さで価格が一番安いとするのにも強い違和感を感じます。ただ、内容の正しさはここでは問題ではありませんし、これは私が色々と調べてきたから分かることであって、初見で上記のランキングを見せられたら信用してしまう可能性もあるだろうと思います。

 

ただ、上記のサイトはあくまで個人の意見であるとしておりグッドライフが1位だということは否定されるものではありません。続いてGoogle検索で2位に表示されているサイトも確認してみましょう!

検索で2番目に表示されたのは「フロアコーティング会社の評判まとめサイト(魚拓)」というランキングサイトになっています。

不正が行われているフロアコーティング会社の評判まとめサイト

http://www.coatingrate.com/(魚拓)

 

こちらでも1位に表示されるのはやはりグッドライフ社でした!こちらでは主として出所不明の口コミが掲載されており、グッドライフ社の商品に対する口コミとして「ワックスとは全然違う光沢と、傷のつきにくさにびっくりしました。お掃除も本当に楽になって嬉しいです。」といった口コミが掲載されています。

ちなみにこちらのサイトでは2位はハードプロテクト、3位がエコプロコートとなっています。Google検索で1番目と2番目に表示されるランキングサイトのいずれでも、グッドライフコートのフロアコーティングは値段も安く、サポートも体制も良く、さらに口コミも評判が良さそうということになります\(^o^)/素晴らしいですね。。。

 

もう少し見てみ行きましょう。3位以降は一般的な口コミサイトや、特に不正は確認できなかったランキングサイトなどが続きます。

少し先に進んで7位に表示されているのは「フロアコーティングの価格まるわかりサイト」というサイトになります。

 

不正が行われているフロアコーティングの価格まるわかりサイト

 

 

こちらのサイトでもやはりランキング1位はグッドライフコートの商品が1位になっています。2位はS-Style、3位はジェブ、4位はミシナでした。

「フロアコーティングの価格まるわかりサイト」には、上記以外にもUVコートのランキングの人気ランキングや

UVフロアコーティングの価格

 

ウレタンコーティングの人気ランキング

ウレタンコーティングの価格比較ランキング

 

などがありいずれも1位はグッドライフトなっています。後々からあざとさを感じるのですが、シリコンコーティングのみは1位はFSSコートとなっており、グッドライフは2位になっています^^;

シリコンコーティングの価格比較ランキング

 

 

さらに8位に表示されていた「フロアコーティングおすすめ会社BEST5【マンション編】(魚拓)」というランキングサイトでも

不正が行われているフロアコーティングおすすめ会社BEST5「マンション編」

やはり1位はグッドライフトなっています!

 

グッドライフコートは大人気のフロアコーティングなのか?

こうしてGoogle検索の結果を見ていくと「フロアコーティング 人気ランキング」というキーワードで検索した結果、検索結果上位10サイト中、4サイトでグッドライフは評判が1位となっていました。

こうしてみていくと、グッドライフコートの商品というのは価格も安く、また、口コミの評判も良く、全国展開しており、さらには選択できる商品の種類も多い素晴らしい企業のように思えて来ます。1つの人気ランキングサイトだけで「この商品は間違い無く良さそうだ」と判断する人は少なくとも、見た目が全く異なる人気ランキングサイトでことごとく1位と評価されているとなると、やはりそこにはなにか根拠があるように思えて来てしまうのが人情です。。。

 

しかも、Googleは信頼性の高いサイトを検索上位表示にさせることで知られており、Google検索で上位に表示されるということは、そのサイト自体の信頼性が高い可能性も高くなっているといえるのです。そのGoogleが検索順位1位、2位に示したフロアコーティング人気ランキングサイトにおいて、1位として評価されるフロアコーティング会社であるグッドライフ社のフロアコーティングは信頼性が高いと評価できるように思えます

 

それが、事実だったら、ですが。。。

残念ながら、少なくともグッドライフを1位として示している上記4つのフロアコーティング人気ランキングサイトは全てGoogleの検索順位を不正にコントロールしている、という確固たる証拠があります。。。すなわち、Googleが高く評価したサイトの信頼性はGoogleを欺くことによって表示されているに過ぎないのです。。。

 

グッドライフを1位としたフロアコーティング人気ランキングサイトは何をしているのか?

Googleはそのサイトが誰からリンクされているか?を重視している。

最近では状況は変わりつつあるとされていますが、Googleは評価の高いサイトからリンクをされているサイトは信頼できるサイトである、という評価を行う傾向があります。

例えば、匿名ブログに過ぎない私のこのブログで「ここのランキングは非常に参考になった」と言ってもGoogleはそれをほとんど評価しません。

正しくは、Googleが信頼してくれないと言うよりも、ブログを読んでくださっている方がそれほど信頼しないからGoogleもそれを高く評価することがないのです。

しかし、例えば、政治家の公式サイトで「ここのランキングは非常に参考になった」と言っていたら、これは私のような匿名ブログで紹介するよりもずっと信憑性が高くなります。

さらには、例えば一部上場企業の公式URL上や朝日新聞や読売新聞等のメディア上で「このランキングサイトは参考になった」と言えば、それは非常に高く評価されます。

もっと強い信頼を得たければ、例えば国の機関、省庁等の政府機関の公式サイトにおいて「このランキングサイトは非常に参考になる」と書かれていれば、これは一個人がブログ上で書くのに比べれば遥かに強い信頼性があると評価されます。

Googleでは、このように「どこの誰が発言した情報か」ということを重視しています

 

そこまで聞いて、フロアコーティングの人気ランキングサイトを国の機関や報道機関が「ここは信頼できる」などと言うわけないじゃないか、と思われるかと思います

当然、政府機関や政治家がフロアコーティングランキングサイトを推奨することなどあり得ません。

しかし、うまくGoogleを騙すことであたかも政府機関等が推奨のランキングサイトかのように見せかけるようなことはできてしまうのです。

 

中古ドメインを用いて「発言者」を偽装する

インターネット上では、「誰の発言か?」ということを知るためにドメインまたはURLが重要となってきます。

例えば、www.ichijo.co.jpのサイト上で書かれていた情報は「一条工務店」の公式見解と見なされます。

また、警察庁のサイトであるwww.npa.go.jpで言及されている情報は警察庁の公式見解と見なせます。

 

当然、これらのサイトでフロアコーティングの人気ランキングサイトが言及されることなどあり得ません。

 

しかし、そのようなことを可能にしてしまう方法があります。

多くの政治家は選挙に出るために「自分の名前.com」のようなURLを取得しています。

例えば現内閣官房長官の菅義偉氏の公式サイトは「http://www.sugayoshihide.gr.jp/」というURLになっています。

また、現文部科学大臣の馳浩氏の公式サイトは「http://hase-hiroshi.org/」となっています。

さらには、政党の公式ホームページなどであればその影響力は非常に大きなものとなります。例えば最近民進党に合流した日本維新の会は「ishinnotoh.jp」というドメインを取得していました。ここで発信された情報は政党の公式見解として受け取られる分けですし、政治家の方の公式サイトにしても国の要職を務められている方のホームページですから、様々な信頼の高いサイトからのリンクが張られており、上記URLで発信された情報はGoogleに高く評価されます。

 

仮に、上記のサイトに「このフロアコーティング人気ランキングサイトは非常に参考になった」と書かれていれば、リンクされた人気ランキングサイトは非常に有益な情報であるとGoogleは判断します。当然、現状ではそんなことは起こりえません。

 

しかし、政治家は、選挙で落選してしまうことがあります。そして人間ですから政治家を引退することもあります。また、政党であれば良くも悪くも合併したり、名前を変更したりすることが度々行われます。

落選、引退、合併や名前変更など様々な状況に置かれたとき、一部の政治家の方や政党では、URLを廃止してしますことがあります。そして、ドメインの保持期間を経過すれば誰でもドメインの再取得が可能になるのです

 

これを中古ドメインと言います。

 

この中古ドメインは、過去に政治家の方が公式サイトを立ち上げていた時に張られたリンクやそのドメインの評価を保持した状態で第三者が使うことができる状況になります。

仮に過去に政党の公式ホームページであった「ishinnotoh.jp」をフロアコーティングの販売を手がけるアフィリエイターが入手し、「このランキングサイトは非常に有益だ」と書いたとしたら、、、人が見ればそれは維新の党の公式見解でないことは明らかですが、Googleの検索エンジンは「政党の公式見解だ」と勘違いしてしまうことがあるのです。

Googleも当然様々な対策を行っているので、簡単ではありませんが、日本国内だけではなく、世界全体で「評価の高い中古ドメイン」というのは常時無数に売りに出されています。

 

このような中古ドメインをたくさん買って、この中古ドメインにフロアコーティングに関する情報を掲載し、そこから「このランキングサイトは非常に有益だ」と書いてリンクを張ってあったとすると、Googleの目を欺むくことができてしまうのです。

 

そして、今回、グッドライフが1位に表示された4サイトはいずれもこのようなGoogleの目を欺く中古ドメインを使った検索順位操作を行っています。

 

フロアコーティング人気ランキングサイトにおける中古ドメインを利用した検索順位不正操作

大量の中古ドメインを利用した検索順位の不正操作

ここでは、Google検索で「フロアコーティング 人気」、「フロアコーティング ランキング」といったキーワードで常にGoogle検索でトップに表示されている「フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」における検索順位の不正操作を確認していきます。

 

Googleで高い検索順位を得る方法としては、コンテンツが充実していることが第一ですが、それと同時に、評価の高いサイトからリンクが張られていることが重要になってきます。

あるサイトがどこからリンクを張れているかを知る方法としては、バックリンクチェッカーと呼ばれるサービスを利用すると簡単に行うことができます。

 

例えば、こちらのSiteExplorerを使って、「http://www.perfect-coating.net/」がどこからリンクを得ているかをチェックしてみます。

バックリンク調査による中古ドメイン使用実態

すると、15サイトからリンクを得ていることがわかります。

 

 

中身が無いのに高評価の記事!?

最も高く評価されているリンク元である「cblfta.com」というドメインのサイトを開いてみます。

すると「フロアコーティングのすすめ」というサイトが表示されます。

中古ドメインの運用実例フロアコーティングのすすめ

 

サイトをご覧になっていたければわかりますが、日本語として不自然きわまりないコンテンツが表示されます。

フロアコーティングを早めにご自宅に導入した方が良いでしょう」という記事のタイトル自体日本語として非常に不自然です。

また、文章の出だしも「縁のある方にとってフロアコーティングはよく知っている事ですが、あまりこれに対して縁が無いと感じている方も多くいらっしゃるかも知れません。」となっており、何を言いたいのかが全く分かりません。

こんな意味不明な文章が長々と書かれており、文章の後半で「クオリティの高いフロアコーティングおすすめガイド」という文字にリンクが張られており、そのリンク先が「フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」となっていることが確認できます。

 

中古ドメインから張られるリンク

 

正直、コンテンツとしては何が言いたいのかは全く分かりませんし、この記事自体を読みたいと思う方もほとんどいらっしゃらないと思います。

しかし、Googleはこのコンテンツを「信頼性が高いサイトである」と評価しており、その信頼性の高いサイトから張られたリンク先の「フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」も信頼できる内容であると評価しているようなのです。

 

なぜこんなに中身のないサイトをGoogleは高く評価しているのか?と言う理由は、このURLの過去にあります。

このURLが過去にどのようにして使われていたかを調べてみると2010年1月時点では下記のようなサイトであったことが確認できます。

中古ドメインは過去に中国語サイトだった

 

中国語のサイトとなっており、日本語で書くと「中国麻紡行業協会」と関連した、中国国内の「麻繊維」に関する工業会のニュースサイトとして運用されていた形跡が確認できます。

しかし、このサイトは2012年頃には手放されてしまい、2014年12月になると、なぜかフロアコーティングに関するサイトに内容が変わってしまっているのです

Googleはこのサイトの持ち主が変わったことまでは把握できていないため、上記のURLに記載された情報は中国麻紡行業協会という信用力のある団体の情報として評価してしまい、その結果として、中身が全くないようなコンテンツであるにも係わらず、そこから張られた「フロアコーティング人気ランキングサイト」も信頼性の高い情報であると評価しているのです。

 

フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」に張られたリンクは上記のリンクだけではありません。同じような中古ドメイン経由のリンクが15本張られているのです。

 

もう一つ見てみましょう「http://www.hamamatsu-byoin.com/ (魚拓)」というURLからもやはり「フロアコーティング 完全ガイド(魚拓)」にリンクが張られています。

内容を確認してみると、イメージアップのためのフロアコーティングというサイトが開き「長持ちするフロアコーティング」という記事が表示されます。

中古ドメイン:イメージアップのためのフロアコーティング

こちらのサイトは、先ほどに比べると日本語としてはかなりましな日本語になっています。

「私の家は一軒家ということもあり、近所ママ友さんたちが3か月に1度くらいのペースで遊びに来ます。ママ友って結構細かいところを見ていて、(中略)傷もあるし、フロアコーティングしたいと相談を持ち掛け、主人が探してきた業者さんにフロアコーティングをしてもらいました。」

という出だしから始まる、「フロアコーティングのすすめ?」のような文章がつらつらと書かれています。

そして、先ほどと同様文章の後半部分で「フロアコーティングを依頼」と書かれた文字にリンクが張られており、そのリンク先が「フロアコーティング 完全ガイド」となっています。

このコンテンツも、別にそういうことを書く人がいることは別に良いとしても、Googleが高い評価を与えることは不自然としか言い様のないコンテンツとなっています。

 

そこで、なぜこのサイトの情報がGoogleに高く評価されているのかを確認してみます。

サイトドメインのhamamatsu-byoin.comとは、読んでそのまま「浜松-病院.com」です。

中古ドメインは過去に接骨院の公式サイトだった

 

2012年5月時点までは、「菜の花接骨院」という接骨院の公式サイトとして運用されていたドメインとなっています。

上記の菜の花接骨院はサイトとURLをリニューアルして現在も運営されており、電話番号や住所や電話番号も一致していました。

すなわち、上記のママ友への愚痴のような記事をGoogleは「病院公式サイトの情報発信」と見なしていると考えられます。

 

全てのリンクが中古ドメインから行われている実態

1つ2つの中古ドメインが利用されていたとしても、「偶然」という可能性は否定できません。

「偶然」浜松に病院を開業しようとしていた人が「hamamatsu-byoin.com」というドメインを取得して、病院の開業をやめてフロアコーティングについて書くことを思い立った可能性もあります。。。。(私にはそのシチュエーションは想像できませんが^^;)

ただ、Googleで1位に表示される「フロアコーティング完全ガイド」のリンク元を調べてみると、15件のリンクを確認しましたがその全てが中古ドメインを利用したサイトとなっていました。

  • www.jovefrancisco.com/
  • www.caminayven.com/
  • www.getalt.net/
  • www.da-core.com/
  • www.e-wegiel.com/
  • www.saratoganeedlearts.com/
  • www.thinnyhairholder.com/
  • www.umekobachi.net/
  • pesnimp3.com/
  • www.procomfortusa.com/
  • sarasota-luxury-homes.com/
  • www.wbmsn.net/
  • www.sn263.com/

いずれのサイトもフロアコーティングに関する情報が掲載されてはいますが内容はほとんどありません。そして、共通して先のフロアコーティング完全ガイドへのみリンクを張っているという点で共通しています。また、上記の全てのサイトについて過去の来歴を調べましたが、全てが過去は海外の企業などの公式サイトとして使用されていたドメインのみで構成されています。

コンテンツの内容の傾向、リンクの位置まで全てが共通しています。

 

ここまで来ると、これが偶然のできごととは到底思えません。。。。

 

グッドライフが1位とされるその他3サイトも同様に中古ドメインを利用

グッドライフが人気1位だとしたサイトは上記以外に3サイトありました。

この3サイトについても、リンク元を確認しましたが、全てが中古ドメインからのバックリンクによって検索順位を操作していました。

 

例えば、Google検索で2位に表示される「フロアコーティング会社の評判まとめサイト」にリンクを張っているのは、16サイトですが、その全てが中古ドメインとなっており、例えば「asokankodata.com」というサイトでは、「リフォームどうでしょう~フロアコーティングを考える」というサイトが掲載されています。

中古ドメインりふぉーむどうでしょう

 

このドメインは2008年ごろは「阿蘇地域観光推進協議会」が運営する「阿蘇地域の観光情報を探すお役立ちサイト」として運用されていたことが確認できます。

 

フロアコーティングおすすめ会社BEST5【マンション編】のサイトはおそらく異なるアフィリエイターが運営していると思われるのですが、10個あるリンク元はやはり全て中古ドメインとなっています。せめてもの救い?は一見すると先ほどまでの中古ドメインに比べると内容やデザインは洗練されたものとなっています。

中古ドメイン:家の中心となるフローリングをリフォーム

上記のサイトも数年前までは、下記のように海外の全く内容のことなるサイトとして運用されていたことが分かります。

中古ドメインは過去はスペイン語サイト

 

こちらのサイトについては、フロアコーティングランキングだけではなく、リフォーム関係の会社に複数のリンクを行って検索順位を試みようとしていることが分かります。。。。

 

中古ドメインの利用は違法行為ではないけど、人を騙す行為

中古ドメインを利用したGoogle順位のコントロールはスパム行為

Googleの検索順位をコントロールする試み自体は違法行為ではありません。さらには、Googleは中古ドメインの利用自体を禁止しているわけではありません。

しかし、Googleでは「品質に関するガイドライン」を定めており、このような中古ドメインの過去の経歴を利用して、自己の検索順位をコントロールする行為はスパム行為とみなしています。結果として、中古ドメインを利用したスパム行為は、ウェブスパムとして検索結果から排除される可能性が極めて高くなります。

 

ウェブスパムを行っているサイトを見つけたらGoogleに報告

Googleでは検索順位を故意にコントロールする行為を見つけた場合、その連絡を受け付けています

「スパム サイトがあった場合はご報告ください。Google ではスパムを非常に悪質なものと考えており、ご報告のあったサイトについては調査を行います。」

とされており、報告を受けたサイトは必要に応じて人間による目視確認等が行われ、悪質なスパム行為と判定された場合には、検索結果から排除されることになります。

今回、私が中古ドメインの利用を知ったサイトについてはスパム報告をさせていただきました。今後の経過についても見ていきたいと思っています。

 

中古ドメインを利用した検索順位の制御は消費者を騙す行為

私は、中古ドメインを利用して、検索順位をより高く見せようとすることはそれ自体が「悪」であるわけではないと思っています。

多くの人がGoogleを使っており、また、検索順位1位に表示されている情報ほど信頼されるという状態である限り、利益を追求する人がそれを利用しようとするのは当然の行為と思います。これは企業が利益を追求するために運営されている以上、仕方の無い面があります。

また、私は人気ランキングサイト自体を否定するつもりはありません。それが、何らかの指標に基づいてランキングされた結果であるならばその存在自体は悪いものではないと思います。

しかし、あたかも信頼性が高いサイトであるかのように見せかける行為は、消費者をミスリードする行為であり、それを故意に行うことは消費者を騙す行為であると批判されても仕方ないと思っています。

今回のケースでは、「過去の全く無関係な信頼性の高いドメイン」の力を使って、現在のフロアコーティングに関するサイトの内容とは無関係に過去の信頼を利用して検索順位をコントロールしたものとなっています。

消費者が本来知りたいのは、より多くの人が本当に参考になったと思っているランキングサイトであって、ある1人のアフィリエイターが自己の利益を最大化するために作られたランキングサイトではないことは間違いありません。

このような行為がまかり通れば検索そのものの信頼性を損なってしまいます。

 

多くの人気ランキングで不正行為は行われている

美容関係は最もアブナイ・・・

今回の検索順位の不正操作についてはフロアコーティングを事例としてご紹介しましたが、このような不正行為はフロアコーティングだけにおいて行われているものでは全くありません。

例えば、「シワ取り化粧品 ランキング」と検索して見てください。女性が気にするであろうしわ取り化粧品のランキングが山ほど出てきます。

そして、検索結果に表示される1位には下記のような「しわ取り化粧品ランキング」というサイトが表示されます。

検索順位不正のあるしわ取り化粧品ランキング

 

このサイトには、30ものバックリンクが付いています。

バックリンクの詳細

 

実際に上記のサイトにリンクを張っているサイトを見てみると

中古ドメイン:素人美人に近づくために

一見フロアコーティングのサイトよりも遥かに作り込まれた美容に関するブログが表示されます。

しかし、このサイトの過去の状態を調べていくと

中古ドメインは過去はエステ会社のホームページ

美容エステサロンのホームページとして運営されていたことがわかります。

2009年頃にURLを廃止していましたが、2014年になって、先の「すっぴんが一番」というブログ?に内容が一新されています。

美容エステサロンに張られていたリンクは当然美容関係のリンクとなっていますから、現在のしわ取り化粧品のサイトにリンクを張っていることにほとんど不自然さはありません。

しわとり化粧品ランキングサイトの運営者があえて、過去にエステサロンとして運用されていたドメインを利用しているのは間違い無いでしょう。

この他のリンクも確認した限り全て過去に別のサイトとして運営されていた中古ドメインを利用してそこからリンクを張っています。

 

1位だけがそういうことをしているのかというと2位のサイトも同様です。

「しわとり化粧品 ランキング」で検索して2位には下記の「本当に効果のあるしわ化粧品ランキング」というサイトが表示されますが、これも中古ドメインによる検索順位の不正操作がおこなわれています。

検索順位不正操作がおこなわれているしわ取り化粧品ランキング

 

こちらのサイトには68ものバックリンクが張られており、

 

「しわとり化粧品など肌に良いものを使用|綺麗モッチリCARE」というサイトからリンクが張られていることが確認できます。

一見しても不正行為をしているサイトには見えません。ただ、内容を読んでみてもあまり意味のあるコンテンツではないことはすぐ分かります。

 

上記のサイトは2012年時点では、スペインの住宅会社のホームページとして利用されていた事実が確認できます。

 

検索順位不正操作にかかるお金と技術

初期投資と超ハイリスクの実態

今回、アフィリエイトサイトにおけるGoogle検索順位の詳細をご覧になって「あわよくば自分もやってみようかな!」と思われた方がいらっしゃいましたら、是非下記も踏まえてご検討ください^^;

今回、グッドライフが検索順位1位となっている4サイトでは中古ドメインを利用した検索順位の不正操作がおこなわれていることが確認できました。

正直、この検索順位操作ははじめてネットに触る人物が片手間でやるというレベルの話では到底ありません。

このランキングサイトを作成したアフィリエイターは検索順位を1位にするためにかなり大きな初期投資を行っていると推察されます。

今回の検索順位を不正に上げるために使用された中古ドメインは、52ドメインとなっています。

 

最近ではGoogleの取り締まりが厳しくなったことから、中古ドメインの販売サイトは減少してきましたが、現時点でも中古ドメイン自体は高額で売買されています。

具体的には、安いドメインで1万円前後、今回使われていた評価の高いドメインになると10万円以上の値段で取引されています。今回ざっと内容を確認した限り、中古ドメインの平均価格は3万円~5万円程度と推察されます。よって、52ドメインを取得するには、150万円ほどの費用がかかっていると思われます。

しかも、中古ドメインは取得時点では問題がなくとも、今回私が行ったようにGoogleにスパム報告をされてしまうと使い物にならないドメインとなってしまうことがしばしば起こります。

100万円以上出して購入したドメインがあっという間に無価値なドメインになってしまうリスクもあるのです。

そういう意味で、超ハイリスク投資を行っているといえます。

 

50台以上のサーバを準備

Googleの検索エンジンは非常に優秀です。そのため、1台のサーバ上に52個のサイトを立ち上げて運用したら、あっという間にスパム行為であると判定して、検索順位を上げることができなくなってしまいます。

そのため、Googleの検索エンジンを欺くためには、全く無関係な52台のサーバを運用する必要があります。

当然、物理的に52台ものサーバを準備するのは困難なものとなります。

今回、その仕組みを確認したところ、Amazon Web Service上に多数の仮想マシンを立ち上げて、「全く無関係のサーバ」のように見せかけていることを確認しました。

しかし、これほど多数のサーバを運用するのは手間がかかりすぎるため、米国のData pipeというクラウドサービスを使って、このサーバの運用を行っていることも確認しました。

ここまでくると、素人では手のだし用がないレベルになってきてしまいます。。。当然英語のサービスですから英語も理解できることは当然として、クラウドサービス上での仮想マシンの運営、さらにはWordpressを用いた多数のサイトの一括管理技術も必要となってきます。

自分自身で管理ができれば月々の費用は数万円というオーダーと思います。

 

収益性

気になるのはそこまでお金と手間を掛けてどれだけの収益が得られるのか?ということと思います。

これについてはあくまで想像に過ぎませんが、おそらくグッドライフ社はランキングサイトを経由して契約が行われた場合アフィリエイターに1契約獲得ごとにお金を払っていると思われます。

グッドライフ社の一軒家の場合の平均単価はこのランキングサイトの情報に基づけば15万円~25万円程度と推察されます。アフィリエイターに支払われるバックマージン価格がいくらであるかは全く不明ですが、施工原価が売値の半額と仮定すれば10万円程度がグッドライフ社の取り分となり、ここから契約獲得のインセンティブが1-2万円は支払われていると想像できます。

一般に営業利益の2割が広告費用であれば、まあまあ悪くない売上構造と思うからです。

ちなみにフロアコーティング+人気といったキーワードで検索される回数は、GoogleとYahooを合計して月平均で150回程度です。その他の検索キーワードも含めて500回程度は検索されていると思われます。フロアコーティングの人気を気にするということはフロアコーティングを施工する強い意思を持っていると考えられますから、このうち5%程度の方が契約に至としたら、、、月に25件程度の契約が獲得できると言うことになります。

25件×2万円=50万円/月

がアフィリエイターの取り分と考えられます。初期投資は150万円~200万円程度かかってしまいますが、月に50万円の売上が得られるならば決して悪い投資ともいえないように思います。

ただし、上記はあくまで全てがうまく行った場合の絵に描いた餅である事には注意が必要です。

今回のように私のような面倒なユーザーが調べなくて良いことまで調べて、あげくの果てにGoogleにスパム報告を上げられてしまうリスクは常につきまとっているのです。

もちろん、スパム報告が上がってもGoogleがいつ対応するかはわかりません。もしかするとずっと検索順位を維持できるかも知れませんし、明日突然検索に表示されなくなってしまうかも知れません。ある意味かなりのハラハラどきどきと思います。。。。

 

全てのアフィリエイターが悪いわけではない

ここまで読んでくると、アフィリエイターというのは人を騙すような行為をしており悪い奴らだ!と考えられてしまうかも知れません。

しかし、全てのアフィリエイターが上記のような行為をしているわけではありません。むしろ、真面目にアフィリエイトに取り組んでいる(上記も超大まじめに取り組んでいますが)方が大半と思っています。

ランキングサイトのような情報は非常に有益なものとなるケースが多々あります。

例えば、今回批判対象にした下記のようなランキングサイトであってもフロアコーティングを検討している人にとっては、フロアコーティング会社は多数ある事を知るきっかけになりますし、故意にグッドライフに誘導している点さえなければ、選択のアドバイスをする役割を果たすことができます。

例えば、「光沢が好きな人にはUVコートが良くてUVコートならXXのフロアコーティング会社が良いよ」、「値段の安さを追求したいならば耐久性は劣るけれどウレタンコートが良いよ!ウレタンコートならYYが得意としているよ!」、「光沢は好きではないけれど、ウレタンよりもしっかりとしたコーティングがしたいならガラスコーティングが良いよ!」といった具合に、そのサイトを訪れた人に最適な選択を複数の企業の商品の特徴を踏まえてアドバイスしていたならば、アフィリエイターは単に商品を売りつける人ではなくなります。

適切な言い方であるかはわかりませんが、ワインを選ぶときに好みを聞いてその好みにあったワインを出すソムリエのような役割を果たすことができると思うのです。

ただ、ソムリエの中には、自分のバックマージンを最大化するように相手の好みを無視してバックマージン額でお勧めワインを決定してしまう人がいるのと同じようにアフィリエイターの中にも、サイトを訪ねてくれた人にアドバイスをする振りをしながら、自己利益の最大化のみを目標としてしまうアフィリエイターがいるというだけのことと思います。

現時点ではグッドライフ社を批判するものでは全くありません

グッドライフがアフィリエイターに依存してしまうのは仕方ない面もある

今回、グッドライフと関係を有するアフィリエイターがGoogle検索順位の不正操作を行っている点を批判してきました。

では、これによってグッドライフのフロアコーティングが全て批判され、否定されるかというとそうは思っていません。

グッドライフ社はそれほど大きな会社ではありません。

後日ハウスメーカーやフロアコーティング会社など家づくりに関する企業の企業規模について書こうと思って帝国データバンクから取り寄せた資料によればグッドライフ社は資本金1000万円、売上高2億6000万円といういわゆる中小企業に相当します

一方で私が知る限りでフロアコーティングに関する最大手の1つとなるエコプロコートは資本金2000万円、売上高8億円、親会社のエコテックを含めれば資本金7000万円、売上高23億円、2番手のスリーエスコーポレーションが資本金1億5千万円、売上高13億円、となっており、いわゆる中堅企業レベルの企業規模を有しています。

こうした資本や売上が大きな企業に対して、中小企業が挑もうとすれば多少攻撃的、かつ先進的な手法を採らざるを得ないのが実情と言うことは良く理解できます。

また、企業経営におけるライバル企業との競争が必ずしもきれい事だけで成り立っているとも思っていません。おそらくはフロアコーティング会社間で他者の商品開発動向の探り合いや価格競争をしていると思っています。多少腹黒さがあってもそれは健全な競争と思います。しかし、企業間でどれほど熾烈な争いをしても消費者を欺く行為だけはしてはならないことと思っています。

中小企業がより大きな資本に立ち向かうためには、大手では難しい小回りや意思決定の早さ、それによるより良い商品開発と言った面でこそ勝負をして欲しいと思っています。しかし、どうしても即効性の高いアフィリエイトに力を入れて、若干きな臭いアフィリエイターのサイトで勝負をしたくなってしまうのも仕方ないと理解はしています。

そもそも、グッドライフは今回批判の対象とした4つのアフィリエイトサイトのアフィリエイターがどのような手法によって高い検索順位を得ていたかまでは知らなかったと言う可能性も十分にあると思っていますどのような方法によって高い検索順位を得ているかは分からないけれど、たくさんのお客さんを連れてきてくれるという事実が目の前にぶら下げられたとき、それを拒否する理由などないと思うのです。これが大企業であれば、「知らなかった」など通じるはずもない!と突っ込むところですが、グッドライフの企業規模では知らなかった可能性の方が高いとさえ思っています。

知らなかったことがあれば、知ったときになおせばそれで良いと思うのです。

 

不正な操作さえやめてもらえればいつでも匿名にする準備があります

グッドライフにとってはこの記事が自社の利益を多く損なってしまう要因になり得る可能性があることは理解しています。

先ほど上記のサイトから得られる顧客獲得数が月に25件程度と予想しました。また、平均単価20万円と仮定していますが、個人的にはこの仮定は外れていて欲しいとも思っています。なぜならば、この予想が当たっていたならば、今回私がGoogleにスパム報告を送ったサイトから得られていたグッドライフの売上は月に500万円、年間で6000万円となります。一方で、グッドライフ社の売上高は年間2億6千万円ですから、売上の4分の1を吹き飛ばすようなことをしてしまっている可能性があるのです。。。

将来のいずれかの時点で、上記を含めた不正なGoogle検索の順位操作を行うアフィリエイターへのインセンティブの支払をやめ、かつ、上記サイトを含め不正な検索順位操作をおこなっているサイトが検索結果から消えるならば、ここで書かせていただいた企業名については、いつでも匿名に変えさせていただく準備があります。

私は売上高数千億円、時に1兆円を超えるような一条工務店や積水ハウス、セキスイハイムのような大企業はどれほど厳しく批判してもそれをはね除けて、さらに良い企業になってくれるという期待を持っていることから批判をするときはその名前を伏せるつもりはさらさらありません。しかし、売上高2億円台の中小企業については、時に私の批判が企業そのものの存続を危うくしてしまうリスクも認識しています

もしかすると、私のこのブログの記事が様々な場面で検索上位に表示される可能性も十分にあると思っています。その時、自社を批判したブログの順位を下げるために、いわゆる逆SEOのような手法を検討したり、はたまた、無駄な法的な手段に出ようとしたりすることがあるかも知れません。そのような無駄なお金を使う必要は全くありません。適正な対策を取った上で、名前を出さないで欲しいと連絡をしてもらえれば私はいつでも名前を伏せさせていただく準備があります。お金など全くいりません^^;;一言、きちんと対策したから名前を伏せて欲しいと連絡を下されば、私の方で状況を確認させていただき、企業名を匿名に書き換えさせていただきます^^

 

人気ランキングサイト自体を否定するつもりはありません

こうして書いてくると、私は人気ランキングサイト自体をしているように思われてしまうかも知れませんが、そうではありません。

私自身はエコプロコートという会社でフロアコーティングを施工しました。個人的にはフロアコーティングをして良かったと思っています。ですから、私が個人的な「人気ランキング」を作ったならば、エコプロコートが1位となると思います。でも、それは情報として無価値ですからやるつもりは全くありません^^;;だってバカバカしいじゃないですか。。。

ランキングをするならば、客観的な情報によってのみランキングを行います。また、その記事がGoogleの検索結果にどれほど表示されるかはその内容で勝負したいと思っています。

自社の強みを見せるために人気ランキングサイトを作ることは別に構わないことと思っています。そのランキングサイトが消費者にとって価値のある多くの情報を提供するものであり、そのコンテンツによってGoogleに上位表示されるのならば、それは良いことと思います。私が批判したいのは、何度でも言いますが消費者を欺く形で不正によって検索結果をコントロールする行為の1点のみです。

 

適正な競争環境が消費者のメリットに繋がる

私としてはエコプロコートにしてもグッドライフにしてもそれぞれに強みと弱みがあると思っています。それが何なのかはまだわかりません。今後そういった部分もしっかりと調べていきたいと思っています。

そういったフロアコーティング会社の強みと弱みを消費者が適切に知ることができるようになって、より多くの人が自分が望むフロアコーティングが選択できる状態が理想的な状態と思っています。その時、グッドライフ社が自社の商品を充実させ、より多くのお客さんを引きつける情報発信をし、その結果として売上が上がったならばそれは素晴らしいことと思うのです。

今回のランキングサイトの検索順位を不正操作しているという事実は、それ自体は事実で間違い無いと思っています。しかし、不正操作をおこなっているアフィリエイターと付き合いがあるからといって、グッドライフ社の商品やサポート体制まで全てが嘘にまみれているとまではいえないと思っているのです。

しかし、もしも、今後も継続してそういったアフィリエイターにインセンティブを支払続けるならば、それはすなわちそういう不正を行うアフィリエイターに対しても積極的にインセンティブを支払、虚偽にまみれた検索順位を操作する企業と見なされることになってしまうと思うのです。

私は、ハウスメーカーにしても、家電にしても、そしてフロアコーティングに関しても企業間の適切な緊張と競争環境が維持される状態が結果的に消費者のメリットに繋がると思っています^^

そして、消費者は企業が発信する多様な情報を自分自身で処理して自分にあう商品を適切に選択できれば、それが一番良い状態と思っています\(^o^)/

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