こんばんは。さすけです。
一条工務店で10月からはじまった極端に格安の蓄電池導入プラン
が契約中の方(ほぼ)全てのお宅で対応可能になりました!
一条工務店の蓄電池+太陽光のセットプランはある意味詐欺では?と疑いなくなるくらいに、現在の市場価格と乖離した低価格となっています。
ただ、蓄電池+太陽光セットプランは「10月1日以降に契約をされた方かつ、エリア限定20組」しか導入できないという制約があり、多くの方から「導入できなかった」というお話しをいただいていました。これが、ほぼ全員に拡大されたのは、導入するしないを顧客側が決められるようになったということで嬉しいニュースです^^
その詳細がわかりましたので、今回は(いつもりよりは)短めに、10月1日以前に契約された方が蓄電池を導入する場合の注意点などをまとめさせていただきます\(^o^)/
気になる価格は!?据え置き!
蓄電池キャンペーン価格は値上げされると思ったら?
10月1日以降に蓄電池+太陽光のキャンペーンに申し込まれた方は
- 太陽光13.75kWの場合:パネル1kWあたり16.8万円/kW:合計231万円
- 太陽光10.00kWの場合:パネル1kWあたり18.2万円/kW:合計182万円
- 太陽光8.00kWの場合:パネル1kWあたり20.5万円/kW:合計164万円
という価格設定になっていました。7kWh蓄電池の価格は、実質25万円となっており、これは現在一般に流通する同容量の蓄電池価格100万円前後と比較しても破格に安い価格設定となっていした。さらには、「黒船来襲」とメディアで言われているテスラの蓄電地と比べても半額近い価格設定となっていました。
今回、10月1日以前に契約された方も含めてこの蓄電地+太陽光セットプランの導入が可能になったという情報を得たあと、すぐに気になったのは「価格はどこまで上がるか?」でした。
というのも、ご存じの通り一条工務店では「契約時期」によって坪単価が決定する仕組みを取っています。そして、10月1日から坪単価の値上げが行われていました。また、11月には坪単価は上がらなかった?ものの一部標準仕様(強化ガラスキャンペーンの終了など)が変更されて、実質的な坪単価の値上げが行われていました。
これは個人的推測ですが、一条工務店が蓄電地の極端な低価格設定を実現できている背景は、「住宅本体価格への転嫁」があってはじめて実現していると考えています。(裏を返せば、太陽光+蓄電地セットは導入しないと損をしてしまう仕組みになっていると理解しています。)
過去の契約者は割安な坪単価で契約していることから、住宅本体価格が割安になっており、蓄電地価格が十分に転嫁できないと思われ、「蓄電池キャンペーン価格は値上げされる」と考えていました。
価格は10月キャンペーンからの据え置き、実質値下げ!?
上記のような理由から、10月1日以前に契約された方も含めて蓄電池キャンペーンの利用が可能になったということは、価格は値上げされると考えていました。
しかし、いただいた情報によれば、「価格据え置き」のようです!これは結構驚きでした。契約の状況に寄って違いがある可能性もありますので詳しくわかった方がいらっしゃったら教えてください(^^)
10月1日以前に契約された方も当初の価格と変わらない価格で蓄電池+太陽光の導入が可能になったとのことです。
従来は10月1日以降に坪単価の値上げがあってから契約しなければ採用できなかった蓄電池が、割安な坪単価のまま導入できたわけですから、これはすなわち、10月1日以前に契約された方にとっては、実質的な「値下げ」と同じことと言えます。
一条工務店としても、それだけ本気で蓄電池の導入に力を入れていきたいということなのだろうと思います。
先のブログでも書いたように、13.75kWのパネル+蓄電池を導入することで、初期投資費用を差し引いても260万円以上の収益が得られた上に、万が一の災害時にも非常用電源として使えるわけですから、導入しない理由はほとんどないと言えるかと思います。。。
蓄電池が導入できる人、できない人
既に着手承諾をしてしまった人は導入対象外
今回、一条工務店のキャンペーン拡大は、ほぼ全員、が対象となるものですが、残念ながら対象とならないお宅もあります。
具体的には、12月1日以前に着手承諾(正しくは「工場加工依頼日」となっているので、気になる場合は営業さんに相談を!)をされてしまった方は残念ながら蓄電池+太陽光キャンペーンに申し込むことはできません。
しかし、それ以外の方は全員蓄電池の導入が可能となっています。
現在、設計打合せ中の方であれば太陽光の導入を考えていなかった、という方も太陽光の導入とセットで蓄電池の導入が可能となります。また、後で書くように着手承諾済みの方も導入が全くできないわけでもなさそうです。
太陽光発電を導入しない方は対象外
建築地予定地の南側に高層建物がある、または将来建つ可能性があって太陽光の導入を行えない方など、太陽光発電システムを導入されない方は蓄電池キャンペーンを利用することはできません。
一条工務店の蓄電池は太陽光発電システムに付随するパワーコンディショナーを利用するため、太陽光発電システムを導入せずに蓄電池単体での導入はできないのです。
ただ、これは以前から同じなので、変更ではありません。
ソーラーパネル容量5kW未満のお宅も対象外
一条工務店で家を建て、太陽光発電システムを導入される方はほとんど影響を受ける方はいらっしゃらないと思いますが、今回の蓄電池システムではソーラーパネル容量5kW未満のお宅は対象外、となっています。
蓄電池は導入できるけれど仕様が異なる方
蓄電池は導入できるけど、ソーラーパネルは旧タイプの方
これまでの一条工務店の蓄電池キャンペーンでは、ソーラーパネルが従来の210Wタイプから、通常は250Wタイプに効率アップが行われています。
しかし、今回のキャンペーン拡大に際して、着手承諾が12月2日~12月27日までで、かつ、契約日が2019年9月30日以前の方、はソーラーパネルは210Wタイプの旧タイプのソーラーパネルとなってしまいます。これは、そもそも210Wタイプで契約されていたものなので仕方が無いかな?と思います^^
一方で、2020年1月以降に着手承諾をされる方で、これらの方はソーラーパネルは自動的に250Wタイプに変更されます。その場合容量が増えちゃうように思いますが、その場合の価格は未確認です!?もし値上げしなかったらかなりおトクですね^^
蓄電池が「水害仕様」にならない方
これが、新たにキャンペーン適用となった方(9月30日以前に契約された方)と、以前からキャンペーン適用だった方(10月1日以降に契約された方)の最大の違いとなります!最大の違いですが、性能的には影響はないため、実質的な問題はほとんどありません^^;
その地が以外、蓄電池が耐水害仕様かどうか、と言う点です。
耐水害仕様と言っても、蓄電池そのものは全く同じで「設置高さ」が変わります。
2019年10月1日以降に契約をされて、蓄電池を導入される方は原則「蓄電池は高さ60cm」の一位に壁掛けで設置されます。
一方で、今回新たにキャンペーンが適用されることになった「2019年9月30日以前」に契約されていた方のお宅では蓄電池は「地面置き」となります。
なぜ一条工務店が120kgもの重量がある蓄電池を壁にかける仕様としているかというと、「水害」を想定してのこととなっています。
前回のブログで、一条工務店が販売する分譲地で大規模な浸水被害があったことを書かせていただきました。
大規模な停電は様々な災害と同時に起こることが多いかと思います。そして、近年急速に増える豪雨被害、そして、先の台風19号による水害などを踏まえて、一条工務店では耐水害仕様の検討を行っています。
一条工務店では、水害が発生した場合に蓄電池が水に使ってしまって故障したり、また、床下浸水程度であれば蓄電池が利用できる可能性を残すという意味で、蓄電池を高い位置に設置するという仕様を採用していました。
しかし、2019年9月30日以前に契約されたお宅では、残念ながらこの「高い位置への蓄電池の壁掛け」に対応はされず、蓄電池は地面置きとなるようです。
ただ、実質的には大きな影響を受けることはないため、軽微な仕様の違い程度と思います^^
蓄電池の取付は引き渡し後になるかも?
蓄電池設置は2020年4月中旬以降??夏前の家では引き渡し後に設置の可能性も?
従来の蓄電池キャンペーンでは、蓄電池キャンペーンでは「2020年4月13日上棟以降」という条件が設定されていました。そのため、2019年10月1日以降に契約されていても、上棟日が2020年3月を予定されている方(ほとんどいないとは思いますが)は対象外となっていました。
しかし、今回のキャンペーン適用範囲拡大に伴い、この条件も撤廃されました。
ただ、蓄電池自体の供給時期に変更はない可能性が高いとの情報を得ており、また、キャンペーンの適用範囲を拡大したことで新たにキャンペーンの適用を受けられる方の場合は、上棟が4月以降であっても場合によっては蓄電池の設置が引き渡しに間に合わない可能性があるとの説明が行われているようです。
え!じゃあ蓄電池は設置できないの?と思われるかも知れませんが違います。
蓄電池の設置が引き渡しに間に合わなかった場合は、引き渡し後に蓄電池を別途取り付ける予定とのことです^^
引っ越し後の慌ただしい時期に1日時間を取らなければならないというのはデメリットと言えばデメリットですが、大きな問題ではないように思います^^
2020年夏頃までに引き渡しを受けるお宅では、引き渡し後に蓄電池が設置される可能性もあるようです。
え!昨日着手承諾知っちゃった!!!(´д`)という方も後から導入可能!
アフター工事によって蓄電池の設置は可能:ただし価格は未定
一条工務店では月に約1000軒の契約をしていますから、昨日着手承諾をしてしまったという方が理論上30軒以上ある計算になり、今日が12月13日ですから今月に入ってから着手承諾された方は400軒、さらに10月以降に着手承諾をしてしまったという方は、2000世帯以上いらっしゃるはずです。
そうした方の中には、蓄電池キャンペーンの話を聞いて、うらやましいな~と思いつつ適用外と聞かされてあきらめて着手承諾をされた方もいらっしゃると思います。
朗報です!?今回、そうした既に着手承諾された方も蓄電池設置が可能となる予定も併せて発表されています。
まだ、価格等は発表されていませんが既に着手承諾をされてしまった方であっても、蓄電池を「アフター対応」として後付けできるプランを準備する予定である旨が通知されているとのことです!
価格次第ではあろうと思いますが、おそらく市場価格に比べるとかなり割安である可能性が高いと思う(期待している)ので、気になる方は営業さんなどに確認してみてください!
ちなみに既に上棟を済まされている方や今月中に上棟される方などは、残念ながらアフターであっても蓄電池の後付けはできません。
蓄電池が後付けできる家、できない家
パワコンの変更が大きな分岐点
蓄電池がアフター対応であっても取り付けられる家と、取り付けられない家の分岐点は「新型パワコン」が設置されているかどうか、によります。
一条工務店の蓄電池は太陽光発電システムのパワーコンディショーナーと接続する仕様になっています。来年1月あたり(詳細不明)に既に契約されたお宅も含めて、一斉に「新型パワコン」への切り替えが行われます。
旧型パワコンが設置されたお宅では、残念ながら蓄電池を接続する機能がありません。
一方で、新型パワコンが設置されたお宅では、蓄電池が設置されていなくても、パワコンの機能としては「蓄電池との接続ポート」が存在してます。
そのため、新型パワコンが設置されたお宅では後付けではありますが、蓄電池設置が可能になります。
一方で、私の家も含めて旧型パワコンが設置されている家では将来(おおよそ10年~15年経過後)現在使用中のパワコンが劣化して交換のタイミングで蓄電池が導入になるはずです^-^
今回取り付けられなかった方は、すぐに蓄電池は取り付けることはできませんが、良くも悪くも蓄電池価格は大きく値下がりしている過渡期にあります。また、蓄電池が「経済性」の観点で大きなメリットを生み出すのはFIT切れ後になるので、そういった意味ではちょうど良いタイミングでより割安になった蓄電池を導入できると思って将来に期待するのが良いと思います^^
今回の蓄電池キャンペーンの拡大などを見ている限り、一条工務店としては蓄電池の設置を本気で進めているようですので、一条工務店で家を建てて太陽光発電システムを導入された方であれば、いずれ蓄電池を設置できる可能性があります^^
私も期待しています!
蓄電池設置仕様変更:蓄電池設置は悩ましそう?
蓄電池の下にパワコンは置けなくなりました!
一条工務店では、当初蓄電池を地面から120cmの高さに設置すると発表されていました。
しかし、今回新たに得た情報によれば蓄電池の設置高さは「地面から60cm」に変更されたとのことです(仕様変更を詳しく説明しないのは一条工務店のいつものこと。。。)。
そのため、高さ120cmであれば下記のように蓄電池の下に室外機を設置することができましたが、新たな仕様では蓄電池の下に室外機を設置することはできなくなりました!
悩みを増やす蓄電池設置ルール
蓄電池の高さ変更はかなりシビアな問題になる可能性があります。蓄電池は原則北側(直射日光があたらない位置)に設置されます。
そして、蓄電池は以下のようにパワコンと40cm離した位置に取り付けることが必要なようです。
蓄電池本体が約60cm、パワコンが45cmあるので、蓄電池を導入した場合、145cmの「壁」が必要になります。
この約1.5mの必要幅が地味に住宅の間取りに影響を与える可能性があります。
というのも、一条工務店の家は基本的にオール電化住宅となっており、エコキュートも設置されているかと思います。また、床暖房には室外機があります。さらに、居室に設置されるエアコンの室外機もあります。
仮に、エコキュートと床暖房室外機、寝室と、2つの子ども部屋に1台ずつエアコンを置いてこの室外機を北側に集約したとします。さらに北側に勝手口も設けたいと考えます。ちなみに我が家はこの構成です^^
すると、下のようにざっくりですが、全てを並べて幅は9mになります。
そして、エコキュート、蓄電池、パワコン、勝手口は「上部に窓」があると干渉してしまう可能性があるため、窓がある部分には設置できません。
例えば北側に風呂場を設けている場合は必然的に北側に窓が設置されるので、その部分にはこれらの装置を設置できません。
40坪の我が家は北側の壁面が約13mありますが、上記の装置を並べるとかなりギリギリです。坪数が30坪程度だと北側集約はかなり困難になります。
もちろん、機器を東西に置くことでこうした問題は回避できますが、通路の確保などを考えるとどこか一面の壁にまとめた方が便利なことも多いのは事実です。
そのため、蓄電池設置に必要な幅1.5mは地味に間取りや住宅そのものの配置に影響を与えることが懸念されます。
これから設計打合せをされる方はこのあたりも含めて計画されると良いかと思います\(^o^)/
まとめ:とりあえず蓄電池を設置できる家が増えた!
ひとことで言えば、これから家を建てる方がうらやましいです!
我が家も蓄電池は設置していますが、容量5kWhで価格は60万円(補助金山盛りで^^)でした。それが、補助金なしで半額で手に入り、さらに蓄電池の機能として停電時には非常用コンセントや特定のコンセントだけではなく住宅全体の電源を確保できるというのは相当にうらやましいです!
これから家を建てる方で、FITのニュースなどを見て太陽光発電システムを導入することを躊躇していた方も是非太陽光発電システム+蓄電池の導入を検討してみると良いかと思います。
少なくとも、私の試算では、損することはまずあり得ず、20年間で200万円以上の収益になると思います。
実質的な自己負担なしで、太陽光発電システムと蓄電池が導入できるというのはもの凄くメリットが大きいと思います\(^o^)/