住宅展示場に行く前に知っておくべき10のこと:良い営業マンに巡り会うために

こんばんは。さすけです。

私は自分が家を建てようと思った段階では、営業マンはダメだったら変わってもらえば良いやと言う程度でしか考えていませんでした。

しかし、担当営業を交代してもらうと言うことはどうも相当難しい(面倒な)ことのようです。そして、これは住宅販売の慣習なのか分かりませんが、住宅展示場で偶然接客についた営業マンが担当営業となってしまいます。

そう、私達顧客の側には営業マンを選択する権利がないのです。

さらに言うならば、営業マンの善し悪しは自分が家を建てることに対する満足感に想像以上に大きな影響を与えます。ブログなどを拝見していると、不満の多くは担当している営業マンとあわないが故に起こっているようにも思えます。営業マンがなぜ家造りに重要なのか、求めるべき役割などは機会があればまとめてみたいと思います。本日は、より自分とあう営業マンをみつける方法について考えてみたいと思います。

このブログを読んで下さる方の多くは既に一条工務店に決めている方が多く本日の記事はあまり役に建たないかも知れません。すみません。。。

営業マンの選択はいわばギャンブルと思います。

幸い、私はギャンブルに勝ちました\(^o^)/

私は気があわなければ営業を変えてもらえばいいや、などと思っていましたが幸い営業を変わってもらおうと思ったことは一度もないまま着手承諾まで来ました。
ついこの間も、妻と家造りに関しては営業の人に恵まれているね~と二人で話していました。

何のミスもないかというと別にそんなことはありませんが、社内の調整をうまく取り仕切ってくれていますし、私がやりやすいように打ち合わせの場を提供してくれてきました^^
私のくだらない疑問にもつきあってくれて、分からないことはきちんと調べて回答してくれました。(←いや~、大変だったと思いますよ、私は怒ることはほとんどありませんが、なんていうか自分でも面倒なことを聞いていると思うことが多々あるので^^;;)

と、それはさておき、良い営業マンと会うためにはどうすれば良いのか、今だから分かることを書いておければと思い、書くことにしました。もしも、これから展示場に行こうかと思われていたら是非参考にしていただければと思います。

1.知り合いに紹介してもらう
これが、良い営業マンを指名できる唯一の方法です。2番以降はギャンブルの勝率を上げる方法に過ぎません。

職場や身内など身の回りに自分が興味のあるハウスメーカーで家を建てた人がいれば是非話を聞いてみて下さい。そして、営業マンの印象なども詳しく聞いてみて下さい。もしも、良いかな?と思えたら是非紹介してもらって下さい。
良い営業マンに担当してもらうには信頼できる知り合いが信頼している営業マンを紹介してもらうのが一番です。 これ以上に信頼できる情報はありません。

紹介してもらうことで、さらに良いことがあります。それは、多くのハウスメーカーでは紹介された顧客には割引やオプションの追加などのサービスがあります。また、大抵の場合、紹介した側にも商品券等の形でメリットがあります。

紹介なんて受けたら、そのハウスメーカーで建てなくちゃいけなくなっちゃうんじゃないの?と心配されるかも知れませんが、紹介者が信頼している営業マンであれば、「まだ建てるかどうかは分からないし、他のハウスメーカーも検討しているけど興味があるから家のことを教えて欲しい」といった風に紹介をしてもらえば良いです。紹介者が本当に信頼して紹介できると思っているなら、この程度の要望は全く問題ないと思います。さらに、まだ検討段階だからパンフレットだけ欲しいといった紹介でも良いと思います。営業電話は控えて欲しいといった要望だって問題ないです。

きちんとした営業マンであれば、そういった内容にもきちんと答えてくれるはずです。最も高確率で良い営業マンに出会える方法はこの方法だけだと思います。ただし、それでも、紹介者には良い営業マンでもあなたにはあわないと言うことは起こり得ます。これは、仕方がありません。。。

2.簡単にアンケートに住所と名前を書かない!
私が住宅展示場を訪れた際は、住宅業界にこのような風習があることを全く知りませんでしたが、一般にどのハウスメーカーでも住宅展示場を訪れるとすぐに営業マンが出てきて、案内をしてくれます。そして、その営業マンがあなたの担当営業となります!!

営業マンはあなたが晴れてハウスメーカと契約することになったとき、その後の設計、工事、メンテナンス、といった長期間にわたってつきあうことになる人です。多くの人は生涯最大の買い物を託すこととが出来るかどうかを見極めたいと考えると思います。

既に、この段階ではあなたには営業マンを選ぶ権利がありません。

営業マンは展示場に入るとすぐに「アンケートをとっていますので記入をお願いします」、「キャンペーン期間中で、アンケートに答えていただいた方に粗品を差し上げております」などと言ってくるはずです。これに記入した瞬間にあなたの担当営業が確定してしまうのです。

 

ここで、アンケートを記入してしまったらちょっとやそっとのことでは担当営業を変えてもらうことは出来ません。もし、少しでも違和感を覚えたり、不安だったらアンケートを記入せずに名刺をもらってこちらから連絡を取るようにすれば良いのです。あわなければ連絡せずに、別の日に同じ展示場に行って違う営業マンに案内してもらえば良いのです。

入り口すぐのところでアンケートをあなたが断ったら、嫌な顔をされるんじゃないかと不安になると思います。でも、おそらく、そんなことはまずありません。出口で断ったら嫌な顔をするかも知れませんが^^;

なんで?そりゃそうです。だって、あなたは既に「営業マンを選ぼうとしている」と宣言しているようなものです。しかも!あなたには家を買う気があるとも宣言しているのです。営業マンは自社の良いところをアピールして、自分を売り込んできてくれるはずです。そして、出口でもう一度アンケート記入を促されるはずです。

この人で良さそうと思えれば、アンケートに記入すれば良いのです。 逆に、あわなそうだと思ったら、出口のアンケートも断って、別の展示場の建物に行くか、日を改めて行けば別の営業マンが出てきます。

この方法では営業マンを見極めるチャンスが1回だけしかありませんが、入り口でアンケートに答えてしまえば、営業マンを見極める機会は0回で完全なギャンブルです。しかし、出口で答えれば少なくとも1回話すことができます。おそらく、できる限り時間をかけて話そうとしてくれるはずです^^

ちなみに私は入り口でアンケートに答えてしまいましたが。。。だって、そんなこと知らなかったんですもん!幸いにして私は営業の方には恵まれました。しかし、営業マンとのそりが合わないが故に不愉快な思いをされている方が非常に多いのも事実です。1回だけでも営業マンを選ぶ機会が与えられれば、勝率はかなり上がると思います。

3.連絡方法を決めておく:家に来る営業マンが多いです。
これは、私の経験的な話で本当にそうであるかは不明ですが、もしも出てきた営業マンが若い人だった場合、その日の夜のうちにその営業マンが家に来ます^^;

多分、そういう営業手法なんだと思います。もうね。あの手この手ですよ。わかりませんが人によっては「若いけど、自分の家の為に頑張ってくれるな~」と思うんでしょうかね?

ということで、家に来られても困る場合は、営業マンに今後どのように連絡を取って欲しいかは家族で事前に決めておいて、最初に伝えておくと良いと思います。私の場合は基本的にメールでやりとりしたいとお願いしました。電話は仕事が中断されますし、家に来たら部屋を片付けなくてはなりません。。。

4.キャンペーンは最後の一押し
営業マンが自社の家の説明を一通り説明し終わると、現在行っているキャンペーンの話をしてくると思います。しかし、現在のキャンペーンが終われば次のキャンペーンがはじまります。
自分がほぼそのハウスメーカーで建てることを決めた段階であれば、キャンペーンを使うのは良い手だと思います。しかし、キャンペーンの適用を受けるために契約を焦ると失敗するように思います。何しろ、家の価格は1000万円以上します。対してキャンペーンは数十万円程度です。大きな金額ですが、後悔しないためにもキャンペーンは最後の一押しと思っておくことが重要と思います

また、別形態として「来月から値上がりするかも知れません」というアプローチもあります^^;
これは、一条工務店に関してですが、このようなことを言われても来月値上がりするかどうかは分かりません。そして、おそらく営業マンも「上がるかも知れない」という情報しか持っていないと思います。値上がりと言っても大抵は坪あたり数千円です。40坪の家で20万円程度でしょう。キャンペーンと同様、ほぼ確定しているなら最後の一押しになるかも知れませんが、迷っているならば契約すべきでは無いと思います。

キャンペーンで押されて契約してしまって後で後悔して解約などということを見受けます。キャンペーンや値上げの情報は最後の一押しだと思っておくのが良いと思います。

5.良い営業マンはあなたの気持ちを促し、悪い営業マンは契約を促してくる
多くの人は、住宅展示場に行こうと思った段階ではいつまでに家を建てようというのは漠然としたものであることが多いと思います。そのうち建てようと思っているならば、焦る必要はありません。これは良い営業マンでも同じですが「早く契約を取ること」が仕事です。あの手この手で契約に持ち込もうとします。

ただ、これは私の勝手な印象ですが、良い営業マンはあなたが家を建てる気になるのを促すのに対して、悪い営業マンは契約を促してきます。
豆腐を買いに来たんじゃないんだから、初めて展示場に行った段階で契約を促してくるようなのは論外と思いますが、私がその気になってもいないのに契約だけを促してくる営業マンが本当に多かったです。

この点に関しては、我が家の営業マンは私を非常にうまく、その気にさせてくれました。私は正直、別に家を建てることを焦っていませんでしたが、夫婦そろって、完全にその気にさせられました^^;だって、仮契約をしたいと言い出したのは私の側から言い出してしまったぐらいですから。。。

*ちょっと余談 
詳しくは私の担当の営業の方でもないので分からないのですが、私が展示場で見た一条工務店の営業マンで「すごいな~」と思わず感心してしまった方がいました^^:

私が一条工務店の展示場を見学しているときに、ほぼ同時に展示場に入ってきた人がいましたが、おそらくアンケートに答えていましたから初めて一条工務店の展示場に入ってきたのだと思います。小さな子供を連れて、家族で来ていました。その営業マンの方は女性の方なのですが、普通に接客を開始していました。この時点では別に何も変わったことはありませんでした。

多分30分くらいでしょうか?私が2Fのキッチンなどを見て、1Fに降りてリビングに行くと、先ほどの家族連れのお客さんがソファーに座って、営業マンと話していました。で、何をしていたかというと、子供の写真や家族写真を見せてもらっていたのです。なんで家族写真を持っているのかもよく分からないですが、何しろ、相手の家族写真を展示場のテーブルに置いて見ていたのです。家の話は全くしていない様子でした。

まるで喫茶店のようだな~と思いつつ、ってか、たった数十分でどうやって家族写真を見せてもらうような関係になったんだろう?と不思議に思ってしまいました。だって、普通住宅展示場に来たら営業マンに警戒するじゃないですか?ワタシダケ?
で、さらに今度は1Fのキッチンなどを見て回って、再びリビングに行って、下世話な私は聞き耳を立ててしまいました。すると、今度は子供部屋の話をしていました。しかしも、一条工務店のロスガードだとアレルギーがどうたらと、話していました、なんだか、お客さんを見ると警戒心はゼロで、完全に家を建てる気になっていそうです。というか、友達に相談しているような雰囲気になっていたのです。多分、あの人たちは一条工務店のお客さんになったんじゃないだろうかと、思い、なんだかすごいな~と思わず一人感心してしまった出来事がありました。

偶然そのお客さんが最初からその気だっただけかも知れませんし、わからないんですが、なんというか、すごく感心してしまったのです。
*以上余談でした。。。。

6. ネット・本の情報は鵜呑みにしない
展示場に出展しているようなハウスメーカーの情報であれば、ネット上に多くの情報があるはずです。実物を見た後に、読んでいれば非常に有用なことが多いと思いますが、ネット上の情報だけで先入観を持ってしまうのは危険です。
私のブログも含めて、ネット上の情報は個人の感想に過ぎません。
私には合うけれど、あなたにはあわないことはたくさんあります。

じゃあ、書籍であれば信用できるかというとそんなことはありません。その書籍の著者の略歴を最初に見るようにして下さい。その書籍の著者が所属する組織の家を推薦していることが大半です。そして、書籍の多くは大手のハウスメーカーを悪く書いてあります。そりゃそうです。理由は簡単で大手のメーカーであれば多少悪く書いても無視してくれますし、競合することも多いですから。。。その書籍も著者の営業ツールの一つなのです^^;;

7. 欠陥住宅を気にしすぎない
自分が建てた家が欠陥住宅だったら、考えただけで背筋がゾッとします。だから、展示場に行っても欠陥住宅を建てられるようなことがないかどうかを確かめようとします。しかし、それは多くの場合無駄なことです。

欠陥住宅には2種類あると思います。
第1は、故意に手抜きをして利益を上げるための欠陥住宅です。これは完全な詐欺です。大手と言われるハウスメーカーはこのタイプはほとんど無いと思って良いと思います。そんなことをすれば新聞沙汰です。

第2は、故意に寄らない欠陥住宅です。このタイプの欠陥住宅は大手、中小にかかわらず発生すると思います。それこそ一条工務店はもちろん、積水ハウス、住友林業、大和ハウス、その他たくさんのハウスメーカー、地元工務店でもこのタイプの欠陥住宅は起こり得ますし、事実起こっていると思います。

しかし、自分の家がこのタイプの欠陥住宅になってしまうかどうかは正直展示場に行っても分からないと思います。それが大手と言われるハウスメーカーであればなおさらです。このようなタイプの欠陥住宅は例えば

本来はきちんと雨に濡れないよう防水シートをしっかりとかけておかなければいけなかったのに、ほんの小さなミスでひもが緩んでいて、運悪く風が吹いて、さらに大雨が降り床がぬれてしまって、その結果。。。。というように複合的な要因に寄って生じることが多いと思っています。

もちろん、ハウスメーカーは上記のようなミスが発生しないように対策を取っているでしょうし、マニュアルもあると思います。しかし、最後は人間の手による単純なミスによて発生してしまう事故が欠陥につながるのだと思います。

私が個人的に思うのは、事故が発生したときの対応を事前に聞いておくことが展示場を訪れた段階で出来ることの限界と思います。しかし、ハウスメーカーは「欠陥であれば必ずなおします」と言ってくれると思いますが、何をもって欠陥かは教えてくれないと思います。これは状況によるため、確約できないからだと思います。

もの凄く適当に聞こえるかも知れませんが、最後は信頼できるかどうかの主観的な判断と思います。ただ、気にしすぎても分からないので、あまり気にしすぎないのが良いように思うのです。

8.契約は契約です。きちんと読んで下さい。
これは、初回の展示場で促されることは少ないと思いますが、一条工務店であれば「仮契約」、その他のハウスメーカーでは「事前契約」、「顧客登録」など名前は様々ですが「お客様の希望に従って設計をするためには最初にお客様がうちのハウスメーカーで建てる意思があることを確認するために仮の契約をしていただいています。契約と言っても、解約する際はきちんとお金は返しますので安心して下さい」

といったように「仮」なる契約を求めてきます。しかし、これは営業マンがなんと言おうと、誰がなんと言おうとれっきとした契約です。内容に不服があり、営業マンの言っていたことと違っていたとしても裁判をすれば必ずあなたが負けます。そういう風に出来ています。

契約を結んではいけないと言うことではありません。仮であっても契約である以上強い効力を持つものです。内容をきちんと読んで下さい。おそらくはあなたに不利な内容が盛りだくさんです^^;それらを納得した上で契約を結んで下さい。後になって、言っていたことと違うとなっても、非は契約を結んだあなたにあります。契約自由の原則です。誰もあなたを助けてくれません。

とは言え、この契約の意味はあなたを騙すことが目的ではありません。これは私の素人考えですが、なぜこのような方法をとるかというと、普通の人は「10万円を損しないように、1000万円の買い物をしてしまう」という心理的な傾向があるからだと思います。

何らかの契約を結ぶと、大抵の場合、解約することになってしまった場合、少しだけ損をする、または負担がかかるように出来ています。こうすることで、あなたが解約しようと思っても簡単に解約できないよう心理的な鎖をはめる行為が、「仮」
契約 だと思います。この点を理解しておけば、最終的な判断を誤ることは少なくなると思います^^

逆に、あなたがきちんと納得した上であれば、解約のリスクは十分に低くなっていると思うので、仮契約などを怖がる必要は無いと思います。

9. 疑心暗鬼にならない
ここまで読まれると、展示場は魑魅魍魎の住む怖いところのように思われるかも知れません。しかし、疑心暗鬼になりすぎないで下さい。営業マンも普通の人です。世間と同じで良い人もいますし、性格の悪い人もいると思います。ただ、世の中と同じであなたを騙そうとしている人はそれほど多くはありません^^;;;

逆に何をやってもパーフェクトな営業マンと出会おうと、探し回っても世間にパーフェクトな人がいないのと同じように、そのような営業マンに出会うことはほぼ不可能と思います。

しかし、多くの人は、身の回りに10人いればその中に1人くらいは気が合う人がいると思います。パーフェクトな人を見つけようとするのではなく、自分と気の合う、話が通じる人に会えればそれで良いのだと思います。そういう意味で、良い営業マンを見つけることは難しくないと思います^^

10. 自分を強く持つ
営業マンはあなたに契約をしてもらうことが仕事です。そんなことは分かっていると思われるかも知れませんが、わかっているようでなかなか理解できないのもこの点と思います。

さらに言うならば、如何に少ない手数であなたに満足してもらいつつ、契約をして家を建ててもらって、お金を払ってもらう、それが仕事です。ですから、それとなく契約を促してきますし、着手承諾も促してくると思います。それは、仕事ですから当然です。悪いとか良いとかではないです。

そのときにあなたが良いと思えるならば契約をすれば良いし、まだ踏ん切りが付かないならば契約をすべきではありません。営業マンは困った顔をするかも知れません。当然です。おそらくノルマもあるでしょう。しかし、それは顧客であるあなたには関係ないことです。

できる限り自分たちで決めるのが良いと思います。また、契約に関しての最終判断は必ず自分で決めるべきと思います。そうすれば、多分大抵のことは満足できると思います^^
良い営業マンであれば無理な契約ではなく、顧客であるあなたに「早く家が欲しい!」と思わせてくれているはずです。

10+α 営業マンも人です。
最後に、これは私が勝手に言っていることなのでご自身で判断していただければと思いますが、営業マンも人です。営業マンは私達顧客の要望する家を建てるべく社内外の調整をしてくれる担当者です。社会的な良識の範囲で接するべきと思います。顧客と営業マンの関係は強弱があるため、勘違いに陥ってしまうことがままあるように思います。そういう意味でも自分を強く持つことは必要と思います。

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