こんばんは。さすけです\(^o^)/
フロアコーティングシリーズ第3弾です!
最初に・・・先ほど、間違えて記事をアップしてしまいましたm(_ _)m
そのため、3月8日の21時から23時あたりまでにブログをご覧になった方は既に以下の内容をご覧になられているかも知れません。また、間違えてアップしてしまった記事には、次回の内容分の記載もあったため、今回と次回の分をまとめ読みしてしまわれたかも知れません^^;;
その場合は今回と次回の分は、既に読まれた記事とほぼ同じ内容である事ご容赦下さい!!
本題です!前回は一条工務店i-smartのフローリングに施されているEBコートというのは一体何なのか?について説明をしてみました。
今回はEBコートが実際にどんなものなのかについて、我が家の床材を例に実物を見て説明していきたいと思います\(^o^)/
フローリングに関する記事は
にも登録してありますので是非ご覧下さい\(^o^)/
実際に床材を見てみよう\(^o^)/
まずはi-smartフローリングを見てみよう!
私が家を建てる際に自宅のフローリングの端材をもらっておいたものを見てみます!
この端材を断面から見てみると
このように合板になっていることがわかります。
ちなみに、上の写真で左側のコの字になっている部分がいわゆる「目地」です。
この部分にコーティング剤を充填してしまうと、床鳴りや不陸などの原因になると共に、一条工務店の床に対する保証対象外となってしまいます。
私が知る限り、エコプロコートに付いては私が問合せをして、グッドライフについてはなーなさんが問合せをして目地を埋めないという回答を得ています。また、一条工務店も目地を埋めない限り保証対象外になることはないと回答してくれています^^
もう少し拡大して見てみましょう!実際目に見えているフローリングの表面というのは
上記の赤線で挟まれた薄い部分になります。
いや~もの凄く薄いですね~^^;
薄すぎて肉眼ではよく見えないですね。。。
もっと拡大してi-smartフローリングを見てみよう!!
ということで!いつもの?
スリー・アールシステム 3R 2.4GHzワイヤレス顕微鏡 Anyty2.4
価格:24,950円(税込、送料別)
こいつで見てみます^^
倍率は200倍にセットしました!
こんな感じで、床材の極表面部分だけだったりします。
フローリングの表面の厚さは表面の透明な部分と実際に木目が書かれた白い層の2重構造にになっており、両方を足しても厚さはたったの0.15mm(150μm)程です。
表面側の厚さ0.09mm(90μm)の層がEBコート層か!
UVコートの0.04mm(40μm)よりも厚いじゃん!!
と思われるかも知れませんが、残念ながらこの部分はおそらく、EBコート層ではなく、透明オレフィンシートと呼ばれる層と思われます。。。。
EBコートの厚さはUVコートの10分の1程度の薄さ!?
EBコートの厚さは90μmよりももっともっと薄くて、私の持っている顕微鏡でははっきりと確認することはできませんでした。。。
表面に極薄い層があることから、これがEBコート層だと思われます。顕微鏡写真の膜厚、及びEBコートの特許を有する大日本印刷の公開特許情報などを総合すると、EBコートの厚さは最大でも10μm以下、おそらくは数μm程度の厚さだと思われます。
よって、EBコートとUVコートではその膜厚に約10倍の開きがあると思われます!
10倍の膜厚の違いが、性能に対してどのような影響を及ぼすかは今後実験を通じてお見せしたいと思います\(^o^)/
そして、厚さ0.06mm(60μm)程度の白い部分がいわゆる木目が描かれた層と思われます。
0.09mm(90μm)や0.06mm(60μm)と言われてもいまいちわかりませんよね?
これがどれくらい薄いかというと
上記は私の髪の毛です^^;
太さは約0.25mm(250μm)です。
ようするに、フローリングの表面というのは人間の髪の毛の半分強の厚さしか無いと言うことになります。
もっと言うならば、UVコートの厚さは髪の毛の約6分の1の厚さ、EBコートの厚さは髪の毛の100分の1程度の厚さと言ったイメージです。
フローリングの表面を剥がしてみると・・・
フローリングの表面だけを剥がしてしまうと・・・・
中からは高密度繊維板(HDF)と呼ばれる合板材が見えてきます。高密度繊維板については次回詳しく書きます^^
上の写真は1cm角程度にカッターナイフを使って表面に切れ目を入れて、あとは爪を入れると剥がれます。剥がすときの感覚から言って、剥がそうと思って剥がせば簡単に剥がせますが、通常の生活で上記のように剥がれることはそれほどないとは思います?
どの程度で床表面が剥がれてしまうかと言うことも追々書きたいと思います!
以上が断面から見たEBコートでした\(^o^)/
EBコーとされたフローリングの表面
続いて、表面を見てみます。
i-smartのフローリング表面は一見すると綺麗な木目に見えます。
おそらく日常的に木材を触り慣れた人などであれば、本物の木なのか単なるプリントなのかはすぐにわかるのだと思いますが、私のような素人には触っただけでは木材なのか、プリントなのかはよく分かりません。。。^^;
顕微鏡で見てみるとびっくり!
しかし、顕微鏡で200倍まで拡大してみると・・・・
このように、いわゆるエンボス(でこぼこ)加工がされているのが見られます。エンボスの大きさはおおよそ0.2mm(200μm)程度です。
ちょうど髪の毛1本の太さの穴が無数に空いているイメージです^^
あ、先日最後に出したクイズの正解はi-smartフローリングの表面顕微鏡写真でした!誰も回答してくれなかった~(; _ 😉
同じ倍率(200倍)で撮影したいわゆる無垢板は
上記のように木目が見られますので、全く異なっていることがわかります!
ちなみに上の写真はi-smartのカウンターの写真です^^
カッターナイフでキズを付けるとそこから見えるのは?
フローリング表面にカッターナイフで少し切れ目を入れてみると・・・・
このように表面のシートを突き抜けて内部の高密度繊維板(HDF)が見えてしまいます。。。。
なんだか見てはいけないものを見てしまったようです^^;;
そっと閉じたいところですが、一度開いてしまったキズを閉じることはできません^^;;
このあたりは無垢材との大きな違いで、無垢材であれば上記のようなちょっと下キズであればやすりを掛けたり蒸しタオルで押さえるなどでキズを目立たなくすることができますが、シートフローリングではキズが付いてしまったら最後です。。。
どの程度で傷つくの?
ただし、EBコートのおかげ?で、爪を立てたり、ボールペンで床材にいたずら書きをしたぐらいでは上記のようにシートが破れてしまうようなことはありません。
実際に少し強めにボールペンを床材に押しつけると・・・
こんな風になります。。インクは少し拭き取ってあります。
ただ、ボールペンを押しつけたことによって床材のエンボス加工が潰れてしまっているのがわかるかと思います。この状態になると、目視で床に明らかなキズが確認できます。
結構インクが付いているな~と気になられた方もいらっしゃるかと思います。。。この実験も1回分の記事として詳細に見ていきたいと思います\(^o^)/
まとめ
今回は、i-smartで採用されているフローリングがシートフローリングである事を確認しつつ、表面シートの厚さを顕微鏡で拡大して確認して見ました\(^o^)/
シートフローリングの表面はかなり薄く、カッターナイフでキズを付ければすぐに内部が見えてしまうことがわかりました^^;
次回は、もう少し踏み込んで、EBコートはなぜ必要になったのか?そして、一条工務店以外のEBコートなども見つつ、EBコートってどんな位置づけのコーティングなのかについて見ていきたいと思います\(^o^)/