建築済で住宅展示場に行ったらハウスメーカーの対応の違いに素が見え隠れ

こんばんは。さすけです。

お正月休みに住宅展示場に行ってきました。

建築済の我が家ですが、家族で展示場を訪れたところ、ハウスメーカーの対応の違いにかなり思うところが多くありました。

今回たった半日ではありましたが、一条工務店、蔵持ハウジング、住友林業、スウェーデンハウス、ダイワハウスの5軒の住宅展示場を回ることができました\(^o^)/

その前にまずは先日の記事の補足です!

補足情報終了です。

いずれのハウスメーカーの展示場でも、「既に建築済ですけど中を見せてもらっていいですか?」と確認をしてから見学をさせてもらいました。

そうしたところ、ハウスメーカーによって対応には大きな差がありました。

以下、不愉快に感じられる方もいらっしゃるかと思いますがその点ご容赦ください。

そして、あくまで以下は私の感想ですし、対応してくださった営業さん(対応してくれないところもありましたが)個人の問題である事は十分に理解しています。

感じの良いハウスメーカー悪いハウスメーカー

建築済で住宅展示場見学に行くと何が起こるのか?

3年前に家を建築済の我が家はハウスメーカーにとっては「お客さん」としては、非常に期待が薄い、もっと行ってしまえば「お客さんじゃない」立場です。

営業さんの仕事が新規の顧客獲得である以上、契約の可能性の低い来場者への対応がおざなりになるのは、ある程度覚悟していましたし、頭では当然のことと理解はしています。

あたかも家を買うそぶりを見せながら入る事は相手にも迷惑と思い、入り口で呼び込みの方に必ず「家を3年前に建ててしまっているけれど中を見せてもらっても良いですか?」と確認をしてから見学をさせてもらいました。

門前払いされるかと思っていたのですが、見学をお願いしたハウスメーカーの全てで快く「どうぞ見学してください」と言ってもらうことができました。

そして、これが予想以上に新しい発見に繋がったのです!!

ハウスメーカーによって、良くも悪くも対応の差があまりにも大きくビックリしたのです。

 

非常に感じの良い対応をしてくれたのが、蔵持ハウジングダイワハウススウェーデンハウスの3社でした。ちなみにダイワハウスの坪単価や値引きの情報はこちらにまとめてあります

一方で、非常に感じの悪い対応だったのが一条工務店と住友林業でした!!(あくまで個人の感想です( ̄^ ̄)ゞ)

そして、この5社の対応から、それぞれの会社の特徴、特に「引き渡し済の顧客」に対する対応の違いが強く垣間見えてきたように思ったのです。

もう少し踏み込んで言うならば、それぞれの会社で家を建てた後、引き渡し済のお客さんに対する対応も同様の対応になっているのでは?と強く思ったりしたのです。あくまで想像ですが、もしかするとそれはアフターサービスの違いにもつながっているのではないか?とさえ思えて来たのです。

家の良さを悪さを一生懸命説明してくれた蔵持ハウジング

蔵持ハウジングというのは、茨城県牛久市に本社を置いて茨城県を中心とした中堅どころのハウスメーカーになります。

建築棟数は年間で100棟弱のようですから、一条工務店の100分の1以下の規模です。しかし、私が住むつくば市やその周辺の牛久市などの展示場で見ることができる「和」を押しだしたハウスメーカーになっています。

個人的な感想ではありますが、はじめて見学したのですが今回見た展示場の中では対応だけでなく内装も一番良かったです!

外見は和風の建築なのですが、内装は和洋をうまく取り入れており、ごてごてしすぎても折らず、かといって生活のことも良っ考えられている住宅でした。

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室内の間取りのグラデーションが面白い!

これは是非つくば展示場の蔵持ハウジングの展示場を実際に見てもらえればと思うのですが、玄関から家に入るまでは「和」の雰囲気だったのが、玄関から入るとすぐに落ち着いた「洋」の雰囲気になります。それも、金持ち趣味的な訳ではなく、洋ではあっても和を忘れていないとでもいうような落ち着いた雰囲気でした。

そして、面白いのが、室内に入って「洋」のリビングがあり、歩いている知に徐々に「和」の雰囲気が所々に織り込まれてくるのです。

 

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リビングは完全な洋室で、そこからキッチンに繋がり、所々に和風の趣が取り入れられていますが、使い勝手は完全に現代風のキッチンでアイランド型になっています。

そして、もう少し歩いて行くと、完全な「和」である和室があらわれてきます。

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まさに「書斎」という雰囲気の書斎があらわれます。

聞いてみると、洋から和に徐々に変化していくようグラデーションとして設計されているとのことでした。

非常に見応えがあって面白い作りだと感じました。

ある意味、「住宅展示場の為の家」であることは否めません。

お風呂はヒノキ風呂で、漆喰の壁といった具合で、実際に生活をするにはメンテナンスの問題などかなり多くの問題があるように思います。

しかし、家づくりへの希望と夢は大きく膨らむのは間違いありません。

そして、所々に施されたちょっとした意匠性や工夫は素晴らしいものがありました。

例えば上記の和室の奥に見える腰掛けの高さにある飾り棚、などは和室にあればそれだけで印象を大きく買えることができるように思います。

また、和室の左手に見える棚の下、ここには室内であるにもかかわらず玉砂利が敷かれているのですが、これをそのまま取り入れる家はないかと思いますが、和室の中に「石」があることで和室の「和」の印象に大きなインパクトを与えている様に思ったのです。

玉砂利では掃除が大変になりますが、和室の床にタイルを貼ったら同じように和室の印象を大きく変えることができるのでは?と思ったりしました。

そして、蔵持ハウジングの営業さんは私達が家を買う可能性がないことを十分に分かっていながら、蔵持ハウジングがどういったハウスメーカーか、そして展示場の工夫を丁寧に説明してくれました。

また、展示場の良い面だけではなく、「漆喰の壁は掃除が大変になってしまう」といったデメリットも率直に説明してくれました。

営業さん曰く坪単価は概ね60万円~ということだったので、こだわりを取り入れていったら70万円~80万円程度かな?という印象でした。ちなみに展示場をそのまま建てようと思うと90万円/坪程度ということでしたが、これで坪単価90万円なら良いかな?と思える印象でした。

帰り際には、「新年のイベントでお年賀をお渡ししているので、こちらからお好きなものをお持ちください~」と言って、台の上に並べられた年賀の品を勧めてくれました^^

そのなかから、お茶を一ついただきまいた。そうしたら、横にいたもう一人の女性営業さん?が「一条工務店さんに怒られちゃうかしら?でも、こちらも是非持って行ってくださいね!」といって他のお年賀の品まで渡してくれました^^;

怒られるも何も、その前に訪れた一条工務店ではかなり嫌~な対応をされたばかりだったので、それをもらえたことではなく、そういった気遣いをしてもらえたことがスゴク嬉しかったです\(^o^)/

(家に帰ってお茶のパッケージを見てみたら、蔵持ハウジングが本社を置く牛久市の小さなお茶屋さんのお茶で、大手のメーカーのお茶を配るのではなく地元の企業の商品をお年賀に使っているのも良いな、と思いました)

営業さんは名刺も渡してくれて、「友人などで家を建てる方がいらっしゃったら是非ご紹介ください」と話していました。

30分以上、時間をかけて要所要所をゆっくりと説明をしてくれました。そして、私に説明するだけではなく、妻が気になった部分などは妻に対して丁寧に説明してくれているのも非常に印象が良かったです。

正直、もしも紹介するならばこういう会社を紹介したいな、と思いました。

もし、お近くに蔵持ハウジングの展示場があれば、蔵持ハウジングで家を建てるか、建てないかには関係なく、是非一度は見てみる価値があると思います

なによりも営業さんの印象が非常に良く、自社の商品を一生懸命説明してくれて、自社の良さを一生懸命説明してくれる姿勢は非常に好感が持てました。

正直、私達は客になる可能性がほとんどないのにも係わらず、展示場を出てから私達家族が見えなくなるまで子どもに手を振ってくれており、本当に気持ちよく見学をさせてもらうことができました。

 

誰も相手にしくれない住友林業!

蔵持ハウジングの展示場で建築済でも気持ちよく対応してもらえたことに味をしめて、前々から気になっていた住友林業の展示場に入ることにしました!

近所で住友林業の家を建てている方などもおり、また、ブログを通じてデザインにこだわった家を建てている印象が強かった住友林業の展示場に入りました。

住友林業の営業さんは物腰もやわらかく、丁寧という話も多く聞いていたのでそういった部分でも安心して見ることができるかな?と思っていました。

 

早速入り口から展示場に入ると他のお客さんを丁寧に見送った直後の営業さんがにこやかに物腰柔らかく私達の方に近づいてきました。

そこで、「既に他のハウスメーカーで建築済ですけど見学しても良いですか?」と聞いたところ、一瞬にして表情が曇り、「あ、ご自由にどうぞ~」といってもの凄い勢いでその場を去って行きました。

その豹変ぷりは、手の平返しの見本とでも言うべき、素晴らしい手の平返し、でした。

その後は展示場内で情報共有が行われたのか、一切の営業さんが私達に近づいてくることはありませんでした。

そうして周りを見てみると、お客さん1組に営業さんが1人ぴったりと張り付いて一生懸命説明をしている家族もいるのですが、手持ちぶさたにしている営業さんがいるにも係わらず、営業さんがチラ見をしても一切近づこうとしないお客さんもそこかしこにいることに気が付きました。

当然、私達家族は後者です(・∀・)

内装などは展示場ですから良かったように思いますが、その前に見た蔵持ハウジングの展示場と比べると、住友林業の展示場の方が見劣りするかな?という印象でした。もちろん、営業さんの対応の違いによる印象の差は否めませんが。。。

ただ、住友林業の坪単価の情報はこちらのページで詳しくまとめていますが、展示場はおそらく坪単価100万円を超えているはずなので、そういう意味でも、ちょっとどうなのかな??蔵持ハウジングで感じたお買い得感は感じませんでした。

そして、住友林業と競合した際によく言われる「無垢の床は暖かい」と言われて床暖房不要論を説明されることが多いのですが、これはあくまで私達夫婦の感想でしかありませんが、少なくとも住友林業の展示場の床は十分に冷たかったです。確かに肌触りは良かったけど、暖かさという観点からは「床暖房なんていらない」と言えるようなものではない印象でした。あくまで対応の差による印象の割引は踏まえてではありますが。。。

ということで住友林業の展示場は、全体的な感じの悪い雰囲気に1Fと2Fをささっと見て、出てきてしまいました。

個人的には、住友林業は一条工務店で家を建てる前に見ておけば良かったな~と思っていたハウスメーカーで、ブログを通じて聞く話でも住友林業の家は良い印象を持っていましたが、今回の見学でかなりイメージが変わってしまいました。。。

 

住友林業の展示場では、契約に関係する来場者か、契約とは無関係な来場者かを入り口で取捨選択して、契約の可能性のない来場者には見向きもしないという対応方針なのだと思います。住友林業の口コミでは、しばしば「収入の話をしたら相手にもしてもらえなかった」といった対応の話を見かけます。おそらく、過去の経験やデータに基づいて、自社の顧客になるかならないかを明確に切り分けて対応しているのだと思います。

線引きがはっきりしていて、「客じゃない奴は相手にしない」という基本方針が明確な潔い対応でした

それが必ずしも悪いとは思いません。効率を重視した結果そういった対応になっているのだろうと思います。でも、本当にそれで良いのかな?と無関係ながら思いました。

あくまで、他社の客だからそういった対応をされたのかも知れませんが、「契約できるかできないか」だけで人を判断するというクセが身についてしまうと、契約済みのお客さんや引き渡し済のお客さんに対しても、どこかでそのクセが出てしまうのではないかと思うのです。そしてそれは結果的に「アフターサービス」にも影響してきそうな気がしてしまします。

住友林業では営業さんと生産さん(一条工務店で言う所の監督)といった具合に、分業が明確に行われているので営業さんがそういったお客さんに対応をする必要がないような仕組みになっているのかもしれず、別に問題はないのかも知れませんが、少し気になりました。

色々と気づきを与えてくれたダイワハウスの住宅展示場

蔵持ハウジングの丁寧な対応で気を良くしていたところで、住友林業のあまりにも冷たい対応に妻が「心が折れた」と言って^^;少し展示場内を散歩していました。

続いて、1月2日にオープンしたばかりのダイワハウスの展示場があったので、そこに入って見ることにしました。

「既に家を建てているのですが見学しても良いですか?」と聞くと、「是非ごらんになってください」と言われて、この日はじめて「台帳」の記載を求められました^^;

それまでの展示場では台帳の記載は求められませんでしたが、とりあえず書きました。

受付の女性の方が、「ただいま営業が全て接客中のため、対応する者がいないのですがどうぞご覧になってください」と言われました。

文章で書くと冷たい対応のように見えてしまいますし、これは建前だと分かっているのですが、それでも前の住友林業の対応に比べると何十倍も良い対応だったように思います。

妻がぼそっと「住友林業もそうやって言ってくれればいいのに」と言っていました^^私も本当にそう思います。

おまえらは客じゃないからという理由で無視されるよりもずっと気持ちよい対応でした。

ただ、実際には室内に入って見学していたらすぐに先ほど書いた台帳を小脇に抱えた女性の営業さんが来て案内をしてくれました。台帳には「建築済」と書いてあるので分かっているとは思いましたが念のため、その営業さんにも「建築済ですが~」という話をしましたが「どうぞ、どうぞ、是非ご覧下さい」と言って一緒に案内をしてくれました。

私達がどこのハウスメーカーで家を建てたのかを聞かれたので「一条工務店です」というと、ちょうど「一条工務店さんも展示場をオープンされた所ですよね~、住み心地はいかがですか?」といった具合でこちらにも質問を投げかけてくれたりしながら会話を弾ませてくれて、やり手な女性営業さんという感じでした。

ダイワハウスの売りとして、大開口をアピールされており、四角い部屋の3面に窓を儲けた部屋などを案内してくれました。軽量鉄骨なので30畳間での大空間が施工できることや、間取りのこだわりポイントの説明など、詳しい説明で非常にわかりやすかったです。

また、妻が「丸見えで掃除が大変そうですね」というと、笑って「その通りです」と話していたのも印象的でした。ただ、そうした女性の視点も取り入れて、玄関から客間に繋がる部屋の間取りや水回り動線のポイントなど、妻が気になるポイントをうまく説明してくれており、蔵持工務店同様、私だけではなく妻への配慮もしつつ、バランスの良い説明をしてくれている印象でした。

あまり私達に長くつきあわせても申し訳ないと思い、引き上げようとすると、「奥にウォークインクローゼットやこだわりの水回りもあるので是非見ていってください」と言われて、他の部屋も丁寧に案内してくれました。

なんというか、良い意味で「ダイワハウスの家って良いんですよ!」と言って自慢をしてもらえているようで、非常に楽しく話を聞くことができまいた。

ダイワハウスの住宅は高齢者への配慮を押しだして、風呂場へのベンチの設置など、一条工務店には見られないこだわりもあり非常に参考になりました。

そして、なによりも前回ブログにも書いたウォークインクローゼットは素晴らしいものでした。これは次々回あたりに記事にしたいと思います!

1Fと2Fを見学して、防音室などもあり、「実際に建てる家」ではなく、あくまで「展示場の為の家」ではあるのですが、ポイントポイントはこれから家を建てる方にとっても参考になる部分が多い展示場でした。

ダイワハウスの営業さんも、「もしどなたかいらっしゃいましたら是非ご紹介ください」と話されており、非常に好感の持てる対応でした。帰り際には玄関の外まで出てきて、お正月なのでゴディバのチョコを配っているのでどうぞ~といって、お土産までもらってしまいまいたm(_ _)m

Win-Winの関係を目指してくれたスウェーデンハウス

住友林業で心が折れていた妻ですが、ダイワハウスで丁寧な対応をしてくれて好印象だったこともあり折れた心はあっという間に元に戻って、「スウェーデンハウスを見てみたい」ということになり、スウェーデンハウスを見学することになりました。

スウェーデンハウスは一条工務店を検討している方であればご存じの通り、一条工務店と張り合う高断熱高気密住宅の雄です。

スウェーデンハウスの展示場に入ると、すぐに中年の営業さんが出てこられて、建築済であることを伝えても快く見学を受け入れてくれました。

どこのハウスメーカーで家を建てたのかと聞かれたので、一条工務店である事を伝えると、「一条さんの家も暖かいでんですよね。住み心地はどうですか?」と聞かれたので、家の暖かさや夏場は暑くなりすぎてしまうことなどを話していました。

スウェーデンハウスの会社の説明や、家の説明なども丁寧にしてくれました。

やはりというか、3重冊子と高断熱高気密をアピールしていました。話には聞いていましたが、窓サッシも木材でできていて他のハウスメーカーとはひと味違う雰囲気で非常に新鮮な展示場でした。

室内は「無暖房で展示中」と書かれており、暖房をしていない状態でも日中の日射しで十分に暖かい状態でした。少し気になったのは1Fと2Fでは2Fの方がやや温度が高くなっていたので、もしかするとシーリングファンなどを回さないとどうしても暖かい空気が2Fに上がってしまうのかな?という印象でした。

ここで、ちょっと不思議に思ったのが、スウェーデンハウスは無垢の床を使っていたのですが、住友林業の無垢の床は冷たく感じたのですが、スウェーデンハウスの無垢の床は全く冷たくありませんでした。住宅メーカーに詳しくない妻は「床暖房は言っているんですか?」と聞くぐらいに暖かく感じました。おそらくは営業さんの対応の違い、ではなく、断熱性能の違いと思います。営業さんが説明してくれるには床下にもかなり厚い断熱材が施工されているとのことでしたので、無垢であれば断熱材がしっかりと施工されていると本当に暖かいんだな~と感じました。

一条工務店の家でも床下にはウレタン断熱材が使用されており、断熱性能はそれほど変わらないか一条工務店の方が断熱性能が高いぐらいのはずですが、我が家で床暖房を入れていない冬場の床材と比較すると、スウェーデンハウスの床の方が明らかに暖かかったです。これは新鮮な発見でした!

これならば、「無垢材に床暖房はいらない」と言われれば、思わず納得してしまいます。

余談ですが、我が家を例にすると、断熱性能の高さ故、冬場であっても晴れた日は床暖房を入れていると室温が高くなりすぎるため、日中は床暖房を切っていることが多いです。しかし、床暖房を切ってしまうと、寒いということはないのですが、足下がどうしても冷たく感じてしまいます。私はそれほど感じないのですが、冷え性の妻と娘は床暖房を切っている時はスリッパや厚めの靴下をはくなどして足が寒くならないように対策しています。

そう考えると、床暖房にせずに高断熱で無垢の床を採用した方が効率が良いような気もしてきます。ただし、先ほども書いたように、床暖房を使っている我が家では1Fと2Fで温度差はほとんど生じませんが、エアコン暖房を使っているスウェーデンハウスの展示場では明らかに2階の室温が高くなっていたので、どちらかが明らかに優れているというものでもないように思います。難しいですね。

また、少し気になったのが木材サッシはどうしても結露などによるシミができてしまうようで、営業さんはノーメンテで30年は使えるという説明でしたが、展示場の木材サッシ部分にも結露によってできてしまったであろうシミが所々見られました。やはりメンテナンス性という観点では木材サッシは難しいな~という印象でした。

スウェーデンハウスの営業さんはこちらの質問に答えるだけではなく、積極的に一条工務店の住み心地や暖房の方式などについても逆に質問をして来ており、私達を客じゃないから無視するというのではなく、むしろ今後一条工務店と競合したときにどのようなポイントをアピールすることでスウェーデンハウスの方を向いてくれるのかを得ようとしている印象でした。

そのような形で話をしてくれると、私達も安心して見学することができるので、実際の一条工務店の住み心地やデメリットなどを説明してしまいました(・∀・)

スウェーデンハウスの方は軒が深いために夏場は日射しを防げる一方で、一条工務店のi-smartは軒がないためオーニング無しでは夏が暑くなりすぎるなどと言う話をしてきました。

値段については、営業さん曰く60万円~ということでいしたが、私が知る限りその金額で家が建つことはなく、どうしても80万円くらいにはなってしまう印象でした。

2015年にノーベル物理学賞をとった梶田先生がスウェーデンハウスで家を建てられているというのがポスターになって貼られていた点はちょっと面白かったです。

初めて見るスウェーデンハウスでしたが、内装などはウッド調で好みは分かれるものの木材の温かみが好きな人にはたまらないものだろうと思いました

また、一条工務店で施工をする際には同じようなパイン材の壁や天井に施工した場合の印象を確認するには非常に良さそうでした。おそらくブリアールなどが好きな方であればスウェーデンハウスはかなり好印象かつ参考になるのではないかと思います。

これから家を建てる人が展示場を回る際は「建築済」と言えば良いのでは?

今回、たった4時間程度で5社のハウスメーカーを回ることができました。

これは、建築中の方が聞いたらどやってそれほど短時間でそんなにたくさんのハウスメーカーを回ったの?と思われるほど、効率的な展示場見学だと思います

私自身、家を建てる前にハウスメーカーをいくつか回りましたが、まるまる1日で回れるのは2社が限界でした。というか1社の展示場に入ると2時間から3時間はかかってしまうため、半日で5社のハウスメーカーを見学するなど到底無理なことでした。

 

通常のハウスメーカー巡り

家を建てる予定があってハウスメーカーの展示場を訪れると、1つの展示場に入ると、まずは台帳に名前や住所などの記載を求められて、営業さんが1人ついて家を細々と説明してくれて、さらには金額の話、ローンの話、そこからさらには現場が近くにあるから見に行ってみないかという誘いがあって、、、、と30分程度では絶対に開放してくれません

しかし、今回、「家を建ててしまっている」と伝えただけで、住友林業のように感じの悪い対応をされることもあったけれど、それ以外のハウスメーカーでは説明自体は丁寧にしてくれました。

一方で、台帳の記載を求められたのはダイワハウス1社のみで、それ以外のハウスメーカーでは台帳の記載は一切求められませんでした。

また、当然ですが営業さんも深追いは一切して来ませんから、住宅の良い部分を効率的に説明してくれて、私達が満足したらそれで見送って終了となりました。

そのおかげで建築前はハウスメーカー巡りをするのが1日仕事でかなり労力のいる作業だったのですが、それが非常に効率的に、しかし一部を除いて効率的に見学できたように思います。

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これからハウスメーカー巡りをする方は「建築済」と言えば良いのでは?

これはある意味「嘘」を付くことになるため、良心の呵責を受ける方もいらっしゃるかと思います。

しかし、誰かに迷惑がかかるような嘘ではないため、そこは多めに見てください。

以前も書いた事がありますが、家を建てる前にはできるだけたくさんの展示場を見てから契約をして設計打ち合わせをした方が絶対に満足のいく家づくりができると思います。

そうはいっても、「これから家を建てたいと思っています」と伝えて展示場に入ってしまうと、1つの展示場で何時間も拘束されることになってしまいます

そして何よりも、全ての営業さんは確実に非常に丁寧な対応をしてくれます。ただ、それは「契約前」だけの丁寧さであるリスクも孕んでいると思うのです。

しかし、「既に家を建築済です」と言って、展示場に入ればしつこい営業を受ける事は一切ありません。何社も回ることで本当に自分が欲しい家がどんどんと形になっていくと思います。

結構な頻度で「どちらのハウスメーカーで家を建てられたのですか?」と聞かれるので、その場合は「建て売りを買いました」と言っておけば良いと思います

展示場を見学する理由は「インテリアが好きで参考にしたいから」で良いです。

こうして伝えるだけで、10社、20社のハウスメーカーの展示場を回ることが難しくなくなります。

しつこい営業をうけずに効率的に展示場を見られるというのもありますが、「建築済」と伝えることの最大のメリットは「営業さんの本性」とでも言うべきものがもの凄くストレートに見えてくる点ではないかと思います。

家は営業さんが建てるものではありません。そのため、私自身も家を建てる前は営業さんがどんな人でも家づくりには影響はないと考えていました。

しかし、

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で書いたように、家づくりを始めてからのクレームの大半は営業さんや監督など個人の資質による問題が大半です。

中には、契約をした途端に打ち合わせにも一切出てこなくなったり、契約前はどんな質問にもすぐに答えてくれていた営業さんが、契約したとたん質問への回答が遅くなったりと言ったように対応が悪化するケースが存在します。

そのような営業マンに担当をされてもろくなことはありません。そうはいっても、ハウスメーカーの営業マンははじめて接客した顧客をその営業マンが担当するというシステムが一般的になっており、私達顧客の側が営業マンを選ぶことはできません。

もちろん、この方法を使っても確実にそのような営業マンを淘汰できるわけではありません。

しかし、建築済という「家を買ってくれる可能性の極めて低い来場者」に対しても丁寧な対応をできる営業さんは、契約後も丁寧な対応をしてくれる可能性が非常に高いと思うのです

少なくとも、「家を既に建てている来場者は相手にしなくても良い」という判断をしている営業マンは、「契約済みの顧客への対応は後回しにしても良い」と判断する可能性が高いように思えてならないのです。

「建て売りを一昨年購入してしまったばかりです」という来場者に対しても丁寧な対応をしてくれる営業さんであれば、契約後も、そして引き渡し後も嫌な顔をすることなく丁寧な対応が期待できるのではないかと思うのです。

ハウスメーカーの建物は好印象なのに営業マンが不安な場合

ハウスメーカーの建物はすごく気にいったのだけど、営業マンの対応が悪く不安を感じる場合は、別の展示場に行ったり、別の日に同じ展示場に行ってに「建築済」と伝えて見学に行けば良いと思います。

そうすれば別の営業さんが出てきます。同じように案内をしてもらって、感じの良い営業さんを選べばと良いと思うのです。

家づくりは一生に一回の大きな買い物です。ハウスメーカー側が勝手なルールとして、最初の営業マンが担当するというルールを作っている以上、顧客側はそれに対策をせざるを得ない様に思います

心に決めたハウスメーカーには早い段階で嘘を謝る

そうして、多くの展示場を回っていくと、本当に自分たちが建てたいと思えるハウスメーカーが見えてくるのではないかと思います。

その中から自分たちが家を建てたいと思えるハウスメーカーと営業さんを数社程度を選んで、その営業さん達には「実はしつこく営業されるのが嫌で嘘をついていたのだけれど、本当は来年自分たちの家を建てたいと思っているのですが、改めて見学をさせてください。建築済と伝えたにもかかわらず丁寧な案内をしてくれたことでこちらのハウスメーカーを是非検討させたいと思っています。」と言って、嘘をついていたことを素直に謝れば良いと思います。

なぜそのような嘘を付いていたのかも説明をしたければ「さすけというブロガーのブログで住宅展示場を回る前には建築済と伝えてから回ると良い」と書かれていたので、そうした、と伝えれば嘘をついた責任は私にあって、自分の責任にはならないはずで^^そんなことでお役に立てるならば、いくらでも私を悪者に使ってください!

ただ、そこで喜ぶ営業さんはいても、不機嫌になる営業さんはまずいないはずです(・∀・)

そうして、ハウスメーカー、そして営業さんを見極めた上で、本当に良さそうなハウスメーカー、そして営業さんに自分の家づくりを担当してもらうことで、家づくりの失敗を回避できるのではないかと思うのです。

そう言えば、感じが悪かったとだけ書いておいて一条工務店の展示場での対応のことを書いていませんでしたね!( ̄^ ̄)ゞ

これでは単なる風評被害状態なので、何がどのように感じが悪かったか具体的に書きたいと思います!

 

かなりの長文ですので覚悟の上

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からどうぞ\(^o^)/