こんばんは。さすけです\(^o^)/
我が家にはoneエネルギーという会社から月々5400円でリース契約によってレンタル?した5.5kWhの蓄電池を設置しています。
[kanren postid=”5414″]一条工務店の家でも設置できるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現在は一部地域ではオプションとして採用できる地域もあるようですし、そうでない地域でもエアコン配管ダクトを設置しておくことで後から別途工事を行うことなく蓄電池をスムーズに設置できます。
設計段階で蓄電池の設置を考えている方は
[kanren postid=”7291″]をご覧いただければと思います^^
で、そんな蓄電池ですが我が家では蓄電池の中に「雨水が浸入して呼称してしまいました(T_T)」しかも設置から2年が経過しての故障です。。。
しかも、蓄電池本体への雨水の浸入は「配管ダクト側」の問題でした。よって、蓄電池側に責任がないケースです。
通常であれば、保証を受けることが極めて面倒になりやすいケースでしたが、oneエネルギーの蓄電池がリースである事で、非常にスムーズに問題が解決できたのでご紹介します\(^o^)/
家庭用蓄電池はどのような人に向くの?
蓄電池で経済的に得をすることはありません
本題とは少しずれますが、これは
[kanren postid=”5414″]でも、書きましたが現時点では蓄電池を設置しても「儲かる」ことはありません。
我が家の場合、月々5150円でリースをして、深夜電力を蓄電池にためて、日中の電気料金が高い時間帯に放電をするという使い方をしていますが、それでも月々の電気料金低減効果は3000円が限界と思います。
よって、5150円-3000円=2150円程度は月々の持ち出しとなっています。
このあたりはデータを取ってあるので後日詳細に分析をしてみたいと思っていますが、実際の電気料金の支払い感覚としてもその程度と思います。
取り付けるメリットが大きいのは:停電によって生じる被害が大きい人
コストメリットがないのに、なぜ蓄電池を取り付けるか?というと、これはやはり東日本大震災の経験が大きいです。
電気が止まったことによって、生活の様々な設備が利用できなくなり非常に大変な思いをしました。個人的には月々2000円程度ならばその「大変さ」を軽減する手段として持っておいても良いかな?と思ったのが大きな理由です。
ただ、東日本大震災のような大規模な震災は人生の中で1回か2回しか経験するものではありません。そのようなものに月々2000円、契約期間20年で24万円を払う価値を見いだす人は多いとは言えないように思います。そもそも、停電が無い限りは蓄電池はその存在さえ忘れてしまうぐらいに存在感がありません^^;図体はでかいですが。。。
ただ、それでも蓄電池を強くお勧めしたいのは下記のような方です。
- 熱帯魚
- その他、冷暖房がないと弱ってしまうペット(鳥や昆虫、は虫類)
を飼育されている方です。
ようするに、電気がなくなってしまうと生死に係わる生き物を飼われている方、特に熱帯魚を飼われている方には蓄電池を強くお勧めします。
こういう方達は、カーバーってリーを改良したりして万が一の停電に備えているようですが、それだったら大容量のリチウムイオン電池を設置しておくことをお勧めします。
そして、これは自分自身が最近思うのは
・ これから子どもが生まれてくる世帯&オール電化住宅
も蓄電池があると安心できるかな~と思っています。
蓄電池が故障した場合の保証
蓄電池が故障した(´д`)
先日のとある日、ONEエネルギーから電話がかかってきて
「蓄電池との接続が確認できないので再起動をして欲しい」
という電話がありました。
確認してみるとモニターにエラーが表示されていました。
先ほども書いた様に、災害時出ない限り蓄電池には全く存在感がないため、停止していることにはま~ったく気が付いていませんでした^^;
指示しに従って再起動しましたが画面には同様のエラーが発生してしまい、エラーから復旧する気配はありません。
遠隔で動作チェックを行ってもらった結果、「水濡れによる故障」であると言うことが分かりました。
そこで、後日ONEエネルギーの方が調査に来られて、カバーを開けたところ、下の写真のように本来は防水されているカバーの内部がびっしょりになっていました(´д`)
一つ一つが蓄電池モジュールですが、結露のような感じでびしょ濡れになっていました、、、
原因は雨水、しかも蓄電池とは無関係・・・
蓄電池の筐体は防水になっており、大雨が降っても内部に雨水が浸入してしまうことがないように設計されています。
しかし、実際に蓄電池の内部はびしょ濡れになっていました。その原因は住宅内部から続く配管ダクトからの雨水の浸入である事が分かりました。
上記のように、蓄電池には配管が接続されているのですが、この配管を外したところ水がジャバジャバと流れ出てきました。。。
大雨の際などに水は下の写真の配管ダクトを通じて上から流れ落ちてきて、ボックスを通って、蓄電池側に流れ込んでいたことが分かりました。
配管は2階から引き下ろしているので、かなりの長さもありますし、接続部分もパッキンは入っていますが、そこまでの防水性のがあるわけではありません。。。
結果的にどこかから雨水が入り込み、ダクトを伝って、蓄電池内に流れ込んだというのが原因となっています。
立ちはだかる保証の問題:ぶっちゃけ、買取でなく、レンタルで本当に良かったと思った。
原因も分かりましたし、対策としては、蓄電池に繋がるボックス部分の防水をしっかりとしておくことで防止することができます。
しかし、ここまで水濡れしてしまった蓄電池は交換をせざるを得ません。
ここで、立ちはだかるのが費用と保証の問題です。
もちろん、蓄電池自体は買取の場合でも10年程度は保証が付いているのが一般的です。ですから、蓄電池自体は買取で購入していてもレンタルでも、いずれの場合も同程度の保証を受けることができます。
しかし、今回のように配管ダクト側に問題があった場合は極めて難しい問題が起こります。
配管ダクト側には保証らしい保証は付いていません。そもそも配管自体の問題なのか、施工の問題なのかも定かではありません。
よって、雨水の浸入は「配管の問題」となった場合、蓄電池は問題ないのに保証の存在しない配管に問題があったために故障したことになります。
そのため、蓄電池の保証は使うことができなくなってしまうのです。そうなると選択肢は、施工業者に保証してもらうか、または、自分の火災保険のオプションで水災保険に入っていればそれを使うしかありません。
ちなみに我が家は高台にあるため、水災保険は入っていませんでした。。。
で、我が家は性能保証型のレンタルであるONEエネルギーとレンタル契約をしています。蓄電池自体は私のものではなく、蓄電能力を有する蓄電池を設置することをサービスとして提供してもらっています。
よって、故意以外の蓄電池の動作不良は全てONEエネルギー側の保証となります。
結果として、保証の問題等が発生することなく、スムーズにONEエネルギー側で蓄電池の全交換+配管の再施工が決定しました。
蓄電池を買取で施工していて、施工業者が保証を投げてしまった場合、全額自己負担になるケースですので、この件でレンタルサービスの有効性を強く認識した次第です。
蓄電池の交換は1日がかり
蓄電池が届くまでには3ヶ月以上かかりました。。。
蓄電池の交換は決まったのですが、蓄電池の在庫が無いと言うことで蓄電池の交換が行われるまでは3ヶ月以上待つことになりました。
ただし、これもレンタルで良かった部分ですが、レンタルが停止してしまっている期間については費用請求をしないと言うことで連絡がありました。また、この3ヶ月によって10年後の契約終了時期が3ヶ月遅くなることもないとのことでした。よって、蓄電池が使えない期間は費用が発生しなかったと言うことになります。もちろん、その間に停電があれば困るわけですが、実際にはなかったので良しとします^^;
蓄電池交換作業の様子
蓄電池の交換は朝9時に始まって15時頃にやっと終了というかなりの作業になりました。
まずは、ピアノなどの精密機器運搬用の車で蓄電池が運ばれてきました!
今回は筐体カバー以外の内部を全て交換するということで、丸裸の蓄電池が届きました^^
古い蓄電池を外したところ配管からは水があふれ出てきていました。配管内部にかなりの水がたまっているようでした。
この見ずについては全て抜き取って、今後は水が浸入しないよう年度などを詰めて対策をしていました。
配管側の対策がすんだあとは、新しい蓄電池の設置になります。
この状態ではまだ蓄電池モジュール自体は組み込まれていない状態なのですが、それでも相当の重量があるらしく、2人がかりで肩紐で吊しての移動を行っていました。
これを蓄電池設置位置に調整して取り付けていきます。
その後は、配管の交換やケーブルの接続作業、そして計測と動作確認と電気工事が続きます。
最後に、同じことが起こらないよう配管の出入り口に防水用の粘土を設置していました。
上の写真の配管の出口部分も防水用に粘土が詰められています。
こうして、我が家の蓄電池は復旧しました\(^o^)/
まとめ
蓄電池のような高額かつ故障等が怒りやすいものはレンタルという選択もありかも?
今回、蓄電池が水濡れしたことによって、レンタルやリースというのも意外とありかも?と強く思いました。
レンタルやリースは、企業の場合は税金対策的な側面がありますが、個人で行おうとすると割高になるためあまり好まれない傾向があります。
また、住宅や家具などの場合は「所有の喜び」というものもあります。しかし、家電や蓄電池などのようなものは、別に所有することに喜びを感じる類いのものではありません。
あ、ちなみに私個人は蓄電池が付いている、ということには、完全に趣味的な喜びは感じますが^^;;
しかし、一般には所有の喜びがないようなものについては、故障などのリスクを背負ってまで所有をしなくても、機能の提供だけ受けられれば良いように感じました。
もちろん、NECの蓄電池をNECに依頼して施工してもらっていた場合や、ハウスメーカーを経由して蓄電池を設置していた場合、今回のようなケースでは無償で対応をしてくれるケースもあるとは思います。
しかし、レンタルであるが故にそのような交渉をする必要がないというのもレンタルの一つのメリットになるのかな?と思った次第です\(^o^)/
別件:蓄電池を設置するための配管ダクトの設置は禁止されていると言われてしまった場合
最後に一条工務店で蓄電池を設置しようと思った場合に断られてしまったという声を多くいただいたので少しだけ追記します。
これは、上記の記事を書いた際にコメントやメールなどを複数の方からいただいたのですが、一条工務店の設計打合せ段階で「蓄電池の設置を目的とした配管ダクトの施工はできない」と言われてしまったという方が複数いらっしゃいました。
一応は、「エアコン設置という本来の目的以外のことに利用することを前提とした『エアコンダクト』の設置は不可」という理屈です。
そのようなケースでは、
「ここにエアコンを設置する」
と伝えればOKです^^;;
将来どこにエアコンを設置する計画を持っていようと、それは施主の自由です。
仮にそれが我が家のようにウォークインクローゼットの中であっても、自由です。実際に私が設計打合せの当時は、ウォークインクローゼット内に「除湿を目的とした除湿エアコン設置」を目的とした配管ダクトとなっていました。
しかし、実際には
このようにして外に設置された蓄電池の配管を「ウォークインクローゼット内のエアコンダクト」まで伸ばして
エアコンダクトから室内に配管を引き込んでいます。
「一条工務店としては『目的外利用』のためのエアコンダクト施工はできない」と言っているだけですから、どのような場所で会っても「エアコン設置が目的だ」と言い切る限りは設置してくれるので、ご安心?ください^^;;
もちろん、目的外仕様によって生じた問題に対しては保証は適用されませんが、配管やダクトは蓄電池設置業者側の保証範囲ですから、一条工務店に何かを保証してもらうと言うことはない部分になります。