⼀条⼯務店⽕災の保証内容の間違い訂正とお詫び

こんばんは。さすけです。

先日、一条工務店のグループ会社火災による保証内容について、私の記述に間違いがありましたのでここに訂正をさせていただきます。[kanren postid=”13898″]

間違いの内容は一条工務店が引き渡し遅延になった方に対して、「お詫び」として、RAYエアコンをZEH対応エアコンへの交換サービスの提供に関してです。

前回の記事を書いていた段階では、RAYエアコンを交換することで床暖房の性能もZEH対応エアコン相当にアップすると理解していましたが、今回の一条工務店の対応では床暖房の性能は従来通りで変化しないことを確認しました。間違えてしまったことお詫びしますm(_ _)m

私の勘違いによるお詫び

床暖房はアップグレードされません

一条工務店が今回「お詫び」として、アップグレードを伝えてきているエアコンはダイキンのAシリーズとなります。

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そして、火災による引き渡し延期に対応するため8月上棟予定までの方については

  • RAYエアコンをダイキンのA(X)シリーズへの交換
  • RAYエアコンはそのままにして2.2kW~2.5kWのエアコンを追加またはオプションをサービスに変更
  • 税抜き10万円の減額(実質10.8万円減額)
  • 高効率エアコンをすでに選択している場合は、高効率エアコン代金を減額(10数万円?)

の3つの選択肢が提示されています。具体的な一条工務店が示す選択肢は下記の通りです。

今回、RAYエアコンからのアップグレードということで、室内機、室外機共に、ダイキンのAシリーズになると考えていたのですが、これは私の勘違いでしたm(_ _)m

RAYエアコンのアップグレードとは、RAYエアコンのうち室内機を取り外して床暖房専用機として使用、追加でダイキンAシリーズ(4kW相当)を追加するものであることを確認しました。

私が前回書いた記事で記載した、エアコンをアップグレードすれば断熱性能の低下分の電気代をまかなえる、というのはダイキンAシリーズを床暖房の室外機として利用することを想定しての計算になっています。しかし、今回の一条工務店の対応では、床暖房自体はRAYエアコンの室外機をそのまま利用するということですので、床暖房の性能は上がりません。よって、今回、Q値0.1の低下による電気代は、エアコンのアップグレードによって補うことはできません間違えをお詫びしますm(_ _)m

え、じゃあ電気代も保証してもらわないとおかしい?

今回、一条工務店のウレタンからEPSへの変更によって、Q値が0.1悪化しますが、それによる暖房費の上昇は本州以南では仙台で6000円/年、福井、つくばで5000円/年、名古屋、大阪、福岡で3000円/年程度ですので、仮に20年で計算しても6万円~12万円の電気代増という計算になります。

一条工務店はウレタンからEPSへの変更によって、坪単価による減額(おおむね1.2万円~1.8万円/坪)が行われています。結果として、電気代の上昇分については、この差額によって電気代の増加分は十分に賄えるものと思っています。

夏場の電気代には多少影響を与えますが、冬の電気代に比べれば影響は小さいので、エアコンアップグレードで電気代は変わらないと考えていただいてよいかと思います。

一条工務店のお詫び文書

一条工務店が配布しているお詫び文書

すでにインスタグラム等では多くの方がアップされていますが、ブログを読んでくださっている方から提供いただき掲載の許可をいただきましたので写真でアップさせていただきます。さかっとさんが全文を書き起こされていましたので、そちらのほうが読みやすいかと思います

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この文章の中で最も重要となるのは「実質損失(家賃・仮住まい費用など)」については、一条工務店が保証すると記載されています。

また、文章には代表者である代表取締役の氏名と「社印」が押されています(社員が押された書類は2月18日以降から出ているようです)。

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少なくともこの文書を受け取っている方については、実損分は一条工務店が公に保証することに応じたと理解できますので、別途の書類までは不要と思います。

営業さんとの間で相互に覚書を作成して、実損分の概算を記載してサインしておけばよいように思います。倒産でもしない限りは、少なくとも代表者印が押された書類を反故にすることはないと思います^^;そして、一条工務店が今回の損害程度では倒産することはありません(大損害ではあると思いますが^^;)。

一応間違えの言い訳

今回、一条工務店が出した文章では「※全面床暖房をご採用の場合:付属のRAYエアコンとの交換サービスとなります。」と記述があったので、RAYエアコンを丸ごと交換すると思っていたのですが、RAYエアコンの室外機はそのままにして、床暖房はRAYエアコンが行い、室内機のみをダイキンAXシリーズに変更し、室外機を1個追加するという対応とのことでしたm(_ _)m

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RAYエアコンの交換とはどういうことか?それ交換じゃなくて追加じゃない?

RAY床暖房+ダイキンAXエアコン

この点、今回私が勘違いしてしまったように少しわかりにくい対応でした。

一条工務店が言うところのエアコンの交換サービスとは、長府製RAYエアコンの室内機を取り除き、長府製RAYエアコン室外機は床暖房のためにそのまま残します。そのうえで、ダイキンAXシリーズのエアコンを室内機に追加、これに伴ってダイキンAXシリーズは別途室外機を追加するという対応になります。

文章で書いてもわかりにくいので、絵で示すと下記のようになります。

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欠点は1つの室外機が増えることです。交換サービスを受けた場合、室外機が1台増えることになる点には注意が必要です一方でメリットは、夏場の冷房の効率はダイキンAXシリーズのほうが効率が優れているため、電気代を多少安くできます。一般に冬の暖房にかかる電気代に比べれば夏場の電気代はわずかです。

電気代の差がわずかになる理由は、夏場は外気温30℃ぐらいで、室温を26℃程度にすれば快適(室内の温度を5℃程度下げれば良い)なのに対して、冬は外気温が5℃、室温23℃のように、冬は20℃前後外気温に対して室温を上げなければならないため、どうしても冬の方が電気代がかかってしまいます。温度差が大きければその分多くのエネルギーを使うため、夏よりも冬の方がずっと電気代を使うのです。

ダイキンのAXシリーズは何も良いことがないか?というと、ダイキンのAXシリーズには「自動おそうじ機能」が付いているためフィルターのメンテナンスがほぼ不要になるというメリットもあります。

ちなみに、我が家のリビングではこのAXシリーズを夏場の冷房用として使っています。

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販売金額は2011年当時のものですので、今とは違うと思いますし、上記はダイキンAXシリーズを単純に追加した場合の金額で、今回は標準の長府RAY室内機が1台必要なくなる分のマイナスが考慮されるので金額については無視してください。

我が家ではこのAXシリーズをリビングに設置しています。

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自動おそうじ機能がほしくて、リビングには冷房用にダイキンAXシリーズを使っています。RAYエアコンは寝室につけました。ちなみにこの配置はミスりました。。。

自動おそうじ機能に10万円払うか?と言われると、ひじょ~に微妙かな?という気がしないでもありませんが。。。。個人的には自動おそうじ機能は非常に便利と思います。

どれが一番お得?

今回、床暖房自体の効率は変化しないことが分かったので、どの選択が一番お得か?ということを考えてみます。

結論から言うと、金銭的に一番お得なのは、RAYエアコンは室外機・室内機は(交換サービスを受けず)そのままにして、室内冷房用に2.2kW~2.5kWのエアコンを追加または変更、というのが一番お得と思います。

出力2.2~2.5kWのエアコンのオプション金額はおおむね10万円から15万円程度だと思います。後付けであればもっとかかるかも知れません。RAYエアコンはアップグレードしても、エアコンの性能アップ(冷房にしか使わないので大した影響はない)+自動おそうじ機能、というアップグレードになるので、金銭的にはRAYエアコンを交換するよりも、子供がまだ小さいからとりあえずエアコンは良いや~と、考えてエアコンの先行配管だけして、エアコンの取り付けを見送っていた子供部屋などに今回の「お詫び」のエアコンを充てたり、または既にオプションとして選択している子ども部屋などのエアコンを今回の「お詫び」に割り当てるのが最も費用対効果は高いように思います。

RAYエアコンにもお掃除機能が欲しいという場合は、いっそRAYエアコンのアップグレードは自費で行って、2.2kW~2.5kWのエアコンのオプション金額を差し引いてもらった方がお得になるケースもあるかと思います。

現状、お聞きしている範囲ですと2.2kW~2.5kWに相当するエアコンのオプション金額は12~15万円程度になっているようです。そのため、既に予定している子ども部屋などのエアコンをサービスとして割り当てると、このオプション金額を値引きしてもらったことになります。RAYエアコンのアップグレード料金は13-14万円程度のようですので、既にアップグレードをされていた方はこれをサービスに割り当てても同等の値引きとなります。

エアコンのアップグレードの予定もなく、また、子ども部屋等の小型のエアコンの取付も予定していなかった場合のみ10万円の返金を選択することになると思います。大半の方は、小型のエアコンを取り付けていると思いますので、これをサービスとするのがベストなように思います^^

この辺は、お客さんの側が一番得になるように営業さんが計算してくれる、、、といいのですが、そこまで目が行っていないケースが多いようですので、ご自身で判断が必要があるようです。。。

いずれにしても間違えた情報を出してしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m