こんばんは。さすけです。
昨日はテンションが上がって、DMMソーラーを良く書きすぎたかな~と思って反省も含めてもう少し調べてみました。また、私が一条工務店のパネルからDMMのパネルの違いについては一切触れていなかったので、そのあたりも誤解を受けかねないと反省しました。
それ以前の問題として、どうも今回のモデルは一条工務店で建てる場合は難しいと思えてきました。
DMMソーラーは何を目指しているのか?
DMMがどういう会社とかそういうことは分からないので置いておくとして、 調べた限りの推測ですが、どうもDMMが進めるビジネスモデルは太陽光発電パネルを販売することで収益を上げようとしているんではないかな~と思えてきたのです。
私の理想は
- 太陽光パネルの施工と保守は一条工務店
- DMMが一条工務店にパネルの料金を支払い
- パネルの発電をDMMと取り決めた比率で折半
というモデルが理想的です。
というか、DMMからパネルを購入するつもりは無いのです。固定資産税の話などもありますが大前提が屋根材一体型パネルを取り付けるつもりなので、パネル施工会社と家の施工会社が異なることは絶対に避けたいのです。
なぜDMMのパネルでは嫌かというと、やはりこれだけ調べて決めたハウスメーカーと、ベンチャー的な企業のパネルであれば多少の価格差があったとしても、一条工務店の物を信頼したくなると言うのが最も大きいです。
さらに言えば、一条工務店にパネルの初期費用を支払ってくれるならばDMMである必要も無いのです。
ただ、DMMが進めようとしている利益配分モデルは非常に面白い取り組みだと思っています。
なぜDMMがパネルを販売するモデルを考えていると思ったか?
DMMソーラーで他社のソーラーパネルを使えるのか?
上記の私の理想の状態に持って行くためには、DMMソーラーのモデルがDMMが指定したメーカー以外のパネルでも使える、ということが不可欠になります。
しかし、どうも調べてみるとDMMとパネルメーカーががっつり組んでいて、他社パネルの参入余地はほとんど無いと思えたのです。というか、これは完全な推測ですが、このモデルを考え出したのもパネルメーカー側では無いかと思えてきたのです。
まず、今回のDMMソーラーでは、グリッド社のパネルを指定しています。このグリッド社は東京都港区赤坂にあるのですが、全く同じ住所に株式会社清長という別の会社があります。2つの異なる企業が同一住所にあっても不思議ではありません。
しかし、このグリッド社の代表者と株式会社清長の代表者は同姓同名の方となっています。住所と代表者名が一致すると言う事は、法人格は異なるものの同じ会社と見なして良いでしょう。
で、この株式会社清長というのは物流アウトソーシングを生業としています。大きな倉庫を持って、小さな会社などの物流を担っているのだと思います。
そして、この株式会社清長が得意とする分野がEコマース分野の物流のようなのです。要するにネットショップなどの物流をアウトソーシングされている会社と思われます。
ここで、DMMという会社は、基本的にはネット上での動画配信やレンタルDVDの会社です。両者の企業のトップの方の人同士が、何らかの形で知り合ってもなんら不思議はありません。
で、この利益配分モデルをDMMと清長のどちらが考えたかが重要になってきますが、これはおそらく清長が考えたのであろうと推察しました。
日経記事に見るグリッド社のビジネスモデル
推測の根拠としては、日本経済新聞2010年11月10日の記事に「グリッド、戸別に太陽光発電導入」という記事があります。ここには、マンションに大型の太陽光パネルを設置し、その利益を各戸で分配する仕組みを作り、これを売り込んでいるという記事が出ています。
これは今回の利益分配モデルに非常に類似しています。で、さらに探っていくと、上記の日経の記事に長瀬産業という企業と提携している旨が書かれています。長瀬産業は上場企業です。
調べてみると、「太陽光発電システムインテグレーター グリッド社との資本・業務提携について」というニュースリリースが見つかりました。ここに書かれていることは驚き、というか納得です。
グリッド社は太陽光発電パネル製造メーカーではな
く、「システムインテグレーター」と書かれています。さらにこのリリースの中では、
「長瀬産業が太陽電池モジュール(中略)を供給することにより、グリッドは太陽光発電のシステムインテグレーターとして集合住宅、戸建住宅、産業用と向けにシステムの設計、販売を行い、両者共同で太陽光発電システムの拡販を行います。」
と書かれています。すなわち、グリッドはシステムを販売する会社であってパネルを販売する会社ではないのです。
要するに、グリッド社は利益配分のモデルを販売することが主な仕事と考えられます。
そう考えると、今回のDMMのモデルはグリッド社が売り込んだシステムを買ったと考えることが合理的に思えるのです。
ということで、今回DMMソーラーは非常に面白いビジネスモデルで期待はできるのですが、私が当初考えたように太陽光発電パネルを一条工務店に施工してもらって・・・というモデルはほぼ不可能であろうと思われます。
DMMソーラーではできなそう?なので一条工務店さんどうですか?
お騒がせしてすみませんでした(←勝手に騒いでいただけですが^^;)
で、DMMソーラーは無理そうなので
矛先を変えます!
一条工務店さん!このモデル採用してみませんか?
私の家の場合、パネル設置にかかる費用が294万円ですが、その費用をDMMのモデルと同じように一条工務店7割、私が3割で売電収益を配分することができると一条工務店のシミュレーションに従うと、10年間で95,640kWhの発電ができます。
ということは、7:3の配分であれば
一条工務店:66948kWh
施主(私) :28692kWh
で配分されます。
このとき、収益は
一条工務店:
66948kWh ×42円=281万円
施主(私):81.8万円
・日中使用電力分:21460kWh×24円=51.5万円
・売電収益:7232kWh×42円=30.3万円
という収益配分になります。一条工務店のシミュレーションの際のパネル価格は294.1万円です。差額は13万円になりますが、パネル価格の値下がりがありますから負けて下さい。それが無理なら、7.5:2.5程度ならちょうど良いラインかも知れません。
このようにすることで何が良いのか?
・ 施主側はローンの返済というつまらない作業中も太陽光発電パネルを載せた恩恵を受けられます。
・ すると、得られた利益で住宅のローン返済に回すことができます。
こうなると
一条工務店で家を建てるとローンが軽減される
ということになります。仮に7:3のモデルであれば、月々7千円の返済負担減少になります。将来利益が出ますよ、というよりも月々の負担減少にもつながりますよ、という方が宣伝的に効果的と思うのですが。。。
なによりも、これまでは太陽光発電パネルを大容量搭載するなら一条工務店で夢発電を使うしか無かった人たちが、「一条工務店じゃなくても」大容量パネルを低額の初期費用で実現できてしまい、顧客獲得の観点から不利益になってしまいます!
結果、このモデルに対抗する方法は、「一条工務店なら8万円もいらないし、配分比率は7:3です」となれば、やっぱり一条工務店だな~となります\(^o^)/
ただ、この場合天候の変動リスクは一条工務店の方が大きく負うことにはなってしまいますが。。。
是非検討して下さい!できれば私が着手承諾をするまでの1ヶ月以内にお願いします^^;