打ち合わせで思った一条工務店になおして欲しいところ!

こんばんは。さすけです。

前回に引き続き、今回は打ち合わせの過程で、一条工務店にここはなおして欲しいな~と思うことを書いていきたいと思います。

と、本題に入る前に。
先日インターネットのニュースサイトで日新システムという会社から、ZigBeeネットワークを用いたスマートコンセントなる製品が出ていて、ちょっと驚きました。コンセントそのものを改造して、電力測定を実現するというのは非常に面白いです。これについては、いつかもう少し詳しく書きたいと思います。

さて、本題です。一条工務店との長い打ち合わせの過程で、ちょっとここはなおして欲しいぞ、と思うことがありました。

私のブログは今から打ち合わせをされる方や、これから契約される方も読んで下さっているようなので、まあ、そんな面倒なこともあるのか、と言う程度に読んでいただければと思います。不満点は大きく2つありました。

ただ、これらの不満点はありましたが、着手承諾に至る過程で一条工務店は私の要望に対してその多くをきちんと満たしてくれましたし、要望を満たすことができないときも、なぜそれが実現できないのかをきちんと説明してくれたことは付記しておきます。以下の不満点は、ここをなおしてくれればもっともっと良かったのにと言う点です。

1.HRDとの連携スピードの欠如
仮契約をして、打ち合わせに入ると担当の設計士の方が決まります。そして、間取りの打ち合わせをしていくのですが、その過程で1つ不満がありました。これは、私が打ち合わせに時間を要してしまった理由の一つにもなっています。

一条工務店では、家の部材をフィリピン工場(実際はHRDという会社)で生産している話はよく知られているかと思います。これは、私は実際に打ち合わせに入るまで知らなかったのですが、HRDは単に工場で部材を作るだけでは無く、もう一つ大きな役割があります。

それは、顧客と設計士が打ち合わせた間取りの耐震性評価、配管周りの引き回しを担当しているようなのです。そのため、私と設計士の方が打ち合わせを行い、この間取りでということでお願いをすると翌週の打ち合わせで、「ここの部分が耐震性の基準にひっかかるので修正して欲しいという依頼がありました」という形で、修正依頼が来るのです。

週に1回の打ち合わせだとすると
1週目:間取りを設計士と打ち合わせて決める。
2週目:HRDから耐震性の見直し依頼が来る。対応するため間取りを修正
3週目:間取り修正箇所で新たな問題が出て修正依頼。対応するための打ち合わせ。
4週目:やっと1箇所の修正が完了した図面ができる。
といった具合になってしまうのです。

この問題は間取り決めの初期の段階で顕著でした。というのも、最初の頃は、
・ 何をすると耐震性を損なうのか検討もつかない。
・ 間取りが固まっていないため修正依頼に対して、かなり大規模に間取りを変更していた
ということが理由として挙げられます。

当然、設計士の方がある程度は考えて教えてくれるのですが、それでも間取りを少し動かすととんでもないところの天井が下がったり、ドアの向きが変わってしまった図面が出てきたりと、いったい何がどうなっているのか分からずかなり混乱しました。

別に、強度上の問題で間取りの修正依頼があること自体は問題ないと思います。むしろ、そういった指摘をしてもらえないと困ってしまうので、指摘自体は良いのです。ただ、1週間待たないと結果が出ないというのは、あまりにも遅いと思えました。もう少しスピードアップをして欲しいな~ということを強く思いました。

これは、顧客のためだけでは無く、一条工務店にとっても打ち合わせによるコストを抑制する意味でも重要なように思えました。

2.一条ルール
しばしば、一条工務店は制約が多く、一条ルールなどと揶揄されることがあります。

私としては、一条ルールがあることは、それが合理的であると納得できるルールであれば気になりませんでした。中には不合理と思えるルールもありましたが、改善の要求を出してもらうことで結果的に個人的に不満が残るルールは無くなりました。

しかし、この一条ルールについては非常に大きな不満が一つあります。

ルールというものはお互いにルールの存在を知った上でゲームをはじめるものであって、後出しじゃんけんのようなルールはルールとは呼べないと言うことです。

私が強く思ったことは「顧客向けの設計マニュアルが欲しい」ということでした。例えば、吹き抜けにオーバーハングを追加したとき、オーバーハングするのと反対側に床が(確か)3マス以上必要などいった決まったルールはマニュアル化して欲しいと思うのです。その他にも、窓の下にはコンセントを追加することができないことや、階段周りには太陽光のパワコンを接地できないこと、などなど。

これら一つ一つにはきちんと理由があり、説明を受ければ納得のいくものです。であれば、事前にそういったルールがあることをまとめたマニュアルが欲しいと思うのです。

私自身が打ち合わせをする過程では、自分のブログに仕様一覧を取りまとめて、そういったルールをある程度書いてきました。しかし、これは私が打ち合わせをしている過程で知った情報やコメントとしていただいた情報を取りまとめて言ったものですから、今後は更新はすくなくなります。また、私は過去のブログを記録として取っておくつもりですが、そうすると今後変更があった場合、私のブログを見た人などが誤解をしてしまうと思うのです。

であれば、やはり一条工務店が正式なルールブックを作って公表すれば問題は解決だと思うのです。

以上2点が私が打ち合わせをしている過程で感じた大きな不満でした。ただ、最初にも書きましたが、最終的に着手承諾に至までの過程で一条工務店は要望のほとんどを満たしてくれましたし、営業の方、設計の方を含めてきちんと対応してくれました。

打ち合わせが長引いたのは、私が色々なことにこだわりだしてしまったことが大きな要因ではありましたが、打ち合わせが長引いたことがかえって良かったなと思えたことが一つありました。
それは、営業の方、設計の方との意思疎通が打ち合わせ前半と後半では明らかに効率的になったということです。

当初は、私が何を考えて、どのような間取りを作りたいのかを伝えるのにかなり時間がかかり、私が言ったイメージと、できあがってきた図面が異なっているというようなこともありました。

しかし、打ち合わせの後半になってくると、私が一を言えば十を理解して新たな提案をしてくれるというような形で打ち合わせが進むようになり、非常に良かったと思えました。

確かに、コストのこともあるので単に長い間打ち合わせをすれば良いというものでは無いと思うのですが、一方で当然お互いのことは知らない状態から打ち合わせを始める分けですから、ある程度時間をかけて営業の方、設計の方に自分を理解をしてもらうというのも大切なのかな~と思いました。

特に顕著なのが、最初の頃はできないことがあっても「何故それができないのか」はあまり説明してもらえなかったように思います。しかし、私は理由が分からないことをそのまま放置するのがどうしても嫌で、ことあるごとに何故?を繰り返していました(と妻に言われました^^;)

確かに、打ち合わせでできないことがあるたびにいちいち何故それができないのかを説明するというのは、お客さんによっては「できない理由なんて良いから、別の方法提案してよ」と思う方も多いと思います。なので、いちいち何故かは説明しなかったのだと思います。

しかし、打ち合わせの後半では、説明が無いことによる不満は無くなっていました。思い返してみると、ほぼ必ず理由とセットで施工不可の連絡が来ていたように思います。そういったことは、先方に私を理解してもらえないとなかなか難しいな~と思ったのです。なので、やっぱりある程度打ち合わせに時間を掛けることは必要なのかも知れません。