我が家に見る施工ミスとその対応

こんにちは。さすけです。

我が家の引き渡しも近づき、明日は我が家の竣工検査です\(^o^)/
その竣工検査を目前にして、我が家で施工ミスがありました\(^o^)/(←テンションがおかしいです)

まず最初にお断りしておきますと、意味深なタイトルを付けておいて何ですが、ミスはありましたが、私は全く怒ってもいないし、むしろ「良くここまで大きなミス無しで家のように複雑なものを作るな~」と感心しきりでいたので。思わず、お!やっぱり人間ミスはあるよね!という気分で、ちょっとおもしろがっている節があります^^

ブログなどをやっていると、多くの方の施工ミスを拝見する機会があります。また、メッセージなどでご相談を受けることも多々あります。別に一条工務店に施工ミスが多いわけではなく、他のハウスメーカーでブログを書かれている方でもたくさんいらっしゃいます。

私が知る限り、施工ミスがあったあと、完全な放置をされたという話しは聞いたことがありませんが、その感じ方は人それぞれです。

ある方は、施工ミスがあっても信頼関係が破壊されることなく、円満に解決している方もいれば、信頼関係は破綻して、施主は怒り、悲しんで、すったもんだあった後、やっとのこと解決に至るケースなど様々です。

この違いは何なんだろう?と思っていました。
で、自分の家でミスがあったことで、ちょっとだけその理由が分かった気がします。
ということで、今回と次回の2回に分けてそのことを書きたいと思います。

まず最初に我が家であった施工ミスについて説明します

こんな感じです。

おわかりになりますか??
左側に蛇口が付いているけど、別に不自然な所は感じないですか?

こうしたら分かりましたか?
そう!蛇口がぶつかります。

最初、2つの水栓がずいぶん近くにあるな~と思って、養生を開けてみてはじめて、ミスであろう事に気がつきました。

私は打ち合わせの段階で、左側に浄水器から来る単水栓、右側に通常の水栓を配置して欲しいとお願いしていました。要するに↓のような感じです(合成画像です)。

で、もしかすると私の打ち合わせの際の指示ミスか?と思い、図面を確認してみると・・・・

単水栓の位置については指示がありましたが、通常の水栓について特に指示が入っていませんでした。

で、図面を見たら打ち合わせの記憶や、監督さんに質問をされて、両サイドに割り振りという話しをしたことを思いだしました。

ということで、今回のこれは施工ミスだなという確信を持ちました
「ブログのネタ一つゲット~\(^o^)/」と思ったことはヒミツです。

で、水栓がぶつかってしまうのは、不便かどうかを考えたのですが、まあ、不便そうです。というか、ちょっとしたときにぶつかったりして、ちょこちょことイライラすることになるのでは無いかと思い、やはり監督に伝えて対応してもらおうと思い電話することにしました。

電話の前に自分なりに対策方法を考えてみます。
1. 水栓を取り外して右側に穴を開けて左の水栓取り付け穴を塞ぐ
2. シンクを交換する
といったところと思いました。まあ、さすがに1番の対応は穴の跡が残るだろうからシンクの交換かな~と思っていました。

私は携帯電話でメールを打つのが苦手なので、携帯で写真だけ送ってあとは電話で話すことにしました。

さすけ「こんにちは~、ちょっと気になったことがあったんですが~、浄水器の単水栓と通常の水栓は左右に別々に付けてもらうことになってましたよね??」

監「はい、別々でしたよね~」

さすけ「とりあえず写真見てくださ~い、左側にまとまってま~す。」

監「jklふぁふぉうぃr!え”~、ちょ、ちょっと待ってください、写真確認します。」

監「ふひょ~ぴょ~、あちゃ~、も、も、申し訳ございません~(;人;)、交換します~」

さすけ「どうしましょうか?やっぱり左にまとまってたら使いづらいですかね?」

監「いやいや、水栓がぶつかっちゃうと思うので、ダメですよ。」

監「交換させていただくのにお時間がかかってしまいます。シンクだけの交換ですめばいいんですが、シンクがシーリング剤でがっちりくっついているので、盤面も含めての交換になるため、引き渡し後になってしまうかも知れませんが、その際は床の養生をしっかりして交換させていただきます。。。」

さすけ「妻さえOKなら、このままでも大丈夫かも知れないですが~」

監「え!ホントですか?、っていやいや、ダメですよ。使いづらいですって、交換させていただきます」

監「電話を切ったら、すぐに部材を手配に入ります。また、詳細が決まりましたらご連絡します。すいませんでした。。。。あちゃ~・・・」

という感じの電話でした。結構脚色無しのやりとりです^^;;;

ということで、シンクとその周辺?は交換になるようです。

おかしな話しではありますが、今回、我が家で施工ミスがあって、その対応には感謝したいくらいです。

今回、我が家の監督がとった対応は、
1. 監督と私が話した結果について、きちんと記憶(水栓の左右割り振り)
2. ミスを認め謝罪(左側のみに付けてしまったことを謝罪)
3. その後の対応方法とその理由を明示(シーリング剤が付着しているためキッチンカウンター上部の交換)
4. 対応にかかる時間を伝える(引き渡し後になるかも)
5. 対応の際の懸念事項の提示(養生が取れているから床にキズが付く)
6. 懸念事項の解決策を提示(周辺部を養生して対応)
7. 対応の了承を得る。
8. 電話を切ってすぐ対応することを約束

という流れでした。

さらに、施主の「このままで良いんじゃない?」という甘い誘惑も断ってきました(別に誘惑したわけではないのですが。。^^;)。一条工務店の規準なのか、監督なりの規準なのかは分かりませんが、このままでは使いづらいので交換します、と言われました。

このやりとりは10回電話して受けた対応ではなく、1回の電話で上記のことが全て行われました。個人的には、ミスがあったときの対応としては、完璧かな?と思います。

で、上記の対応が取れる監督ってどれくらいいるのだろうか、と思ったのです。というのも、場所は違いますが、設計時の打ち合わせと異なる場所に何かが取り付けられていたという話しはしばしば聞きます。

そして、それが原因で信頼関係が破綻するケースも多くお聞きしました。
その過程では上記の1から8までの対応のどこかに問題があるように思うのです。

例えば、
1番目の話し合いの結果の確認について「えっ?そうでしたっけ?」と言われたらどうでしょうか?
2番目の謝罪のところで、「水道屋が勝手にやったことです。すみません。」と言われたらどうでしょうか?
3番目のところで、細かな説明無しで「なんとかします」とだけ言われたらどう思うでしょうか?
4番目のところで「いつになるかは分からない」と言われたらどうでしょうか?
5番目、6番目のところで、懸念事項だけが提示されたらどう思うでしょうか?
7番目のところで、1-6までの対応に疑問があるのに何の了承も求めてこなかったらどう思うでしょうか?
8番目のところで、「今の仕事が終わったら」と言われたらどう思うでしょうか?

甘い誘惑で「良くあることですから、使い勝手は悪くならないですよ」などと言われたらどう思うでしょうか?

1-8番までを完璧にできる監督が大半だと思いますが、できない方がいることも知っています。
特に多いのは2番の謝罪がきちんとできない監督のようにも思います。

今回のケースであれば、監督が直接指示を出していないのに施工してしまったのだとしたら、謝罪せずに「勝手にやってしまった」と文句で済ます方がいるかも知れません。少なくとも言い分けをせずに謝罪をするのはなかなか難しいことのように思います。特に若い監督であれば辛いと思います。しかし、監督の役割を考えると謝罪せざるを得ないのだと思います。

このあたりについて、もの凄く思うことがあるので、次回書きたいと思います^^ちょ~っと過激になりますがご容赦ください。

それから、もう一つ、私がフォローするのも変な話しですが、今回の原因は水道屋さんにもないと思っています。

些細なことですが、私が現場に顔を出したときに、水道屋さんがトイレットペーパーの紙巻き機を取り付けしていました。で、紙巻き機の向きについて、使いやすいように考えたんだけど、うまくいかなかったんだ~、ということを説明してくれて、謝られました。

別に、大した話しではないし、私が要望を出したわけでもありません。水道屋さんが私が使いやすいようにと考えてくれて、その上でそれが実現できなかったと、謝られたのです。私としては、この人たちはそんなことまで考えてくれるんだな、とむしろ安心しました。
おそらく今回の水栓の取り付けについても何か考えがあってよかれと思って施工してくれたのだと思います。

今回、誰に責任があるかという話になったら、私は迷わず「一条工務店のCADシステム」と言います。だって、

って、水栓の位置を書いておかなければミスは発生しますよ。