こんばんは。さすけです。
なんだか、e-kodate掲示板で「外壁がもったりしてる」とか書かれているさすけです\(^o^)/
本人がいいんだからいいんだも~ん。
とか、書くからダメなんですね^^;はい!反省!
さて、余談は置いておいて、キッチン側からの風景です!いや~地縄張りのときはあんなに狭かった我が家も広々とした感じになりました\(^o^)/
話題が変わりまして、太陽光発電、我が家は9.9kWのパネルが搭載されています。
我が家のように既に上棟済みの家ではできないわけですが、他の方のブログを拝見していると10kW以上載せられるという宣伝用のパネルが準備されている写真がありましたので、10kWオーバーの太陽光発電パネルを搭載できるようになった(できるようになる?)ようです。
少なくとも現在打ち合わせ中の方には10kW越えの選択した用意されているのだとおもいます。
う~ら~や~ま~し~~~
です。ぶっちゃけ採算とか関係なく、10kWという響きに憧れを感じます。一線を画す感じが良いです^^
10kWを超えるか超えないかで大きな違いが生じます。それは10kW未満のパネル搭載量ですと、「余剰電力固定価格買取制度」であるのに対して、10kWを超えると「全量固定価格買取制度」の対象となる点です。
で、採算性の話しを書きたいな~と思ったのですが、その前に。
私は、お仕事の一環で大学院生の指導なんぞをすることがあるのですが、太陽光発電の話しをしていて、ふと「ワットとワットアワーの違いは?」と質問してみました。すると・・・
ぽか~ん(゜Д゜)
という顔をされました^^;;文系の学生ではありましたが、一応、名だたる?国立大学の学生です。。。
いか~ん
これまで、太陽光の話しをするとき、ワットとかワットアワーとか、平気で書いていましたが、内容が分からない方が出てきてしまいます。。。
ということで、太陽光発電を考える上で必要な知識である、ワットとワットアワーについてすこしだけ書いておこうと思います^^
Q ワットとワットアワーって何?
太陽光発電を考えると、ちょくちょく見かける単位、ワット(W)とワットアワー(Wh)があります。
なんとな~く、100Wの電球、と言われると分かると思うのですが、照明の消費電力量が100Whと言われてもいまいちぴんと来ない方もいらっしゃると思います。
それなのに、太陽光発電パネルの搭載を検討しはじめると、「太陽光発電パネルの搭載量」が9.9kWで年間の発電電力量は約1万kWhで、自家消費分が2000kWh、残った8000kWhを売電に回して、約33万円の売電利益が得られます。
なんて、説明を受けると思います。
でも、、、さ~っぱり意味が分かりません・・・・
太陽光発電パネルの「搭載量」はワット(W)で表されています。我が家の場合は9.9kWです。このとき「k」はキロで1000を意味する記号です。1kg=1000gなどとつかわれます(って知ってますね^^;;)
ちょ~雑に説明すると、太陽光発電パネルの搭載量のワットとは「能力」の大きさを表す単位です。
4kWの太陽光発電パネルよりも8kW太陽光発電パネルのほうが同じ日差しの日に約倍の発電能力を持っていることを意味します。
しかし、能力がどんなに高くても、例えば日陰では太陽光発電は行えません。
要するに、能力は能力に過ぎず、実際に爪を隠されてしまうと、売電もできないのです。。。
そこで、実際に能力が発揮されているかを測る単位がワットアワーになります。
太陽光が一定の条件で当たるときに、4kWのパネルが1時間に発電する電力量が4キロワットアワー(kWh)です。より能力の高い、8kWのパネルであれば、同じ時間で8kWhの発電を行うことができます。
そして、ワットアワーで示される電力量こそが売電できる電気になります。
1kWhの売電価格は42円なので、4kWhを売電すれば、168円を得ることができます。
ということで、ワットは能力、ワットアワーは能力を発揮して実際に発電した電気の量を示す単位ということになります。
よって、能力を示すパネルの発電ワット数はパネルの設置方法等によって変化することはありませんが、発電電力量を示すワットアワーは設置する地域、設置角度等によって変化してきます。
Q 実際どのくらいの発電をするの?
一条工務店では、シミュレーションをして、年間の発電電力量(Wh)を提示してくれます。
ただ、毎回シミュレーションをしてもらわなくても、何キロワットのパネルを載せると、年間の発電電力量がどれくらいになるかは、ざっくりとではありますが比較的簡単に計算できます。
が1年間の発電電力量となります。これは屋根勾配が1.5寸勾配、真南を向いているケースですが、概ね1000を掛ければ年間の発電電力量が計算できます。
なので、8kWのパネルが搭載されているケースでは年間約8000kWhを発電する計算となります。
余剰電力買い取り制度では、自分の家で使ってしまった電力は売電することができませんから、おおざっぱに2000kWh程度が自家消費されます。
よって、売電可能な電力は6000kWhとなります。売電価格は42円/kWhですから約25万円の売電利益を得ることができるという計算になります。
Q 家が真南を向いていないんだけど大丈夫?
太陽光発電パネルの搭載は真南を向いた時を基本にして計算します。
パネルを東向き、西向きに取り付けた場合は当然発電電力量は落ちてしまいます。
ただし、角度が30度未満であればまず気にする必要はありません。
太陽光発電パネルを1.5寸勾配の屋根に取り付けた場合、真南を向いているときの発電電力量を100%とすると、東西に30度傾いたときの発電電力量は99%で、1%程度しか効率が落ちません。8kWのパネル搭載のお宅であれば、売電価格換算で年間に約4000円ほど売電収益が減るという計算になります。
角度がさらについて、東西に45度傾いて建てられていても98%の効率が得られます。ですから、1.5寸勾配の家でしたら、45度以内であれば大きな損につながることは無いように思います。
Q 屋根の角度はどの程度重要?
太陽光発電パネルを搭載する場合、3.5寸勾配(角度約20度)と1.5寸勾配(角度8.5度)では、3.5寸勾配の方が発電効率は高くなります。
3.5寸勾配で真南を向いた家の発電効率を100%とすると1.5寸勾配の屋根にした場合、96%の発電電力量となります。8kWのパネルを搭載した家を考えると、売電収益への影響は13000円程度です。10年で見れば、13万円程度の差となります。とはいえ、8kWのパネルを搭載した場合の10年間の売電総額は約250万円なので、この程度であれば見た目の好みで選択しても良いのかな?と思える範疇と思います。
Q 真東を向いて家を建てるんだけど、勾配は3.5寸を選択した方が良い?
パネルを東西に振って、家を建てる場合は間違えてしまうことがあるようなので要注意です。
仮に真東か真西に向けて家を建てる場合はその角度が真南から70度以上傾いて建てるならば1.5寸勾配の屋根の方が発電電力量が多くなるのです。
3.5寸勾配の真南の屋根を100%としたとき、3.5寸勾配で真東、真西のパネル搭載の発電電力量は87%になります。対して1.5寸勾配の場合は約89%になります。よって、1.5寸勾配の方が発電電力量が多いという結果となります。
ということで、真南から70度以上傾いて家を建てるような場合は1.5寸勾配の方がお勧めです。
ということで、次は全量買い取り制度と余剰電力買い取り制度について少し書きたいと思います\(^o^)/