Web内覧会3:ニッチを作ろう!一条ルールって何?それおいしいの?

こんばんは。さすけです。

本日はWeb内覧会第三弾です\(^o^)/

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今日はどこをご紹介しようかと考えたのですが。。。。

ここに決めました!!

キッチンカウンターの脇の壁です!!

え”?壁?単なる壁で内覧会1回分使うの?

違いますよ!この壁はひと味違うのです。 

この壁は、私がこだわった、そしてかなり自慢の一品?なのです!!

リモコンニッチのある壁!

早速ですが、この壁をご覧下さい\(^o^)/

こんな感じになっています!我が家はセゾンじゃありません。i-smartですよ^^

我が家ではキッチンの脇の壁に玄関モニター、照明リモコン、電気自動車電源、床暖房リモコン等々がまとめて取り付けられています。

そして、全てのリモコンは5-6センチ程度凹んだ壁の中に収まっているのです。さらに、下段には簡易なマガジンラックも設置してあります。(パイプはDIYです^^)

そう、いわゆるリモコンニッチを取り付けました\(^o^)/

リモコンニッチは施工不可?

おっ!これ良いね!と思っていただけた方。。。。すいません(って私が謝ることじゃありませんが)、これは一条工務店にお願いすると断られてしまう施工なのです。

今回の記事は書こうかどうしようか迷ったんです。というのも、上記の施工は断られてしまった方が多くいらっしゃることを知っていたからです。

なぜ断られるかというと、一条ルールというヤツのせいです。

「i-smartではリモコンニッチは施工できないというルールになっているのです。」

個人的には、ルールはきちんと理由がある場合は守った方が良いと思いますが、守りたくないルールはとことんまで解決策を探せば大抵はなんとかなるものだと思っています。

なぜリモコンニッチはできないのか?

いつも書いていますが、私は一条ルールに肯定的です。
大抵のルールには合理的な理由があるからです。理由を聞けば大抵は納得できるもので、安全性や長期の耐久性に関わっていることが多くあります。

i-smartでリモコンニッチができないことにも理由があります。リモコンニッチを造作するためには壁をへこませる必要があります。しかし、i-smart、i-cubeはいわゆる枠組み工法で作られています。枠組み工法では45cm間隔で柱(のようなもの)が入っています。そして、その柱のすぐ上に石膏ボードを貼ることになるため、壁をへこませる余裕がないのです。

事実セゾンではリモコンニッチはオプションで施工してくれるようです。軸組工法であれば壁ではなく柱で家を支えていますから柱と柱の間に何をしようと自由です。

そのため、i-smartではリモコンニッチのような造作は「不可」というルールがあるのです。

はい。できない理由はわかりました。

でも、我が家では上記のようにリモコンニッチができているじゃないか?おまえの家は安全性を犠牲にしてリモコンニッチを取り付けたのか?

もちろん、そんなことはしませんし、監督や大工さんも安全性を犠牲にするような施工はしてくれません。

なぜ我が家ではリモコンニッチが作れたの?

カップボードをくれないかわりに、一条工務店が特別にニッチをプレゼントしてくれた、、、というわけではありません^^;(←まだ言うか?いや、まだ待ってるんですよ。最後に預かり金精算で、カップボードサービスとか言うビックリサービスがあるに違いない!と思っています^^)

我が家の場合、設計段階からキッチンカウンター横の壁面に全てのリモコンを集約するという希望を出していました。これ自体はそれほど珍しいことはでは無いと思います。

しかし、この壁面に多くのリモコン、そして配管が通ってきたために壁の厚さが足りなくなってしまうという問題が生じました。そこで、フィリピンから帰ってきた図面では、「壁の厚さを厚くしないと、リモコンは取り付けられない」という連絡があり、壁が4センチほどフカされた状態の図面になっていました。

キッチンの脇で壁が出っ張って、さらにリモコンが出っ張ったのではこれは不便です。しかし、私はリモコンを1箇所に集約することには強いこだわりがあり、そこを譲るつもりは全くありませんでした。

そこで、設計の方と話していて気がついたです。壁をふかしたということは、その分、裏にある柱との間には空間ができたことになります。配線を通すだけならば多少壁をへこませても問題な無いはずと言うことになりました\(^o^)/

そう、単に壁をへこませて欲しいとお願いすると、壁の厚さがそんなに無いためへこませることは無理だという回答になってしまうのです。しかし、一度壁を出っ張らせて、改めて真ん中部分をへこませるならば、壁の厚さの問題はクリアでき、枠組み工法であっても施工可能になるのです!

しかも、我が家の場合リモコンを集約させている箇所はキッチンカウンターの脇で、頻繁に人が通るため、リモコン類に人がぶつかってしまう可能性が高いです。そうなると不便なだけではなく、人にもリモコンにも良いことはありません。

自分で簡易な図面を作って提案

本社からOKの回答、でもマガジンラックは却下!?

ということで、自分で

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こんな感じのイメージを作って設計の方にリモコンニッチを作ってもらえるようお願いをしました。

どうせへこませるなら、マガジンラックなんてあったら便利じゃない?と思い、ちゃっかりマガジンラックも作ってもらえないか、お願いしました。

すると・・・・

本社からリモコン部分の造作についてはOKの返事が帰ってきました\(^o^)/

壁をへこませて欲しいとお願いすると、却下されます。リモコンニッチを施工してもらうためには、いったん壁を厚くして、その後へこませれば技術的に可能ということが判明しました!

ただし、本社からの回答はマガジンラックは施工不可との連絡がありました。。。。
理由は・・・特に無いようでした。というか、ルールだからというのが理由のように思いました。

ルールであきらめずに大工さんに直接聞いてみた!

一条工務店の中でも私が許容できないルールの登場です。理由のないルールはルールとは言いません。ルールと呼べないルールはルールではないので、破っても問題ありません\(^o^)/

ということで施工時に、監督と大工さんに「下段もへこませることってできますか~?」と聞いてみました。すると大工さんが「できるけど??」と回答してくれました。「手間ってかかりますか?」という質問に、「いや、そんなに手間にはならないよ」という優しいお言葉\(^o^)/

ということで、大工さんに直接お願いしてみたところ、「監督が良いなら良いよ」とのこと。監督にも「ということでやります!」とお願いをして、大工さんにお願いしました^^

ただ、大工さんの作業の様子を見学させてもらっていたところ、手間にならないことはなくて、結構時間をかけて丁寧に作ってくれていたので、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいでした。

大工さん手作りのリモコンニッチの完成

そうして、大工さんに作ってもらったリモコンニッチは

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こんな感じです。

下段のマガジンラックについてはパイプが必要になります。大工さんにお願いできるのは新しい部材が必要にならないことと言うのは、最低条件と思っています。ということで、下段のパイプは自分でDIYしました^^ホームセンターで売っているステンレスパイプを自分で鉄鋸で切って、専用の固定金具で両脇を固定しただけです^^雑誌程度ならこれでOKです。見た目もうまくできてますよね?

着手承諾前の方でリモコンニッチが自分の家にも欲しい!と思われた方へ

まずは設計打合せ段階で確認してみてください!

今回我が家では、ほとんど無理矢理付けたリモコンニッチとマガジンラックですが、大工さんや監督さん、その他様々な関係者にご迷惑をかけたくないので、正規のルートで作ってもらえるようにお願いしてください。

もし、このリモコンニッチに需要があり、多くの方が営業さんを通じて本社に稟議をあげてもらうようにお願いしたり、また、お客様相談室にメールを送ったりすればオプションになるのでは無いかと思っています。

だって、技術的には可能で、安全上も問題が無く、そして、オプションとして対価を支払うと言っているのに断る理由は無いと思います。

なので、大工さんに直接お願いするのではなく、本社などに問い合わせをして、きちんと取り付けてもらうのが良いと思います。そうすれば、保証もきちんとしてもらえますし良いことが多いと思います^^

それに、我が家の場合は、配管が多い関係で壁をふかさざるを得ない箇所が多くあり、部材が多めにあったため、偶然このような施工ができた可能性もあります。大工さんがやってあげたくても、新たな部材が必要になってしまう状況ではできない可能性も高いように思います。

本社からできないという回答が帰ってきたら、「さすけの家ではできてるじゃん!」と言ってもよいですので、大工さんに迷惑がかかったり、我が家ではやってもらえているのに、自分の家ではやってもらえなかった等と言うことが起こらないことを願っています。

技術的な施工方法

リモコンニッチの施工方法説明

一応、このリモコンニッチの仕組みを簡単に書いておきます。このリモコンニッチは最初に

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こんな感じで通常の石膏ボードを貼ります。その後、壁をふかす部分にツーバイフォーの角材を使って枠を作ります。

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我が家の場合はツーバイフォーの角材を2本積み重ねて枠を作ってもらっています。こうすることで、リモコンニッチが完成します。実際の壁の前に造作を加えるイメージです。

そのため、壁が出っ張ります。写真を見てもらうとこの造作の部分の厚さがドアの壁面よりも出っ張っていることが分かると思います。

ちなみに我が家の監督が上記の状態を見たときの一言
「あれ?一段増えてる~!!」
でした。はい。下段を2段にすることは監督には特に言っていませんでした。。。大工さんに「ここにも一段お願いします」と私が勝手に伝えて増やしてもらってしまっていました^^;;ゴメンナサイね。

リモコンニッチを作る場合の注意点(重要)

このリモコンニッチは非常に便利で、個人的には大変気に入っているのですが重要な注意点があります。

それは、通常のニッチは壁がへこむ形で施工することが多いので、壁の厚みは変わりません。しかし、今回ご紹介させていただいたリモコンニッチは上記で書いたように、壁の上に造作をしています。

そのため、約10cm程度壁が出っ張ってしまいます。そして、これを単純に行ってしまうと、後々、大きな問題が出てくることがあります。

このようなニッチを作る場合キッチンカウンターの両サイドの壁を利用しようと考える方がいるかも知れません。

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我が家の場合、先に書かせていただいたように最初から左サイドの壁をふかすことが決まっていたため、右サイドのスペースと左サイドのスペースを調整してもらい、右サイドから新しい冷蔵庫が入るだけの通路を確保することをお願いしていました。

上記図面通りに施工してしまうと、左サイドの壁が10cm程度出っ張ってしまい、カウンターを単純に中心に据えてしまうと、両サイドの通路の幅が狭くなり、冷蔵庫が入らない等ということが起こってしまいます。また、キッチンカウンターは数センチは動かせるようですが、カウンターの位置はずらせないと思っておいた方が良いでしょう。

壁が通路側に出っ張ってくるので、通路の幅が狭くなっても本当に大丈夫かを十分に検討した上で依頼をするようにして下さい。このこともあるので、リモコンニッチを採用される場合はできる限りきちんと正規ルートで依頼することをオススメします。

リモコンニッチの内部にも色々こだわりがあるのですが、本日はここまでにしたいと思います^^

一条工務店の本社の方たちも、お客さんからのニーズが多ければ必ず対応してくれると信じています\(^o^)/

本社への問い合わせは「お客様相談室」にすると良いと思います^^

ちょっと敷居が高い上に、返事は大変ぶっきらぼうなことが多いお客様相談室ですがきちんと意見を吸い上げてくれると思っています。ですから、営業さんだけに任せにせず、お客さんの側からもプッシュすれば必ず良い方向に動くと思います^^

感想:リモコンニッチの使い勝手

リモコンニッチの使い勝手は、正直非常に良く、頑張って付けてもらって良かったと思っています。そして、施工してくれた大工さんと監督に感謝です。リモコンの厚みはリモコンによってばらばらですが、ニッチがあることで一体感が出て、違和感がありません。また、詳しくは後日書きたいと思いますが、ニッチを大きく取ることで、空きスペースに子供の手紙を貼っておいたり、その他のリモコンを追加することも簡単にできます。

また、マガジンラックはリビングの中に新聞や雑誌が散乱するのを抑止する効果があります。ちょっとした雑誌などはこのラックに入れておけばいつでも読むことができます。

我が家を見学して下さった方の多くが、この造作を良いとも言ってくれており、現状では施工できない「ルール」で申し訳ないのですが、本当に良いです。

また、今後ニッチがオプションで付けられるようになればニッチの内側の壁紙をオプションにしたりするとちょっと良いかもしれません。