積水化学工業(セキスイハイム)さん恥ずかしすぎます。。。ステマにもなってませんって。。。

こんばんは。さすけです。

さて、本日はちょ~っと過激なタイトルでもうしわけありません。。。

かなり前に、ステルスマーケティングの記事を書いたことがありました。

企業同士の誹謗中傷

実際の所ブログなどをやっていると様々な方がコメント、メッセージを寄せて下さいます。
もちろん、大半が有益な情報であったり、色々考えさせられるコメントなのですが、中には感情的罵詈雑言?のようなものもあります。

個人的には、その罵詈雑言あまり気にならないのですが、私以外の方を貶めるものであったり、単なる「荒らし」のようなものにはある程度対応してきました。

これまでも、あからさまな荒らしコメントのうち、発信元の所属が判明した場合には相手に対して通告を行ったりもして来ました。基本的には全ての会社が対応を約束して終わっています。

社名は書きませんが、一条工務店以外のハウスメーカーの方からの書き込みもありますし、コメント欄に「ば~か」と書かれたこともあります。「ば~か」というコメントはまるで小学生のような一言コメントですが、これ、一部上場企業の内部から書かれたコメントだったりします。そのギャップに思わずウィルスにでも感染しているのではないかと思ってしまったぐらいです。

ブログを始める以前、私はステルスマーケティングというものの存在自体は知っていても、そこまであからさまなものは無いだろうと思っていました。

しかし、こうしてブログを書いていると、想像以上に激しくハウスメーカー同士は競争し、ステマとは言わないまでも、様々な形でライバルを攻撃をしあっているのだな~と感じるようになりました。

ただ、それもやはりブログのような口コミについての話しであって、他ではそんなことはあまり無いだろう、と思っていたのです。また、そういったことを言っても、証拠もないようなことは想像で書くべきではないと思っていました。

が、非常にわかりやすい事例を見つけたので書いてみることにしました。

Wikipediaのルール:誹謗中傷はダメですよ。

私はWikipediaが結構好きです。自分で書き込みもしますし、場合によっては一から記事を作ることもあります。

Wikipediaとは誰でも編集可能なWeb上の辞書のようなものです。と書かなくても、ほとんどの方はご存じと思います。

Wikipediaの編集は誰でもできるのですが、編集をする上で守るべきルールがあります。
ルールには
・ 出典を明記すること
・ 自分自身のことについてはできるだけ編集しない
などがあります。

出典を明記することの重要性は言わずもがな、Wikipediaは個人的レポートの集大成ではなく、辞書であるために第三者の意見を取りまとめることが求められるためです。

自分自身のことは自分自身が一番分かっているのですから、自分自身のことを書いても良いではないか?と思われるかも知れませんが、自分の悪い情報は書かれたくないのが人情というものです。

自分自身というのは人間ではなく、企業についても同様です。自社のことを社員が書くことは基本的に推奨されないのです。完全に間違えた情報であれば、削除もありとは思いますが、基本的には第三者にゆだねるというのが基本ルールです。

そして、論外なのは、他社の間違った情報、意図的な悪意をもった記事を作成することです。

で、私は一条工務店を擁護するつもりはさらさら無いのですが、ちょっと面白いものを見つけたのでご紹介です。

Wikipediaにおける一条工務店への中傷

Wikipediaには一条工務店について記載したページがあります。

こちらを見る限り、あまりおもしろみはなく、淡々と書かれています。ただ、この編集履歴を見ると面白い発見?があります。

こちらから編集履歴の1つをご覧ください。

o0800041712293019143

過去の一条工務店の情報に

「ただ、施工面積での坪単価表示や契約後のフォローの遅さ、お客様の要望にも遅い対応で、お客様第一主義ではなく、自社第一主義の傾向がある。また、営業スタイルは他社批判の傾向がある。」赤字はわかりやすさのため強調)

という追記がされています。

一条工務店を貶める追記がなされています。もちろん、これが事実として出典をもって一条工務店が社内的には「自社第一主義」という標語を掲げている事実があり、その証拠があれば問題ありません。(顧客の身としては大問題ですが^^;;)

が、まあ、悪意のあるへたくそな追記で、掲示板などでも見かける良くあることと言ってしまえばそれまでです。

ただ、このような書き込みはWikipediaにとって害悪であり、何かを調べる側にとっては迷惑な行為です。

誰が書き込んだのだろうか?

じゃあ、こんな間の抜けた書き込みをするのはどこの誰なのだろうか?ということが気になります。

誰がこの書き込みをしたかは上記画像の矢印の中に含まれるIPアドレスによって絞り込めます(最近はiesys.exeなどがあり必ずしもIPで個人が特定できるわけではありませんが、ここでは考える必要は無いでしょう^^;)。

ここでは「210.128.215.2」というIPアドレスからの書き込みであることが分かります。

このIPを見たとき、私はあれ?と思ったのです。というのも、このIPアドレスから私のブログに対して頻繁にアクセスがあるからです。

私のブログへのアクセスログで

o0800026612293032529

こんな感じでアクセスログが頻繁に残っているのです。

ちなみにこのIPアドレスは会社のゲートウェイのIPアドレスのようで同一IPから多数の方がアクセスして下さっています。

そして、このIPアドレスの方たちが好きな情報はHRDに関する情報、坪単価情報、屋根素材、タイルの目地、一条工務店の手抜き工事、といった情報が大好きなようで、頻繁に同様の検索キーワードで私のブログにお越しいただいています。ありがとうございますm(_ _)m

このIPアドレスからは毎日数十件はアクセスをいただいています。一体誰なのかがやはり気になってきます。

積水化学工業の社内からの書き込みだった!

IPアドレスが誰のものであるかはWhoisというサービスを使うことで知ることができます。こちらで調べた結果IPアドレスの持ち主がわかりました。

o0607021412294726308

o0546015212293041101

同IPのホストはsekisui.jpのようです。


 

積水化学工業のIPアドレスであることが分かりました。
って、んっ??

セキスイハイムは積水化学工業の商品ですよね?ようするに一条工務店とはライバル関係にある会社ですよね???(積水ハウスは積水化学工業の連結からもはずれているので違います。)

私のブログに対して、一条工務店の坪単価や施工ミス情報を探してたどり着くこと自体は問題の無い行為です。というか、競合他社の情報を収集するのは当然の行為です。相手のことを知り対応することで顧客に取っては良い競争が生まれます。

それは良いです。ただね。Wikipediaに他社の悪口を書くという行為は論外と思います。
ステルスマーケティングのつもりか、何のつもりかは分かりませんが、企業の倫理観を疑われる行為としか思えません。

Wikipediaの編集履歴は削除することはできません。こんなことをしてしまった積水化学工業はずっと恥をさらし続けるしかないのです。

一条工務店の営業スタイルに「他社批判をする」と書き込んだのがセキスイハイムを有する積水化学工業というのでは皮肉が過ぎます。。。

さらに、恥を上塗って行くと一条工務店に対して「自社第一主義」とか「フォローが遅い」と書き込んだ、積水化学のIPアドレスから他の記事の編集も行われてます。

積水化学工業社内からの過去の書き込みを見てみると・・・

過去に積水化学工業の方が編集した記事の一覧が以下です。

t02200217_0657064712293062545

セキスイハイム、一条工務店、エクステリアなどについて編集を行っているようです。
本来自社の内容についての編集は極力避けるべきです。一体何を編集したのでしょうか?その一つを見てみます。

o0800028212293065262

文字が読みづらい場合はこちらをご覧ください。

今度は追記をしたのではなく、記事の内容の一部を削除したようです。削除された内容は

『2011年6月12日の「[[噂の!東京マガジン]]」にて視聴者より、東日本大震災の震度6弱で外壁が外れたり、窓が枠ごと落ちたりなど住めない状況となって甚大な被害が出た。補修費用におよそ500万円がかかることがわかった。上記のような実験結果をくつがえす形となり、カタログ等に記載されている数値が信用できない状況となった。なお、インターネットで「セキスイハイム」と検索するとトップページでヒットする。』

という内容を削除したようです。確かに、最後の2文については感想的であり、自社の内容を削除しても問題ないと思います。しかし前2文については出典としてテレビという情報ソースが書かれており(報道内容の妥当性は別として)、Wikipediaが本人に削除を認めている範囲を超えています。

少なくとも削除をするならば理由をノート等に示し、削除する前にノートで議論すべき内容と思いますが、議論のないまま削除されています。

他社の悪口を書き込みしつつ、自社に不都合な内容を消すというスタンスが見て取れます。

積水化学工業ってそんな会社なのですか?

積水化学工業では他社を貶めつつ、自社に不都合な事実は削除するという編集方針が取られているのでしょうか?

Wikipedia記事の削除範囲の妥当性は別として、自社の編集だけなら心情的に理解はできます。しかし、他社を貶める編集をしたことは心情的にも、倫理的にも、社会的にも容認される余地はないように思います。

o0726035012293129736

積水化学工業CSR報告書より

積水化学工業は人材育成に力を入れ「強い積水化学グループ」を担う人材育成を標榜していますが、「強さ」を勘違いしている方がいらっしゃるのではないですか?「強さ」とは本来自社の努力によって獲得すべきものであって、他社を貶めて得る相対的、虚偽的で空虚な「強さ」になんの意味があるのでしょうか?

ただちょっとだけ、積水化学工業を擁護するわけではありませんが、今回私のブログにアクセスして来た履歴を見る限り、このIPアドレスは積水化学工業の社内から外部にアクセスする場合は全て同じIPになるようです。
今回のような愚かで恥知らずな行為をしたのは組織的行為ではなく、一社員の行為であろうと推察されます。

それでも、積水化学工業の社員が書き込んだことはほぼ間違いなく、公正な競争を行うのではなく、悪意のある噂を流して他社を貶めようとした行為はとんでもないことと思います。以前、省庁がWikipediaの情報を書き込んでいたことが新聞で大きく報道されたことをご記憶の方がいらっしゃると思います。Wikiscannerというカリフォルニア工科大学の学生が作ったソフトを通じて、「恥ずかしい」編集事例が多く取り上げられました。

今回の編集も同様に、相当に恥ずかしい編集事例の一つのように思います。

また、自社の書き込み削除についても同様です。

自社の書き込みを削除している企業も多いとは思います。正直、心情的には理解できますし、悪意のある書き込みであればそれはWikipediaのルール上も容認されます。しかし、セキスイハイムの例に見られるように、消してはいけないところまで消したくなってしまうと思うのです。だからこそWikipediaは本人による編集を推奨せず、議論し、第三者による削除を推奨しているのです。

今回一条工務店のWikipedia記事に対する積水化学工業からの悪意のある書き込みを削除したInvisible-manさんという方がいらっしゃいます。

Invisible-manさん、日本語にすると透明人間さんの過去の編集履歴を見てみると

o0653098712293090483

基本的に4年以上に渡って一条工務店に関する情報だけを編集されている方のようです。
過去の履歴を見る限り、Wikipediaのルールを守って編集をしていますし、悪い情報を削除したり、根拠のない良い情報を書き込むこともされていませんでした。

しっかりと正確な情報発信をしているようでした。例えば、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリックについて、一条工務店とスウェーデンハウスが受賞したことを追記しています。仮にこれが一条工務店だけしか書かれていなければ私は強い違和感を覚えていたと思います。しかし、きちんと2社とも書いているという点で好感が持てました。
透明人間という意味深な編集者名、皆までは言いませんし、編集者人口が減っているWikipediaですからある程度仕方がない面もあると理解しています。

小うるさいヤツだと思われるかもしれませんが、Wikipediaの編集ルールは
・ 自分のことについては他の利用者に執筆を任せるのが望ましい
ということを書かせていただきます。これはWikipediaの理想であって、必ずしも現実的ではない面があることは分かっています。しかし、理想を理解しないままに現実のみに対応することはあっては良くないと考えます。

こんな感じで、気がつかれると大恥をかくことになるんだよ、というアピールをすることが結果的に企業による不誠実な情報操作を抑止することになるかもしれないと思い、本日の記事を書かせていただきました。

素晴らしい家を作る大企業なのに
こんな恥ずかしいことしなくても。。。
と思っていただけたらポチッとお願いします。
あっ!積水化学の方は必須ですよ^^