一条工務店の広告に対する余計なお世話な感想文Part2\(^o^)/

こんばんは。さすけです\(^o^)/

前回に引き続き、一条工務店の広告宣伝について書かせていただきたいと思います。

私は工場見学の際に前に立った営業さん(我が家の担当ではない営業さん)が「一条工務店の宣伝を見たことがある方はいらっしゃいますか?一条工務店ではテレビCMなどの広告は行わないことで広告宣伝費を使わず皆さんにコストパフォーマンスの高い住宅を提供しているのです!」とおっしゃっていたので、てっきり新聞広告も出していないのだと思っていました。ただ、先日の記事でkyosukeさんからコメントをいただき、こちらに新聞広告アーカイブがあることを知りました。ありがとうございます\(^o^)/
ということで、別に宣伝はめっちゃしているようです。なぜ人材募集サイトにだけ広告を載せるんだろう。。。お客さん向けの方に載せたら良いのに^^;ということで、私の認識が間違えていました。
すいませんでしたm(_ _)m

で、下の記事はそのことを知る前に書いたものですので、ちょっとずれていたら申し訳ございませんm(_ _)m

広告の内容については前回の記事をご覧ください^^

前回は、一条工務店が広告宣伝を出す企業になったことについて書かせていただきました。

具体的には一条工務店が日本経済新聞に掲載した一面広告についてです\(^o^)/

で、この広告を知るきっかけになった一条工務店のFacebookに「感想もどんどんお待ちしております^^」と書かれていたので感想を書かせていただきます!!

私は広告宣伝の素人ですから、感想の一つとでも思っていただければと思います^^

* アクセス数から見た広告の効果
一条工務店がテレビなどで報道されると、私のブログのアクセス数が急増します^^
一番顕著な例としては一条工務店が浜松市に300億円の寄付を発表した際、私のブログへのアクセス数が跳ね上がりました。

具体的には

こんな感じです^^

テレビや新聞で報道され、それを見た人が「一条工務店ってなんだ?」と思ってインターネットで検索をして私のブログに来てくださったのです^^

今回の広告の影響についてどうだったでしょうか??

どうでしょうか??広告を発表した11日のアクセス数です。。。
あ、ブログの更新が滞っていて少しアクセス数が下がっています。300億円寄付の際のメディアの露出度と比較すると、今回の一面記事の露出度はかなり小さいので単純に比較するとかわいそうですが、それでもアクセス数の増加は特に見られませんでした。。。。

これを持って今回の広告が効果が無かったとは言いませんが、300億円寄付に比較するとそこまで深い興味に繋がらなかった可能性が高いとは言えそうです。。。

* 誰に向けた広告なんだろう??
こうして分析してみて気になったことがあります。
みなさんは、上記の広告を見てどう思われましたか?

そもそも、この広告は誰に向けた広告なんだろうか?というのが私の第一印象でした。

通常、広告は「自社を誰かに知ってもらうため」であったり、はたまた「商品を誰かに知ってもらうため」に出します。

誰かというのは、新規人材であったり、お客さんであったり、はたまた取引先で会ったりします。

前回の記事でご紹介した昨年10月の広告のケースでは、新規人材に向けたものであると考えることができます。

では、今回の
この広告は誰に向けたものなのでしょうか?

今回は夢発電を強くアピールしています。そのことから単純に考えるとお客さんに向けたものであろうと思います。まずは、お客さんに向けた広告であると考えて、今回の広告の感想を書いてみたいと思います^^

一条工務店のケースで考えるならば、知名度が低いことが問題と思うので、「一条工務店を知らない潜在的顧客」に向けた広告と考えるのが普通でしょう。

そう考えたとき、今回の広告は良い広告になっているでしょうか?

私は、今回のこの広告は潜在顧客に向けたものとしては「いまいち」だと思います。

理由を書かせていただきます。

* タイトルが悪い
新聞広告において一番重要なものは「コピー」だと思います。この場合は記事の「タイトル」です。

今回の広告のコピーは「一条工務店『夢発電』システム エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞受賞」となっています。

この何が悪いのか?

先ほど書かせていただいたように、一条工務店が広告を行うならば、その相手は「一条工務店」も「夢発電」も知らないが、今後家を建てたいと考えている人に向けて広告を打つべきであろうと思います。

広告を行いたい相手は「一条工務店」も「夢発電」も知らないのです。

その相手に対して「一条工務店『夢発電』システム エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞受賞」と書いても、意味が分かるのは「国土交通大臣」くらいなもので、ほかの言葉の意味がわからないのです。その意味で今回の全面広告はタイトルが悪いと思いました。

* コピーをどうすべきだったのか?
このキャッチコピーでは、すでに展示場に足を運んで、一条工務店を知っている人、夢発電について知っている人、以外は興味を持たないと思うのです。

では、どうするべきであったのかを考えてみたいと思います。
・ ターゲットを絞り込む
夢発電をメインに持ってくるならば「太陽光発電」に興味を持っている人にアピールする。
・ 夢発電の良さを知ってもらう
夢発電と通常の太陽光発電パネルの購入の違い、を知ってもらうようにする。

という2点が重要と思います。そう考えていくとおのずとキャッチコピーの方向性は絞られていきます。

夢発電も一条工務店も知らない人に向けたアピールを行うわけですから
「初期費用ゼロで誰もが大容量のソーラーパネルを気軽に載せられる社会を作る企業、一条工務店、夢発電システム~エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞受賞」
としたり、
「家を建てる全ての人にソーラーパネルを初期費用ゼロで提供
一条工務店~夢発電システム:エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞受賞」
のような感じが良いように思います。

もう少しターゲットを絞り込んで、太陽光に強い興味を持つ人にアピールするならば
「全量買い取り制度を誰もが気軽に使える社会を実現するハウスメーカー」
であったり、
「20kWのソーラーパネルを個人が気軽に載せられるハウスメーカー」
などのキーワードを入れても良いかもしれません^^

もっと言ってしまえば
我が家は0.2メガソーラー

個人住宅にメガソーラーの実現を目指して
なんていう方がわかりやすいような気がします。
あ、コピーにセンスがないのは私のセンスのなさですので、最終的なコピーについてはコピーライターに考えてもらえばよいと思います^^;;

「木造戸建棟数業界X位」のように大きな企業なんだよ、ということを知ってもらう必要もあるでしょう。

一条工務店を知らない人に一条工務店って言うのはハウスメーカーで、しかも結構大きな会社なんだよ、ということを知ってもらえるように紙面を作るべきと思います。さらに、その一条工務店って言うのは「太陽光発電を載せるのっが得意そうだ」という認識を持ってもらうようなコピーを作った方が効果が大きかったのだろうな~と思います。

* 文字が多い!
もう一つ、これは良いか悪いか難しいところですが、少し文字が多すぎるように思います。(こんな長文ブログを書いている私が言うのも何ですが^^;;)

確かに、今回の一条工務店の広告のように、文字が多い広告というのはあります。
しかし、一条工務店が見て欲しいお客さんに向けた広告としてはいまいちと思うのです。

一般に、文字が多い広告の特徴は「健康食品」、「介護」のように高齢者に向けた広告などに使われる手法と思います。

これらの人は比較的ゆっくりと新聞を読むことができるため、文字が多い広告を好むのだろうと思います。

一方、一条工務店の主たるお客さんは「家を建てる夫婦」です。一般には30代くらいが多いのではないでしょうか?これらの人たちは、仕事が忙しく、新聞をゆっくりと読むことは難しいです。
そうなると、タイトル等で自分の欲しい情報だけを拾い読みするという読み方になります。その意味でもキャッチコピーというのは重要なわけですが、仮にコピーで興味を持ってもらっても、文字が多すぎるとどうしても読んでもらえなくなってしまいます。

例えば、同世代が購入する車の広告をご覧になってみてください。文字は非常に少ないです。
または、積水ハウス、ダイワハウス、住友林業等新聞広告を多く出しているハウスメーカーの広告も文字数は少ないです。

これは素人の推測ですが、これらのメーカーはいずれも30代男性という仕事で忙しい人を想定した広告を作っていて、そのために文字数を極力押さえ込んだ広告作りをしているのだろうと思います。

そういう意味で、今回の広告が潜在顧客向けの広告であるならば文字数が多すぎるように思いました。

* 一条工務店って何の会社?
今回の広告を読んでの感想としては、夢発電って何なんだろうというのは何となく分かりました。
しかし、結局一条工務店って何の会社なんだ?という疑問が残る広告のように思います。

 

一条工務店をしらない人が今回の広告を読んだら、一条工務店って言うのはソーラーパネルメーカーかその施工会社なのかな?と思うように思います。

もしも、今回の広告がお客さんに向けたものであるならば、一条工務店が得意の「家は性能」というキーワード、光熱費を押さえた住宅をアピールして、+αとして夢発電をプッシュする形の広告作りの方が効果的なのではないかな?と思いました。

* 顔写真はなんのため?
今回の広告で気になったのは、社長さんと役員の方の写真が掲載されている点です。
一般に「人」を掲載して、その信頼性を高めるという手法は良くとられる手法と思います。

しかし、それには情報が足りません。。。

社長の宮地さんの経歴を見ると、慶応大学卒業、三和銀行入行、スタンフォード大学でMBAを取得し、その後コニカミノルタホールディングス社長、現在は一条工務店社長というエリートコースを進まれてきた方です。

私が記事を作るならば、このような「超エリート」が社長を務めている会社であるという点を、嫌味にならないよう注意しつつ強くアピールすることで企業としての信頼につなげるようにするとおもいます。そして、社長さんが何を考え、どんな社会を作りたいか、そのために一条工務店は何をしているのか?そういった視点で紙面を作った方が「興味」と「信頼」につながるように思います。

「人」をお客さんにアピールするためにはそういった情報が少なすぎます。

* もしかして今回の広告には別の意図があるのかな?
広告を見ての感想としては以上のような事を考えましたが、ここまで書いてきて思ったのは、私の意見はそもそも的外れなものではないかと思っています。

果たして今回の広告は「一条工務店を知らないお客さんに向けた物なのだろうか?」というのが気になりました。

というのも、「一条工務店を知らないお客さん」に向けた広告としては、どうも納得できない部分が多すぎます。。。というか、できが悪い。

そこで、今回の広告は別の使い方を想定したものではないだろうか?と思ったのです。すぐに思いついたのは今回の広告は「展示場に来たお客さんに配る」という使い方を想定したものではないかと思いました。

そうであるならばある程度納得がいきます。

一条工務店の展示場に来て、営業さんが一通り説明を終えた後、お客さんは「でも一条工務店なんて聞いたことないしな~」とか「夢発電は聞くと良い話しのように思えるけど聞いたことがないハウスメーカーだし信用できるのかな~?」と感じているだろうと思います。

そこに、「一条工務店は日本経済新聞に全面広告でこのような記事を出しています。新聞社の広告というのは審査が厳しく、いい加減なことは書けないのですが、このような形できちんと掲載されていますよ~」と説明を受けたら、どう思うでしょうか?

多くの方は新聞の全面広告が非常に高額な広告媒体であることを知っていると思います。お客さんとしては「日経に載っているのだから大丈夫かな?」と思うのではないでしょうか?

このような使い方であれば、文字の多さも納得がいきます。既に営業さんから詳しく説明を受けていて、そこで説明された内容と同じ内容が新聞に掲載されているのを読んでもらうことで信頼性を高める効果が期待できます。また、一条工務店や夢発電に強い興味を持っているのですから、文字数の多さはむしろ喜ばれます。

ということで、今回の記事はおそらく展示場や工場見学に行くともらえると思います^^;;;

で、もしもそうならば、本当に一条工務店は「広告をしない会社」をやめたんだな~と思いました。だって、日経の全面広告を配布しておいて「一条工務店は広告宣伝費にお金を掛けません」なんて説明されたら思わず突っ込みたくなっちゃいますからね^^;;;

* ってか、この広告はお客さんに向けたものではない?
まだどうも釈然としません。
ここまで、さんざんなことを書いてきたわけですが、そもそもこの広告が「お客さんに向けた広告」と理解しようとするからおかしいように思うのです。

そもそも、この広告はお客さんに向けたものではないのかもしれません。

じゃあ誰に向けた広告なんだよ?

・ この広告が日経に掲載されている点
・ 役員の方の顔写真が掲載されている点
・ ハウスメーカーよりもメガソーラーのような変にキャッチーな内容であること
の3点から、これはおそら「学生」に向けた広告であろうと理解しました。

そもそも、本当に多くのお客さんに一条工務店のことを知って欲しいと思うなら、日経ではなく、読売新聞、朝日新聞などの方が効果が高いように思います。

ちょうど、現在は就職活動が開始されたばかりの時期です。そして、なぜか?就職活動をする学生は日経を読むことになっています^^;;

家を建てようと思う私達でさえ、一条工務店のことを知らない人が多いわけですから、大学生などは、実家が一条工務店で家を建てたのでもない限り一条工務店の事など知っているはずがありません。。。

ですから、今回の広告は学生に知って欲しいという気持ちで日経に広告を出したのだろうと思いました。

そして、私がお客さん向けの広告と考えている際に、違和感を覚えたのは役員の方の顔写真です。
社長さんの顔写真はまあ理解できます。しかし、お客さんにアピールするのに役員の方の顔写真はほとんど無意味です。というか、正直「おっさん二人の顔写真^^;;」に顧客は興味を持ちません。。。

しかし、新卒学生に取っては、社長以外の「将来の上司」に当たる人ですから、興味がある人物でしょう。

さらに、当初、「メガソーラー」にも強い違和感を覚えました。先日のコメントでもいただきましたし、今回の広告は「一条工務店がハウスメーカーであることを隠している」ようにさえ感じたと書きましたが、これも納得がいきます。

学生というのは良くも悪くも流行り物に飛びつく傾向があります。メガソーラー事業のような最先端?の事業を行う会社で働きたいと思うかも知れません。

しかも、「建築会社」というとどうも3Kのように感じて敬遠する優秀な人材も、メガソーラー事業のようなカッコイイ事業なら自分もやってみたいと思うかも知れません。

そう考えていくと、今回の広告の目的は「就活中の学生」に一条工務店のことを知ってもらうことが目的なのだろうと思いました。

そして、ついでに潜在顧客が興味を持ってくれたらラッキーくらいの感じなのではないでしょうか?さらには、工場見学等で使って一度の広告で何度もおいしい広告を狙ったのかも知れません。。。

ただ、これは個人的な感想ですが、学生に知って欲しいならもっと若い人の活躍を書いたら良いのにな~などとも思います。。。

私のイメージでは一条工務店って、若いうちから比較的責任のある仕事を任せられる会社のように思うのです。今回広告に掲載されているメガソーラー事業にも若い人が関与しているのではないでしょうか?そういった人をピックアップした方が学生受けは良いのにな~など思いました。

また、そう考えた場合でもキャッチコピーにはもっと工夫があってよいと思います。また、せっかく2000万円以上のお金をつぎ込むのですから、住宅についてであったり「家は性能」というキャッチコピーなどをうまくちりばめて、他とはちょっと違うハウスメーカー路線をアピールするのも良いのにな~とも思います。

以上、日経全面広告に対する、私の感想文でした\(^o^)/
また長文になってしまいました。。。