防犯対策Part3:SECOMにするALSOKにする??値段公開&警備保障会社の選び方

こんばんは。さすけです\(^o^)/

家を新築するに当たり、家の防犯を考える上ではセコムやALSOKなど警備保障会社との契約を考える方も多いかと思います。

何となく値段が高そうだな~とか、効果があるのかな~なんて不安になります。

ネット上で見ていると金額については色々書かれているのですが、大抵の場合はセンサー1個いくら、のように紹介されていて、自分の家にはいったいいくつのセンサーが必要なのかがわからないために金額がよく分からなかったりしますよね。。。私はわかりませんでした^^;;

ということで、今回は我が家を例にしてセコムと綜合警備保障の2社について考えてみたいと思います\(^o^)/

あ、毎回の事ですが、我が家がどのような警備保障会社と契約しているのか等については防犯上の理由から書くことができませんのでその点はご了承くださいm(_ _)m

我が家を例としてご紹介しますが、実際とは異なる部分もあり、あくまで私個人の考え、一般論を述べていると思っていただければと思います。金額は現実の価格ですので、ご安心ください^^(ただし、金額は2011年当時の金額ですので現在とは異なっている可能性があります。)

警備保障会社の見積書

まずは、セコムとALSOKからもらった見積書を確認してみたいと思います!

両社からもらった見積書には、我が家の図面にどのようなセンサーをどの位置に設置するのかについての提案も含まれています。これについては公開できませんのでご容赦ください。。。

我が家は延べ床面積約42坪の総2階建てです。両社ともに、間取り図を示して「フル装備」でとお願いして、最初に出してくれた見積書になります\(^o^)/

両社とも5年間の契約が基本となっています。

セコム(SECOM)の見積

セコムからもらった見積書は以下の通りです。

WS000721

買取システム料金が55万円、月額料金が4500円でした。

はじめてもらった見積だったので、正直ね、、、結構するな~と思いましたよ^^;

綜合警備保障(AKSOK)の見積

続いて綜合警備保障(ALSOK)からは2種類の見積書が出されました。1つは有線プラン、もう一つは無線プランでした。

有線プランと無線プランではシステムの買取金額が異なりますが、月額料金は同じです。

WS000724

有線プランは初期費用が48万円、月額料金が3000円となっていました。

WS000725

無線プランにすると、月額料金は変わりませんが初期費用が 44万円と、有線プランに比べると約4万円お得になります^^

ただし、無線プランの場合は全てが電池で動作することになりますから電池交換が必要になります。電池高感じ対はALSOKが実施してくれますので、特に追加費用負担は必要ないとのことでした。そういう意味で有線でも無線でも手間は同じです。

セコムは初回見積では有線での提案となっていましたが綜合警備保障と同様、無線による提案も可能です。

有線 or 無線?

有線プランと無線プランがあって、なんとなく値段も安いし、電池交換もセコムや綜合警備保障がやってくれるなら無線で決まりじゃない?と思われるかも知れませんが、新築の場合は有線がお勧めです。

理由は機器自体の価格は有線の方が安いため、将来機器の追加や変更をする際は低コストで行える事、そして、見た目を綺麗に施工することができるとのことでした。

無線の場合はどうしても個々の機器にアンテナが必要になりますが、有線の場合は壁内に配管を通して配線することで見た目を損なうことなく配線が可能です。

このあたりは新築ならではですね^^

有線だと線を切られたりしない?

この辺はセコムや綜合警備保障の営業さんと相談すればより良い提案をしてくれると思いますが。線を切られないためにするためには壁内に配線をすることがもの凄く重要になります。壁にケーブルを這わせていたら・・・そりゃ切られますよね^^;

なので、設計段階での打ち合わせが非常に重要になってきます。

高いな~

セコムも綜合警備保障も、ファーストインプレッションとしては、高いな~と思われると思います。高いのは高いですが綜合警備保障の見積書には未記入の「出生値引き」という項目があります。。。。そういうことです。

ただね。ぶっちゃけ、セコムの方が高いです。でも値段だけで選ばず最後まで読んでいただければと思います^^

警備保障会社の契約方式は2種類でも実際は一択

セコムも綜合警備保障も、契約の方式は買取契約とレンタル契約の2種類あります。

新築の家に取り付けるならば「買取一択」と思って良いと思います!

私自身は口頭で値段を確認しただけですので、記憶が定かではありませんが、綜合警備保障の場合でレンタルにすると月額1万円程度になったと思います。

月額3000円が1万円になると言うことは月々7000円を機器台として支払っている事になります。年間84000円、契約期間の5年でちょうど機器台(約45万円)がペイできる金額です。

確かに、レンタルであれば初期費用は掛かりませんが、5年が経過してもその後もレンタル台は下がりません。。。5年ごとに機器をリプレースできてしまう金額を長期間払うことになるため、新築のように長期間住むことを想定する場合は買取以外の選択肢はないと思います。

例えば、中古住宅や既に住んでいる家に取り付けていて5年以内に家を建て替える予定があるようなケースではレンタルを選択するのも有りですが、そうでない限りは買取を選択するのが妥当と思います。

ホームセキュリティ会社の選び方

新築時に警備保障会社から見積をとる方法は2種類あります。

1つは一条工務店等のハウスメーカーの営業さんを通じて依頼する方法です。

もう一つはネットなどを通じて自分で依頼をする方法です。

営業さんを通じて依頼する方法であれば、間取り図の受け渡しを営業さんがやってくれますから楽ちんです。んが、個人的には自分で依頼することをお勧めします。。。

こう言う言い方は正しいかわかりませんが、営業さんから仕事をもらって対応するのと、お客さんから直接問合せが来て対応するのでは、ね。。。やっぱり本気度というかやる気が違ってくるんじゃないかな~と思うのですよ。。。

自分で見積を取った後に、セコムや綜合警備保障の営業さんを、一条工務店のハウスメーカーの営業さんに紹介して、細かな手続きを依頼してしまえば手間は変わりません。

実際、我が家の場合は営業さんから見積を取った会社と直接自分で見積を取った会社の2社がありましたが、これは警備保障会社の営業さんの資質の問題の可能性も大いにありますが、、、かなり対応が違ったという印象があります。

問合せはいつがベスト:問合せのタイミング

問合せをする際には、間取り図があれば間取り図のPDFファイルを準備しておいて、連絡が来たら先方にメールで図面を確認してもらって提案を受けるのが良いと思います。

間取りが完成していない段階であれば、プロからアドバイスを受ける意味でも早めに連絡をして、現在の間取り案についてアドバイスをもらうと言うのも良い手と思います。ちなみに我が家は間取り図が非常に初期段階で問合せをしたため、このときのアドバイスがかなり参考になりました。土地が決まっていない状態であれば、希望する地域についての治安情報なども教えてくれます。

ちなみに既に建築中での相談になった場合は、ハウスメーカーが途中で配管などを増やしてくれるようでしたら対応可能ですが、一条工務店の様に家を建て始めると途中変更が利かない場合には、建築後に無線で契約するしかなくなります。せっかくの新築であればどんなに遅くとも打ち合わせ段階では打ち合わせをすることをお勧めします。

結局、いつがベストというよりも、その時々で私達顧客の側は営業さんが持つ知識を活用させてもらうことができると思います^^

警備保障会社の営業はどんな感じ?しつこい??

結論から言うと我が家の例については、全くしつこさはありませんでした。

これは我が家の例ですが、セコムも綜合警備保障もネット上から連絡をすると翌日までには電話等で連絡が来ました。そして、現在の間取り等をメールで送って、先方で大一案を作成してもらい、実際に家に来てもらって詳細な話を聞くという感じになります。

当然2社を比較検討すれば確実に1社は断らなくてはいけないのですが、しつこい引き留めのようなことは全くありませんでした。。。というか、見積を依頼して実際に家に来てもらって話を聞き、打ち合わせをして、お礼のメールをしたらその後特に連絡はなく、、、こちらも連絡をしなかったら建築打ち合わせがかなり進んだ状態で2回ほど電話による状況確認の連絡があり、その際にお断りをして終わりという感じでした。。

そういう意味で、サッパリした営業というイメージです。両社とも、あくまでこちらからの連絡待ちのスタイルで、積極的な営業というものは特にありませんでした。

打ち合わせはどうやって進めるのが良い?

電気工事の打ち合わせが近い場合や、一人で話を聞くのが不安な場合は一条工務店との打ち合わせ日程と同一日程に警備保障会社との打ち合わせを入れることで、話がスムーズになります^^

実際に契約となれば、素人の私達が伝達形式で話をするのでは無く、設計さんと警備保障会社の営業さんに直接話をしてもらった方が絶対に話がスムーズですし、間違いがないのでお勧めです。まず1回目は警備保障会社の営業さんと会って見て、印象と金額をつかんで、どの会社にお願いするか決まったら1度は設計打ち合わせに出てもらうことを強くお勧めします。

ホームセキュリティーシステムを有線で導入する場合はCD管の施工が必須になりますから、どの位置にどのような配管が必要になるかは一条工務店などのハウスメーカーの設計さんと警備保障会社の営業さんに同席してもらって打ち合わせをした方が良いです。

警備保障会社を選ぶ上で重要なポイント!!値段だけで決めない!

正直ね、値段だけで言ったらセコムと綜合警備保障なら綜合警備保障の勝ちですし、そもそもこの2社よりも安い警備保障会社はたくさんあります。。。

基本的なセンサーの配置や種類が同一で値段が異なるなら、値段の安い方を選びたくなるのが人情です。しかし、ちょっと待ってください。

警備保障会社に求めるサービスで最も重要なことは「万が一の際にすぐに駆けつけてもらうこと」です。

センサーで家は守れません!

私達が警備保障会社に求めるのは「優秀なセンサー」ではありません。これは私も含めて勘違いをしてしまいがちと思っているのですが、警備保障会社が提供するセンサー類はあくまで、防犯のための手段に過ぎません。センサーはあくまで「万が一」を迅速に把握するための手段に過ぎないのです。単にセンサーが検知をしてブザーを鳴らすだけであれば、警備保障会社に毎月お金を払って契約する必要はありません。そもそも、一条工務店の家であれば防犯ブザーが標準で付いています。

では、なぜ毎月お金を払ってまで警備保障会社と契約するかと言えば、万が一センサーが異常を検知した際に「人が駆けつけてくれる」ということに尽きると思います。

そして、私は、警備保障会社を選ぶ際に最も重視するべきは迅速に駆けつけられるかどうかだと思うのです。

セコムも綜合警備保障も「警備員待機場所」というものがあり、何かが起こった場合にはその待機場所から家に駆けつけるのが基本です。

もちろん、両社とも常に車で巡回をしており、近くに警備保障会社の車がいればその車が駆けつけてくれますが、それは偶然に頼ることになってしまいます。

両社ともこの拠点数は公開されており、2014年3月現在では、セコムが2830カ所、綜合警備保障が2100カ所以上となっています。セコムの方がやや多くなっています。

お~、値段はちょっと高いけどやっぱりセコムにしとくか!、、、ってちょっと待ってください^^;;

そうじゃないんです。この待機場所(拠点)というのは固定された場所になります。そして、これらの拠点については防犯上の理由からどこにあるのかは公表されていません。自宅の近くに待機場所があるか、最寄りの待機場所から自宅に駆けつけてもらうのにどの程度の時間が掛かるかは両社に問合せをして営業さんから聞くしか知る術がないのです。。。

ですから、もしもホームセキュリティーの導入を考えている場合には、どちらかが有名だからとか、安いから、という理由で選ぶのではなく、自宅の近くに拠点があるか?そしてその拠点から自宅まで駆けつけるのに何分の時間がかかるのか?ということを確認しておくことが重要です。

警察のようにサイレンを鳴らして走行できない以上、概ね15分程度の位置に拠点があれば良いと言うイメージと思います。拠点から30分かかりますというのではやはり遠すぎます。。。

拠点の位置は公開されていませんが、空き巣犯は尾行するなどして拠点の位置を把握していると思っておくべきと思います。拠点からの距離が30分では、悠々と仕事をして逃げられてしまいます。。。ですから、拠点の位置を必ず確認してから契約するようにすることを強くお勧めします!!

セコムへの見積依頼

セコムに見積を依頼する場合はこちらからどうぞ!

画面一番下に「見積依頼」があります。

綜合警備保障(ALSOK)への見積依頼

綜合警備保障(ALSOK)への見積依頼はこちらから!

無料パンフレット申し込みをクリックすると、「見積を希望」というチェックボックスがあるのでここにチェックを入れれば見積をしてもらえます。

防犯とは関係ないけど打ち合わせを進める際に注意しておきたいこと1点!!:ルンバ!!

ちょっと防犯とは話がそれますが、もしも現在、そして将来ルンバなどのお掃除ロボットを使用する予定がある方には注意が必要です。

セコムもALSOKも室内センサーがルンバを感知してしまうことがあるそうです。ルンバを感知しないように設定することが可能ですので、ルンバを使用する予定のある方は営業さんに伝えておくことをお勧めします^^

警備保証会社との契約で完璧だね!

ホームセキュリティーの契約もしたし、これで自分の家は完璧だね!と思われた方はちょっと待ってください。。。警備保障会社を押しておいて何ですが、警備保障会社と契約したから完璧、防犯フィルムがあるから安全などと思わないようにすることが重要と思います。

警察庁が空き巣犯に行ったアンケート結果のうち「空き巣をあきらめた理由」についてのアンケート結果が非常に興味深いです。

WS000716

こちらは、空き巣犯が「空き巣をあきらめた理由」についてのアンケート結果です。

誰かから声を掛けられたというのが最も大きな理由となっていますが、こればかりは運によるところが大きいです。続いて補助鍵、セキュリティシステムなどが続きますが、これで侵入をあきらめたと答えている空き巣犯はたった1割程度に過ぎないことがわかるかと思います。

警備保障会社意味ないじゃん!!

と思うかも知れません。。。そこで先日の最後にご覧いただいた「空き巣犯が侵入をあきらめる時間」を思い出してください。

WS000715

この結果から、5分掛けても空き巣に入れない家では約7割の空き巣犯が侵入をあきらめます。さらに、10分であれば90%以上の空き巣犯が侵入をあきらめて逃げていきます。

住宅の防犯として警備保障会社に頼ることなく5分間耐えることができれば7割の空き巣犯が侵入をあきらめてくれます。しっかりとした防犯フィルムであれば侵入に5分以上掛かるように設計されています。侵入に5分かかり、家の中を物色するのに5分はかかるとすると合計10分の時間が掛かることになります。

警備保障会社が異常を検知してから自宅に駆けつけるまでに15分かかるとすると、逃走に5分の猶予を与えてしまい、これでもまだ不十分です。

そこで、引き違い窓には2重に鍵を準備することで防犯フィルムを貼った窓を1カ所貫通して鍵を開けられる状態にするのに5分掛けさせ、もう1つの鍵を開けるのにやはり5分かかるようにすれば、侵入までに10分の時間を稼げます。この時点で9割の空き巣犯は逃走します。しかし、依然として1割近い空き巣犯はあきらめてくれません。。。

ここで、警備保障会社の登場です。待機場所から15分で駆けつけることができれば、10分以上の時間を掛けて侵入を試みる空き巣犯は、警備保障会社のどう見ても大学時代は体育会柔道部かラグビー部に所属していたとしか思えない警備員と対峙するはめになってしまいます。。。

逆に言えば、セコムやALSOKの待機場所が自宅から30分以上離れた場所にしか無いようなケースでは、警備保障会社との契約は防犯上ほとんど意味が無い可能性がたかくなりますので、防犯以外の火災や急病時の対応に価値を見いだせない場合は別の方法を考えた方が良いように、個人的には思います。

空き巣犯もそんなことは望んでいないと思うので、長時間を掛けて侵入するタイプの空き巣犯はセコムやALSOKのシールを見れば、その家への侵入をあきらめると思います。。。また、警備保障会社が何のもんじゃい!という血気盛んで無謀な空き巣犯には警備保障会社のシールは意味を成さないかも知れませんが、防犯フィルムや2重鍵によって侵入までの時間が掛かりそうだという風に思われることで侵入を未然に防いでくれる可能性があります。

防犯に関しては1つの対策で安心、ということはなく、複合的な対策が重要なのだと思います。

防犯ガラス+警備保障会社のように複数の対策を有機的に組み合わせることで、単一では効果が無かった対策に、強い抑止効果を持たせることが可能になると思います\(^o^)/